「ポケモンGO」の件でSoftbank何も落ち度無いよね…寧ろ親切設計だと思うの

ポケGOが楽しい。

今年に入って「ポケモンGO」が楽しくなってきました。
頻繁にイベントをやってくれると、大変な面もありますが、やはり楽しい。
これぞオンラインゲームの醍醐味って感じで毎日ログインして遊んでいます。

さて、そんな中日本限定で新しいイベントが告知されました。
スペシャル・ウィークエンド。
超激レア、出なさすぎるポケモン・アンノーンが出るだけに注目度がメッチャ高い。
そんなイベントに纏わるトラブルが起きました。

今回はそれについて少しばかり思ったことを書いていきます。
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スペシャル・ウィークエンドまとめ

その前に今回のイベントについて纏めてみましょう。

7月26日から29日に行われるゲーム内イベントで、日にちによって現れる特別なポケモンが異なります。
殆どの人のお目当ては、アンノーン。
毎日2種類ずつ登場する事が確定しているんです。
全日程参加すれば、8種類のアンノーンをゲットできることになりますね。

で、このイベントの特殊性はその「参加方法」です。
一部リアルイベントを除けば、今までは誰でも無条件で参加可能でした。
それが今回は異なっていて、事前に参加券が必要になってくるんです。

マックやSoftbankなどスポンサー契約を結んでいる企業で配布される参加券を既定日時に入手。
当日にその参加券をゲーム内で読み込ませる事で、イベントに参加できるという寸法。
8月末から行われる横須賀のリアルイベントもこの方式が採用されているので、今後も随時同様の方法が採用されるかもしれません。
それだけに今回はテストケースとしての意味合いも孕んでいる可能性が高そうです。

ナイアンとしても初の試みですが、これは日本のスポンサーも同じです。
これが成功したら、今後もっと大規模な共同イベントが開催されるかもですよね。
そしたら、スポンサーだってやっと「スポンサー料を払っていた本格的な見返り」が望めますから。

スポンサー企業とナイアン

ナイアンティックは、いくつかの企業と提携しています。
広告費という名目で企業からスポンサー料を徴収し、スポンサーとなった企業の実店舗をジムやポケストップにする取り組みを行っています。

現在日本では以下の企業が参加しています。
(wikipediaからの情報なので、漏れがあるかもです)

  1. 日本マクドナルド(約2900店舗)
  2. TOHOシネマズ(一部の劇場を除く全館)
  3. Softbank(ソフトバンクショップとワイモバイルショップ全国約3700店舗)
  4. イオン(日本国内外計3498店舗)
  5. 伊藤園(自動販売機約1800台、タリーズコーヒー約200店舗)
  6. セブンイレブン・ジャパン(セブン-イレブン約19000店舗)
  7. ジョイフル(一部店舗を除く全店)

このうち、今回のイベントに参加しているのは

7月26日(木)ソフトバンク
ワイモバイル
7月27日(金)TOHOシネマズ
タリーズコーヒー
ジョイフル
7月28日(土)マクドナルド
7月29日(日)イオン

の6社。
セブンイレブンはイベント当日に必要になってくるユーザーもいるでしょうけれど、「参加券を配るスポンサー」ではありません。

さて、今までこれらスポンサー企業は、スポンサー料に見合った見返りを正しく受けていたのでしょうか?
明確な数字で弾きだすのは難しいでしょうけれど、そんなに効果ないんじゃないかと推測しています。

だって、スポンサージムやポケストップを訪れるだけで、わざわざ店舗まで利用しないもの。
「ポケストップ回すから、Softbankでペッパー君買おっ♪」とか「ジムでバトルしたついでにTOHOシネマズで映画でも見よっ♪」ってならないでしょ。
マックやセブンイレブンの利用ならするかもだけれどさ。
117万3,528円もするペッパー君を、ポケストップ回したついでに買う猛者は居ないでしょ。

ジムもポケストップも店内に入らずに、店外で利用できるからというのもあります。
スポンサー料がどの程度かは知りませんが、その分の見返りはあんまり見込めていないんじゃないかなと。

そこで…ですよ。
今回のイベントはようやっとその見返りが見込める機会です。
企業としては利用しない手はありません。
6社のうち5社がちゃんと考えて来てました。

纏めてみますとこんな感じ。

TOHOシネマズ劇場版ポケモン鑑賞1100~1800円
タリーズコーヒー未発表 
ジョイフル飲食500円
マクドナルドロコモコ夏セット*1700円
イオン商品購入*21000円

現時点でタリーズこそ未発表ですが、恐らく他の企業と同様飲食が必要になってくると予想します。

払った広告費を回収する術をきちんと考えて来てますよね。
これは営利団体としては正しい姿なので、寧ろやっとかって感じです。

だって、企業にちゃんと一定の見返りが無いと、ポケGOのスポンサーを下りちゃうもの。
そうなると、ジムやポケストップがいっきに減ります。
特にスポンサージムが減ってしまうことは、EXレイド対象ジムが減ってしまうことに等しいので、とても痛い。
僕はとても良いと思いました。

まぁ、ユーザーとしては不満も分かります。
お金が掛かりますからね。
ただ、財布が痛ければ、強制では無いのです。
参加を見送ればいいだけのお話。
今後別イベントで逃したアンノーンを入手できる可能性だってあるんですから、無理してまで参加する事は無いですしね。
絶賛無職の僕の財布事情を考えると次の機会にすれば良いんですが…まぁ、無理してでも参加しちゃうよねw

と、こんな感じで、良い感じに企業の見返りが見込めるイベントなのですが…。
Softbankただ1社だけ営利目的に使ってないんですよ。

Softbank何も落ち度無い

Softbankで今回イベント参加券を手に入れる方法は、非常に簡単です。
先ずSoftbankショップかワイモバイルショップを訪れます。
※家電量販店内のショップ(コーナー)は不参加らしいので、参加店については公式で調べて下さいませ。
ショップに掲示されているイベントポスター記載のQRコードを読み込みます。(若しくはURLを手打ち)
接続先のサイトにログイン(未会員の場合は無料の会員登録)して、アンケートに答えれば終了。
登録先メールアドレスにイベント参加券が届きます。

僕が行ったショップは店外に貼りだされてましたので、店員さんに
「あ、あの…。ぽ、ぽぽぽぽぽぽぽポケモンGOのイベント参加権が欲しいんですぎゃ」
と勇気を振り絞る必要もありません。

かなり良心的な施策ですよね。

しかし、問題が起きました。
ポケGOユーザーがいっせいにアクセスしたので、サーバーが落ちました。
正午から試してますが、ずっとダメですね。
たまに繋がるんですが、ページ遷移すると高確率で落ちます。
遂には夜になって、キャンペーン一時中断の案内が出されました。

これにどうやら一部のユーザーが激怒してるらしいです。
一部店舗では、店員に詰め寄ったり、Twitterなどで直接叩いてる人もいるとかいないとか。
でも待って。
落ち着いて欲しいです。
Softbank何も落ち度無いよ。
寧ろ、今回の施策には感謝しないとだよ。

親切設計

なにが凄いって無料なのですよ。
そりゃ人によっては、個人情報(メルアド、性別、年代くらいですが)を取られるくらいなら有料の方がマシだって人もいるかもしれません。
全員が全員この方法に賛成って訳じゃないでしょうけれど、僕としては大助かりです。

いや、だって、MNPで乗り換えろとか言われたら「ふざけんな」ってなりません?
「アンノーン欲しいから、スマホをソフトバンクにしちゃった、てへぺろ」って人、います?
世の中広いからいるかもしれないけど。
僕だったら、絶対しない。

キャリアが偶然一緒でも、買い替えが条件だったら、やっぱりパス。
未取得のポケモンくらいで数万円も払ってられない。
大多数の人が同じだと思うの。

とすれば、今回のSoftbankの施策は超良心的。
なんのアンケートだか知りませんけれど(←まだ参加券もらえてない人w)、ユーザーから直接お金を取るということを選ばなかったSoftbankさんは本当に親切。

サーバーダウンも致し方ないっしょ。
この為だけにサーバー増強するなんてマイナスにしかならないことする訳無いし。
(今回の件でSoftbankは通信会社として信頼を失ったって人もいるけど、電話回線業とサーバーダウンは関係無い気がする)
予想できたことだけに対応が後手に回ってる感は否めませんが、Softbankとしては打てる手が無いんですよね。

だから今回の件は、全部ナイアンティックが悪いよね。
なんで先着順なんかにしちゃったのかなぁ。
全員に配布ということにしとけば良かったのに。
どうしても参加数に制限を掛けたかったのなら、スポンサーごとにしっかりと協議して対策を練っとけばある程度防げたんじゃないのかな。
ま、ナイアンの不手際ですよね。

Softbank、こうすりゃよかった

店員の手を煩わせるような方法だと、やはり企業にとってはマイナスでしかありません。
例えば、「見積もりを取ったら配布」なんて論外ですよね。
客になるつもりのない「客」を相手に時間を割かないといけない。
しかも、1日に数十、数百人単位で。
諦めるユーザーもいるでしょうけれど、普通に考えれば相当店に迷惑が掛かりますよね。

じゃあ、客になってもらうかというと、携帯ショップでそれは難しい。
今以上に非難轟轟でしょう。

店員の手も煩わせずに、お金も取れない。
ならということで、苦肉の策だったのかもしれません。
そもそも論として「企業としてイベントに参加しなければ良かった」って言われるともうそれまでですが、この意見を除外すれば、最善の策は1つしか無いですよ。

ペッパー君の相手をしてあげる。
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今やすっかり相手されなくなったペッパー君。
誰も聞いてないのに、1人で喋ってる風景を見かけることも多くなりました。
可哀相な奴だぜ。

ペッパー君と喋って、ペッパー君が満足したら参加コードを教えてくれる。

これ!!
これじゃない。
ベストな方法。

サーバーも落ちない。
お金もかからない。
店員の迷惑にもならない。
ペッパー君がうな垂れない。

良い事尽くめ。

ペッパー君の前に店外まで伸びる待機列が出来るだけだしね!!(クソ迷惑)

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