はじめに
「コミックREX」2017年7月号を買ってから、はや半年が過ぎました。
遂にコミックス化です。
TVアニメ「THE IDOLM@STER」の前日譚となる物語「朝焼けは黄金色」の感想記事です。
感想
小鳥が主人公のお話で、彼女と高木順二朗の出会いから物語は始まります。
まさに最強コンビ。
アニメそっくりの絵を描き続けるまな先生の画力は、今作でも健在。
高校生の小鳥が非常に可愛いです。
脚本は、前作から引き続き高橋龍也先生が担当。
アニメ版に繋がる世界観を下敷きに、バンダイナムコ監修のもと、今まで不明だった小鳥の過去を丁寧に描き出してくれています。
作画も脚本も漫画として安心して読める高いレベルにあります。
さて、物語の核となるのは、小鳥の母ですね。
音無琴美。
順二朗が見出し、プロデュースしたアイドル。
TVアニメ21話でちらっと出て来た小鳥の母に遂にスポットが当たりました。
今作は、琴美が重要なカギを握っていそうです。
黒井もサブプロデューサーとして関わっており、どうも大きな事件があった事が示唆されています。
彼女は何故アイドルを辞めたのか?
琴美と順二朗との間に何があったのか?
少しずつ判明していくのでしょう。
琴美の件が切欠で、黒井の価値観が変わったように思えるので、今後小鳥を巡る物語の中で、決定的に順二朗と黒井の間に亀裂が入るのかなと。
その辺も注目ポイントですね。
順一朗
アニメでは出て来なかった順一朗。
劇場版パンフレットに「前社長」という紹介があったので、無かった事にはされてない人物。
彼が、今作では出てきそうです。
というか、声だけなら登場しました。
彼の言う新事務所というのが、765プロなのでしょうか。
気になりますね。
順一朗の存在も今後見逃せない点になりそうです。
小鳥はアイドルになるのか?
ゲームはやってないんですが、ゲーム内で「アイドルといえば、アイドルだったかも」という発言があったようです。
この台詞を踏襲した設定になるんでしょうか。
微妙な言い回しですが、小鳥はアイドルになるのかな?
琴美の芸能界引退の理由如何によっては、自らその道を嫌いそうな気もしますが。
うん。
やっぱり全ての焦点は、琴美の引退理由になりそうです。
順二朗や黒井が変わったのも、2人の確執の始まりもそこが起点になっていそうなので。
一体なんなのか。
想像出来ないから、非常に先が楽しみですね。
終わりに
長編ならではの謎と伏線が散りばめられており、非常に先が楽しみです。
安定した画力と安心して読める脚本に彩られた小鳥の過去。
アニメ版「THE IDOLM@STER」を楽しんだプロデューサー諸氏には、必読の漫画であることは間違いないでしょう。