この記事は
2021年冬アニメの総括です。
ネタバレあります。
はじめに
遅ればせながら全ての視聴中アニメを最終回まで見ましたので、恒例となりました総括記事を書きます。
よろしくお願いいたします。
尚、「ワンダーエッグ・プライオリティ」は最終回が6月になった為、今回は外します。
ウマ娘 プリティーダービー Season 2
1期よりも断然良かった。
僕は競馬をやらないので、twitterで知ったのですけれど、概ね史実を基にして構成してたようですね。
それを知って、マジかと驚愕でした。
3度の骨折からの奇跡の復活劇とは、まさに「事実は小説よりも」を字で行く圧巻のドラマ。
トウカイテイオーが立ち直るまでを描いた第10話。
そして、奇跡の大復活を成し遂げる第13話。
この2本は、今期アニメの中でもトップ5に入る出来。
先ず10話。
それまでギャグ要因でしかなかったテイオーの自称ライバル・ツインターボの布石が、ここに来て遂に結実。
史実通り、テイオーの正真正銘のライバル・マックイーンを破ったライスシャワーに圧倒的大差をつけて勝つターボ。
「史実なんて知らなくてもターボの頑張りと強さは明らかだし、史実を知ってると構成の妙に圧倒される」という極まったシナリオ。
こんなの見せられたら折れていた心も復活するよねと心から思えるすんごい回だった。
そして13話。
マックイーンの病気も史実なのね。
走れなくなったライバルの為に挑む復活のレース。
錚々たる顔ぶれの中、人気的には負けていたテイオーが、ターボと同様のド根性を見せて終盤にビワハヤヒデを差し切る。
もうね、マックイーンの泣きの芝居が、涙腺を刺激しまくりでした。
号泣という言葉がぴったりの表情と大西さんの芝居。
熱すぎる展開に思わずもらい泣き。
一見冷たそうな見た目のラスボス・ビワハヤヒデが「頭の大きさを過剰に気にする」ギャグキャラだったりと、「悪人」がいないのも、爽やかな感動を生んでいましたね。
レース後にネイチャを先頭にライバル達がテイオーに抱き着くシーンとか、本当に良かった。
史実を知ってから見ると、また断然面白く見れるんだろうなぁ。
そういう意味でも繰り返しの視聴を前提としたアニメだったのかもしれない。
素晴らしかったです。
怪物事変
全話通じて、作画のクオリティが落ちなかったのは素晴らしかったなぁ。
安心して見ていられました。
お話に関しては、特段良かったということも無いのですが、しかし、退屈を覚えず最後まで楽しむことが出来ました。
というか、ここからが本番って感じで終わったのは残念すぎる。
これ2期ないんでしたっけ?
分割2クールだとどこかで見た気がするのですが、記憶の捏造か???
続きを見てみたいくらいには、毎週楽しく視聴しました。
五等分の花嫁∬
作画に関してはやや残念なカットも見受けられたのですが、概ね1期よりかは良くなっていたかな。
シナリオは原作をカットしつつも、綺麗に纏めれてたような気がします。
途中からどうやっても終わらないよなぁと思っていたら、案の定の続編制作の発表で一安心。
最後は、気合を入れての劇場版で締めが相応しいのかな?
媒体はまだ不明ですが、どうあれ最後まで見守る所存。
弱キャラ友崎くん
頑張って頑張って♪
DIALOGUE＋のOP主題歌「人生イージー?」がピッタリ嵌ってたなぁ。
思わずCD買ってしまったぜい。
さて本編感想。
原作3巻までを1巻あたり4話でアニメ化。
ラノベ原作アニメは、このくらいのペースが丁度良いよね。
とはいえ、全ての作品で採用できるって訳でもないだろうから、そこが難しいところ。
今作は運良くも3巻で「友崎が人生に対して自分の攻略法を導く」という結末にピッタリなお話だったので叶ったこと。
アニメ化を見越した上での策略だったのか、偶然だったのか。
前者なら策士だなぁとw
兎も角、綺麗な構成がまず良かった点。
1話感想時にも触れたようにキャラデザも好みで、そこまで大きく崩れることが無かったのも加点要素ですね。
総じて、いち原作ファンとして存分に満喫できました。
呪術廻戦
バトルシーンでぐるぐるとカメラを回すのが印象深かった。
まだCGが今ほどアニメに導入されてない頃の話なので、もう通用しないのかもですが、当時はこのような手法はとっても難しく、アニメーター泣かせだったとか。
どうしたって平坦な絵を立体的に見せる必要があるからなのか、360度全方向から描く必要があるからなのか。
絵が描けない僕には想像もつかないのですが、難しくてあまりやりたくないという話だったと記憶しています。
「ONE PIECE」3代目OP映像の時の逸話だったような違ったような。
現在の技術でどうなったのかは不明ですが、なんにしても「常に視点を移す」という「視聴者にとって状況の把握が難しい」カメラワークを多用しつつ、何が起きているのか分かりやすいアクションになっていたのは凄いの一言。
それと、初代ENDが好きでした。
たとえばラストダンジョン前の村の少年が序盤の街で暮らすような物語
最後までノリとキャラデザが合わなかったなぁ。
原作に準じていた気もするので、原作ファンにとっては最高のアニメ化だったのかもしれないですが。
それでも回を経るごとに慣れていって、最初の頃よりかは違和を覚えずに視聴を終えられました。
最終回が良かったというのもあるかもしれない。
Dr.STONE STONE WARS
ジャンプのアニメ作品の中でも、今作はやはり当たりの部類に入りますね。
演出と構成がこなれていて、きちんと「次回も見たい」と思わせてくれます。
原作既読なのに、引き込まれるのは流石としか。
3期にも期待大。
龍水のキャストが気になりすぎる。
のんのんびより のんすとっぷ
原作通りのラストを飾って、これにてアニメシリーズも完結ということかな。
まだまだ未アニメ化のエピソードが残っているのでやろうと思えば出来そうだけれど、綺麗に終われたので英断だったと思う。
多くの作品が、原作通りの最終回を迎えることが出来ない中で、しっかりと有終の美を飾れたのは、それだけで名誉だよ。
3期は、これまでで最も笑えたので、僕はその点でも大満足。
特に5話の破壊力よ。
腹がねじ切れるんじゃないかってくらい笑いまくった。
IKKOさん風に「わたしこまぐるみ～」って喋るの、マジ卑怯。
無職転生
物凄く丁寧に作られていたなぁというのが端的な印象。
原作は未読なのでどうか分かりませんが、アニメは杉田さんのナレーション（モノローグ）の使い方が上手くて、しっかりとキャラの心情が描写されていた点が秀逸。
転生もので案外無視されがちな「命を取ることの重さ」を扱っていたりして、転生前の引きこもり男の人生観からくるショックの大きさをリアルに描写できていた点も良かったなぁ。
後半戦も楽しみ。
あ、あと女性キャラが可愛かったのも良かったです。
約束のネバーランド Season 2
どうしてこうなった筆頭。
あ。ごめん。筆頭は「エクスアーム」だった。
あれに比べたら遥かにマシ。
でもね、1期の出来からすると嘆きたくなるのは仕方ないよ。
色々と大人の事情があったのでしょうけれど、物語をラストまで持っていくのは、どう考えても無理。
結局全てにおいて薄っぺらいものになってしまったのは残念過ぎる。
特に最終回の終盤で唐突にエマ達が「私たちこっちに残るよ」とか言い始めた時は「は?（怒）」ってなった。
あのラスト数分で、余計に薄っぺらさが増したのは、もう狂気としか言えない。
ゆるキャン△ SEASON２
安定の第2期。
あまりにも安定が過ぎて、少しスパイスが欲しかったところに10話からの「伊豆キャン編」が良い刺激になりましたね。
レギュラーメンバーが中々集まらないからこそ、こういった「皆でキャンプ」の特別感は一入ですね。
4話構成というのも、特別感に輪をかけていて満足感の底上げにもなりました。
Re:ゼロから始める異世界生活
原作でも圧倒的に長かった第4部を2クール掛けてアニメ化。
第3部まで扱った1期に比べると冗長感は否めなかったかな。
特に前半クールは、一進一退でちっとも進んだようには見えなかったこともあって、未読勢にはストレス溜まったかもしれませんね。
かくいう僕も、試練のところは回想主体だったので少し退屈でした。
ここは原作を読んでる時からそうだったので、仕方ないかなと割り切ってましたが。
その分後半クールの怒涛の反撃は爽快感ありました。
圧巻だったのは第49話「俺を選べ」。
個人的に4部最大の見せ場と思っていたので、滅茶苦茶力入れられていて嬉しかった。
小林さんと新井さんの熱演が感動を煽ってくれて最高でした。
ワールドトリガー 2ndシーズン
主人公コンビが前半出番無しで終わったというのは、中々にレアなんでは。
さて、久々の第2期は、クオリティが抜群に上がっていました。
「ダイの大冒険」もそうですけれど、東映アニメーションも本気を出してくれると他スタジオと張り合えるのだなと。
（枚数制限とか撤廃されたんかな?）
このレベルなら3期も楽しみ。
ワールドウィッチーズ発進しますっ!
1話ごとに501部隊と502部隊を交互に描いてきたシリーズ。
個人的にキャラは501部隊の方が好きだったのですけれど、この作品に関しては502部隊の方が面白く感じました。
「ブレイブウィッチーズ」見返そうかしら。
あと、ウィッチーズ講座なんてあったのねん。
放送版では無くて、配信版限定なので当初見落としてました。
まとめ
「ウマ娘」期待していなかったのだけれど、ダークホースだったなぁ。
全ての視聴アニメの中で、仮に今期のトップ5を選ぶならば、
1位 「ウマ娘 プリティーダービー Season 2」13話 夢をかける
2位 「ウマ娘 プリティーダービー Season 2」10話 必ず、きっと
3位 「のんのんびより のんすとっぷ」5話 ものすごいものを作った
4位 「のんのんびより のんすとっぷ」11話 酔っぱらって思い出した
5位 「Re:ゼロから始める異世界生活」49話 俺を選べ
ですね。
「ウマ娘」の1・2フィニッシュ。
あ。
ちなみに、この記事のアイキャッチ画像は赤ん坊れんげでした。
圧倒的可愛さ。
全然纏まらない感じなので、ここらで終わります。
今期も幸せなアニメーションライフでした。