「となりの関くん」 関くんの席が最後尾の窓際になった理由を考察

はじめに

「となりの関くん」の1巻を買ってみました。
くだらなすぎて、クセになる面白さですね。
思わずクスッとして、微笑ましくなる。そんな漫画です。

という事で、今日はこの漫画について。
関くんは、何故横井さんの左側の席なのか?
これについて考えてみます(笑

クラスの構成

考察に入る前に、関くんと横井さんの座席を確認しておきます。
クラスの構成は1巻だけでは不明ですが、そこは何となくで推測してみます。
コマによっても違って見えるのですが、取り敢えず以下のコマから縦5列以上である事が窺えます。

縦6列である根拠が無い為、一先ず縦は5列であるとします。

横列については、縦以上にはっきりとしたコマが無く、こちらも少なくとも5列以上。
1巻の最後に収録されている15時間目で、検証してみます。
このお話は、音楽室でのエピソードである為、あまり意味が無いかもしれませんけれど、クラスの人数は大体把握できるかなと。

細かく見ていくと、この音楽室では、横6列で座席に着いている事が分かります。
廊下側から女・男・女・男・女・男の6列となっています。
ここで推測を交えますと、関くんと横井さんの席は教室と同じ事から、音楽室と教室の机の配置はまんま同じであるのではないかとします。

つまり、彼らのクラスは男女15人ずつの計30人。
横6列縦5列の、やや横幅の広い配置にそれぞれ座しているのではないかと考えます。
図で表すと下のような感じですね。

横列より縦のほうが少ないというのは、ややおかしいですし、2巻以降を読めばはっきりと「違う」と分かるかもですが、まあ「正しさ」はあまり求めていない為、これで話しを進めます。

最後列に配した理由。

では先ず一番後ろの席に2人が配置された理由に関して。
想像出来る理由は2つかな。

1つ。
先生の目から、関くんの遊びを「見えなくする」為。
これは単純な理由ですね。
とはいえ、通常教卓からは教室の全てを見渡せるため「一番後ろだからバレない」という理屈は通じません。
だけれど、気持ち的には一番安全な場所ですよね。心理的に。

2つ。
他の生徒に関くんの遊びを見せない為。
この作品は、関くんの遊びに、ただ一人気付いている横井さんが様々なリアクションをする姿を微笑ましく眺める漫画…だと思っております。
非常に限定的で閉鎖的なシチュエーションコメディであり、普通だったら成立しえない状況な訳です。
いくら一番後ろの端に座っているからと言って、横井さん以外の生徒が介入してこないなんて考えにくいですから。
とはいえ、これも先程と同じで「一番後ろに座っているから気付かれていない」と言われれば、なんだか納得してしまう。

以上より、関くんが一番後ろの列に座るには、それなりの理屈があるとも言えそうです。

隅っこに配した理由。

次に、窓際の列になっている理由に関して考えてみます。
これは、廊下側から女子の列、男子の列と交互になっていて、窓際が男子の列だから…というのが最も合理的に納得いく理屈な気がします。

また、端っこになった理由も「最後列に配置した理由」と同じですね。
例えば、真ん中辺りの最後列に関くんがいた場合。
その片側は横井さんになるのでしょうが、反対側は違う生徒が座ることとなります。
そうなると、その生徒が関くんの遊びに気付かないのがオカシイという非常に都合の悪い事となります。
従って、関くんの席は、一番後ろの端っこに必然的に納まる訳です。

これより、関くんがクラスの一番後ろの端っこ。窓側の隅っこになったと思われます。
が、この配置は、逆でも良かった訳ですよね。
関くんの席が廊下側の後ろ隅。
廊下側から男子、女子…となり、窓際は女子の列であっても問題は無いわけです。

何故、そうでは無いのか…。
続いて、横井さんに焦点を当ててみます。

関くんが横井さんの左側にいなければならない理由。

横井さんは、関くんの右側の席になっています。
何故なのか…。
これにもきちっとした根拠があって、関くんの右の席に決まったのではないでしょうか?

この疑問の解を得るために、「人間の本能」に注目してみました。
人間(含め動物)は何よりも急所を本能的に守ります。
脳とか心臓とか。

そんな急所の一つである心臓ですが、多くの人は体の真ん中からやや左側にあります。
その為か、人間は利き目に関わらず左方向に注意が向きやすいという性質があるようです。
左側からの攻撃に備えて、心臓を守るという心理でも働くのでしょうか?
医学的には、証明もされておらず根拠の不明な事らしいですし、全ての人がそうであるかどうかまでは分かりませんが。

横井さんが関くんの行動に注視してしまうのは、そういった本能からなのかもしれません。

また、やはり心臓の位置関係的に、人間は守りたいものを左に置きたがる本能もあるようです。
横井さんと関くんの関係も、観方を変えると「横井さんが関くんを守っている(守ろうとしている)」とも取れます。
先生から注意されないように、関くんの遊びを止めさせたいという気持ちがあるようです。
先生から守りたい…。だから、横井さんの左側に関くんが配置されているとも考える事が出来そうです。
(授業に集中したいという気持ちの方が断然大きそうではありますがw)

このように横井さんに焦点を当てると、関くんの席は、横井さんの左側の方が具合が良さそうなのです。

以上より、関くんの席は、一番後ろの廊下側ではダメという事ですね。
これだと関くんは横井さんの右側に来てしまうので。

まとめ

以上長々と書いてきましたが、まとめますと、関くんの席は最後尾の窓側しか有り得ないという事ですね!!
さて。
ぶっ続けて読み通す作品では無いと思っている今作。

思い立った時にふらっと購入して、少しずつゆっくりと楽しんでいこうかなと思っております。

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