総括[7] 「キルミーベイベー」

この記事は

2012年冬アニメ総括記事7つ目は「キルミーベイベー」です。
ネタバレありますのでご注意下さいませ。

過去記事からの転載。

ここから暫く、僕が以前書いた記事を転載します。

やすなは何故ソーニャを構うのか。
痛い思いまでして、下手すれば殺されかねないのに、からかい、構い、遊び続けるのか。

ギャグアニメ(漫画)にそんな考え方は無粋だと思いつつ、どうしても思ってしまうのです。
この作品、登場人物が極端に少ないのもソーニャが原因だと思ってさえいます。
彼女が殺し屋だという事実をどこまでの人間が知っているのか、原作未読の僕には分かりません。
なのでクラスメイトはその事実を知らないのかもしれない。
だけれど、彼女の並外れた戦闘力はやすなとの絡みを一度でも見れば、馬鹿でも分かると思うのですw
きっと怖くて近寄らないんじゃないかなって。
だからキャラが少ないと。

それでも、やすなはソーニャを構い続ける。
来る日も来る日も、ソーニャが怒るのも分かっているだろうに構う。

これってやすなはソーニャを普通の女の子に戻したいんじゃないかなと考えました。
普通の日常を送る自分と同じ環境に戻してあげたい。
そんな無償の愛。海よりも深い優しさ。

たまにありますよね。
殺しなどを生業としていた高校生が、普通の高校に通って、普通のクラスメイトと普通の平和な日常を送るうちに殺しの感覚を忘れて行って…というお話。
あれのギャグ版がこの「キルミーベイベー」なんじゃないかなと思ったのです。

そのような事を考えつつ、このコラムを書く為の下調べにwikipediaを見たのがいけなかった。
思いっきりやすなの項目にそのような事が書かれているじゃないですかwww
心の底からwikipediaを見た事を後悔しましたよ、私はw
もう、これでコラムが書けなくなった。もうダメだ…と。

でも、一つ思いついたので、書いちゃいました。
そう。ソーニャちゃんはどう思っているのか。
やすなの気持ちは上に書いたのとほぼ間違いないのかなと思っています。
でも、対するソーニャはどう思いながらやすなに付き合っているのだろうと。

ソーニャもまた殺し屋を辞めたいと心のどこかで考えているのではないかな。
だから、毎回キレながらもやすなに付き合っている訳で。
こう考えたのも、実はタイトルが理由だったりします。
「キルミーベイベー」。
英題は「Baby, Please kill me.」。直訳で「私を殺してください」かな。
これソーニャの台詞だと捉えると面白いと思いません?
「(殺し屋としての)私を殺してください」と、やすなに訴えている。
実は目茶目茶奥が深く、重いテーマが隠されているのではないかな〜とか思いつつ、僕のコラムはここまでにさせて頂きます。
ありがとうございました。

以上転載〜。

深いドラマを根底に宿したギャグアニメ

昔の記事をわざわざ転載したのは、同じ事を書く手間を省く為です(笑
2つばかり自分の記事に補強させて頂きますと…。

先ず、登場人物が少ない訳。
クラスメイトはソーニャを恐れているから近寄って来ないという点。
アニメスタッフはこの事を最大限に尊重して、敢えてオリジナルキャラを追加しなかったのではないかな。
没キャラも殆ど出番なかったですしね。
やろうと思えばあぎりのように、ソーニャの殺し屋仲間としてオリキャラを投入できたでしょうけれども。

2つ目はですね、ソーニャの気持ち。
やすなの必死なお願いに歩みを止めて、仕事に行くのを止めるソーニャ。
見ていて謎の感動が僕を襲いました(笑
最終回のこのシーンを見て、自説が正しかったのではという思いを強めました。

やっぱり根底には深いドラマがあったのですね。
こうしてみると、味わい深いギャグアニメだったな〜って思います。

このアニメの基本ギャグは、やすながソーニャをからかって、ソーニャが全力でやり返す…というものですが…。
微笑ましい気分になってきますね。
一つ一つのギャグの裏には、色々な思いが錯綜していたと考えると。

…うん。
これのどこが総括記事なんだ?(汗

総括

キャラが少ない事にも、やすなが痛い思いをしてまでソーニャをからかい続けるのにも。
全てに理由がある分、ただのギャグアニメじゃない所が魅力だったと感じます。
ギャグものにありがちな「キャラの面白さだけ」を売りにしているのではなくて、きっちりとその裏のドラマがあるので、見ていて楽しい。
ギャグで笑えなくても、キャラの可愛さを目で楽しんだり、その裏の想いを想像するだけで楽しめる作品でした。
そんな訳で、僕は最後まで飽きる事無く見る事が出来ました。

OPとENDも楽しいモノでしたし、あぎりの謎の可愛さと言い、「男子高校生の日常」同様貴重なギャグ枠として1クール楽しませて頂きました。

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