「あの夏で待ってる」 エンディングを考える

この記事は

「あの夏で待ってる」に関する考察記事です。
ネタバレありますのでご注意下さいませ。

長井監督と色

以前、 「「あの夏で待ってる」 色から妄想する物語の結末」という記事にてエンディングの色に関して言及しました。
といっても大した事書けなかったのですが。
あれから色々調べて、どうやら長井監督は色を意識した演出を多く採用してきているようです。
参考:「長井龍雪のOP・ED演出の特徴 「キャラクターと色」」 感想考察批評日常さん

やはり、何かしらの意図が込められているのではと考えられます。
今回はそんな内容です。

色相関との差異

先ずは各キャラのイメージカラーをおさらい。

霧島海人⇒青
貴月イチカ⇒赤
谷川柑菜⇒オレンジ
北原美桜⇒ピンク
石垣哲朗⇒緑
山乃檸檬⇒黄色
ですね。

今回は各キャラの色がどうして上記のようになったのかについては割愛します。
僕がエンディングを初めて見た時から気になっていたのが、下のカットですね。

拾い物の画像なので、イチカが隠れていますが、美桜の奥にいるのがイチカですね。
このシーン、各キャラが環状にくるくると回っているのです。

上から見ると、各キャラの配置は

となっております。

これを見てすぐさま思い浮かんだのが、色相関です。

参考:TAG<index>

でも、これ微妙に違っているんですよね。
上記の画像を比べてみれば一目瞭然で、檸檬と柑菜の位置が入れ替わっています。
何故なのか?この疑問にず〜〜っと頭をもたげていて、実は未だに答えが出ていません(笑)
それなのに、こんな記事書いちゃっているんですよね。
なので、明確な答えは出せないのですが…。
あくまでも推測という事で、無理矢理に僕なりの考えをまとめてみました。

補色と恋

色相関というと、やはり補色という言葉が頭を掠めました。

補色(ほしょく、英: complementary color[1])とは、色相環 (color circle) で正反対に位置する関係の色の組合せ。
補色同士の色の組み合わせは、互いの色を引き立て合う相乗効果があり、これは「補色調和」といわれる。
参考:wikipedia 補色

この補色には勿論「恋愛関連を表す」という意味はありませんが、上記引用文の赤字部分から無理矢理恋愛に結び付けてみます。
相性が良いという意味で。
ここから各キャラの色に対応する補色を表してみます。
という事で、上図の色相関を利用してみます。
公式サイトの各キャラの色に最も近い色を採用すると以下のようになるんじゃないかと思います。

海人とか結構微妙ですが、こんな感じかなと。
僕はこの補色の関係通りに恋愛が決着するのかなと思っています。
だから哲朗と美桜は見事に補色関係にあるので、このままくっつくのかなと。

問題は海人を巡る三角関係。
海人はイチカが好きで、イチカも自分の気持ちに気づきました。
しかし、この2人が最終的にくっつく事が無い事は、ナレーション(モノローグでは無いですよね。)から仄めかされています。
最終的にイチカは自分の星に帰ってしまうのでしょうね。
2人がくっつかないのは、互いの色が補色関係に無い事からも窺える…と考えています。

では、この相関通りに柑菜とくっつくのか?
これも恐らく無いと考えています。その為に、檸檬の位置と柑菜の位置を入れ替えているのではと。
檸檬が恋愛関係とは無縁の存在であることは、これでもかという程描かれていますよね。
彼女だけが、何があっても恋愛の輪には入らないのでしょう。
だから、海人の反対側の位置に檸檬を配したのではないかな〜と。

とはいえイチカも柑菜も「青」が補色である事には変わりません。
恋人にはならなくとも近い関係にはなるのかなとか。

そんなことより7話の柑菜の破壊力が凄すぎた。

ただでさえ可愛いと思っていたのに、これはヤヴァイ。
もう彼女が幸せになる展開なら何でもいいやと思えちゃいますねw

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