「宇崎ちゃんは遊びたい!」献血ポスター騒動に隠された真相を推理する

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ネタ記事です。

「ラブライブ!サンシャイン!!」とコラボしてた

人間として非常に残念なことに、僕と言う男は、献血に非協力的な人間でありました。
街頭の呼びかけにも一切振り向くこともなく、献血しようという気すら起きたことが無い。

少し前に若者の間でプチブームが起きた時も、ギリギリ若者だった僕は、やっぱり無関心。
献血後の休憩室で漫画喫茶並みに寛げるとかテレビで話題になっていてもスルーを決め込んでいました。

こんな感じで、ザ・冷血人間な僕ですが、確か2018年の夏から秋頃だったと記憶してます。
その日生まれて初めて、「あ。献血行こう」となりました。
「あ、京都行こう」みたいな軽いノリで、献血ルームに行ったわけです。

「ラブライブ!サンシャイン!!」のオリジナルクリアファイルが目当てでした。

下心しかない。
まさに偽善。
限定クリアファイルに釣られた悪しきオッサン。

こうして僕は生まれて初めて献血ルームへと行ったわけですよ。

 

門前払いでしたが。
…うつ病の薬飲んでると献血出来ないらしい。

 

僕の体験談はさておき、アニメとのコラボって、存外馬鹿に出来ません。
しっかりとターゲットを絞って、効果的なコラボレーションを打てば、普段献血に行かない人でも足を運ばせることが出来るんですよ。
そうしたコラボによる効果は小さいかもしれない。
けれど、それでも救われる命はあるはずです。
部外者がおいそれと批判して良いことではないのです。

太田弁護士と外国人ユーザーによる炎上商法説

そんな中、twitterで「宇崎ちゃんは遊びたい!」の献血ポスターが話題になっています。
ある外国人ユーザーの批判ツイートを引用する形で、太田弁護士が批判ツイートをしたようなのです。

取り敢えず今回のイラストが性的かどうかは、主旨とは異なるので横に置いておきます。
性的なモノか、そうでないのか、何れにせよこれは正式なコラボによるものです。
今回のコラボによって救われる命はあるはずなのですよ。
先に書いたように、何人も安易に批判してはなりません。

勿論そんなことは、外国人ユーザーも承知の筈。
太田弁護士?
当然でしょう。
弁護士先生なのですから、そういった配慮は言われるまでもなく率先して行動に示されていることでしょう。

であるならば、今回のツイートはそもそも批判なのではないと考えるべきです。
逆…ではないか。

こう書くと語弊があるかもしれませんけれど、事実として「宇崎ちゃんは遊びたい!」はマイナーな作品です。

作者の丈先生が、自身のtwitterで発表していたものが、KADOKAWA(ニコニコ静画)のウェブコミックサイトで連載されるようになった漫画。
既刊は3巻で、知名度的にも発行部数的にもまだまだこれからの作品。(ちなみに3巻時点で50万部)
書店で平積みされていることも見かけるようになってますし、書籍卸売業最大手の日販によれば、「2018年下半期コミック第1巻売り上げランキング」で12位を記録しています。

【11~20位】2018年下半期で1番売れたコミック第1巻は何だ?下半期コミック第1巻売上ランキング

とはいえ、まだまだ「知る人ぞ知る」レベルの作品なのです。
なればこそ、宇崎ちゃんのウザさに中毒性を覚えた外国人ユーザーによる作品の認知度アップを目的とした「逆張り売名アクション」だったのではないか。

ではここで元々の外国人ユーザーのツイートを見てみます。

https://twitter.com/UnseenJapanSite/status/1183682038173450240

I admire the work the Red Cross does, which is why I’m disappointed that @JRCS_PR  in Japan would run a campaign using the over-sexualized Uzaki-chan. There’s a time & a place for this stuff. This isn’t it. #women #metoo #kutoo

ポスターにははっきりと作品名が書かれているものの、このユーザーは、しっかりと本文の中で「Uzaki-chan」と書いているのです。
普通であれば「観察眼がある」とか、「丁寧」という印象を持てるのでしょうけれど、嫌悪を示す対象の名前をしっかりと書くことって珍しく思います。
アニメ絵とか一緒くたにしてる訳では無くて、きちんと1つの「宇崎ちゃん」のイラストと心得ている。

ポスターに書かれてるとはいえ、マイナーな作品なのに、よく名前を出せたものだなと。
実はおぬし、好きだな…。
疑惑が芽生えました。

ならばこそ、公私を弁え、弁護士として偏った思想を持たないであろう太田女史が言葉通りの批判を行うでしょうか。
断じて否。

外国人ユーザーの宇崎ちゃん愛を機敏に察した氏は、作品のことを調査。
これからの作品であることを知った氏は、行動に移すことに決めたのでしょう。
日本でもまだ知名度が高くない作品を愛する外国人の存在に敬意を表し、また、クールジャパン推進の一助になるべく。

しかし、ただRTするだけでは、今までのキャラとは合わない。
過去の言動に反したスタンスのツイートだと目立たないかもしれない。
そこで、自身の炎上能力をフル活用すべく、氏もまた逆張りPRに打って出たのではないか。

一見批判的な内容で発信すれば、あとは勝手にオタクが広げてくれる。
トレンドに入れば、四六時中机に張り付いてネット情報を取材しているマスコミに取り上げてもらえる。
作品名はどんどんと拡散するわけですよ。
まさに氏たちの目論見通りに。

僕らオタクは掌の上で踊らされているのです。
宇崎ちゃんを愛する外国人ユーザーと、彼の意図を察した弁護士先生の思い通りに。

終わりに

ちなみに
「性的な意味を持たせてポスターを描かせた」という批判があるようですが、今回のイラストはコミックス3巻の表紙イラストなので、描きおろしではありません。
流用です。

てなわけで、「宇崎ちゃんは遊びたい!」コミックス3巻まで発売中。

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