この記事は
最近読んだけれど感想を書いてない漫画たちの感想。
あけすけに書きます。
はじめに
ここ数年色々と手を出しては、合わなくて読まなくなったり、続けて読み続けたりということを繰り返してます。
…こう書くと、何も珍しいことでは無いな…あれ?
普通のことをさも特別な事のように勘違いしてる感もありますが、まぁ、合わなかった漫画の感想もなかなかに書かなかったので、今回は書いてみようかなと。
ただ、全作合わなかった漫画の感想ではなく、合わない漫画も含んでますよと言う程度ですが。
読んだ順に書いていきますね。
おとめバレ
レム?レムなの?
と1巻の表紙を見て興味を持ったので、2巻まで買って読みました。
どっからどうみても女子が男装して、しかも、本人は隠しきれてるつもりでもバレバレな中、それでもなぜか気づかない男子1名。
コメディとしては許容範囲なのですけれど、個人的には「流石に無いなぁ」と感じてしまったのです。
ただ、それ以上に致命的だったのは、絵。
好きな方には申し訳ないのですが、絵が…下手でした。
典型的な「1枚絵(表紙など)」は見栄えするけれど、漫画が下手なタイプ。
得手不得手がはっきりとしていて、苦手な構図やキャラクターになると、途端に残念になっています。
その部分が多すぎて、個人的にはダメでした。
メイドさんは食べるだけ
タイトル通りで、更に1巻の帯には「食べるだけを見てるだけ。」とも書かれていて、この一文で説明できちゃう漫画。
だが、それがいい。
もう少し詳しくあらすじを書きましょう。
英国のお屋敷に仕えているメイドのスズメさん。
ご主人様の言いつけ通りに日本に来たものの、到着の連絡を入れると「屋敷が倒壊したので、1人で1年ほど日本に滞在して欲しい」と言われてしまいます。
そうして始まった日本での生活。
「はじめて」尽くしの彼女は、たい焼きやたこ焼き、お団子等、日本ならではの美味しいものを美味しそうに食べるのでした。
兎に角、絵が抜群に好き。
トーン控えめの素朴な絵柄。
なにより、すずめのコロコロと変わる表情がとっても魅力的。
本当に美味しそうにしてる顔を見てると、心が穏やかになります。かわいい。
1話が短いので、サクッと読めるのもあって、お勧めです。
もし、恋が見えたなら
別記事でもちらっと触れてますが、改めて。
百合漫画です。
百合と言えば、みかみてれん先生です。
「おとめバレ」もみかみ先生原作なのですが、こちらは僕の感性にフィットしました。
誰が誰を好きなのか可視化出来てしまったら?
主人公の鳴は、人の好きな人が見えるという特殊な能力を持っている少女。
特殊能力は正の部分に光が当たりがちですが、負の部分もあって、鳴は後者に悩まされているタイプ。
ようするに「恋は面倒くさいから関わりたくない」ってなっていて。
そんな時に2人の女の子が自分を好きだと「見えて」しまい…。
非常に可愛らしい絵柄で、ポップでキュートな表紙なのだけれど、語られる物語は意外にも重めのハードモード。
恋愛に対して真摯に向き合う鳴の物語に引き込まれてしまいました。
姫ヶ崎櫻子は今日も不憫可愛い
「じけんじゃけん!」の安田先生の最新作。
恋する幼馴染の可愛さを描ける作家さんだなと前作から思っていたのですが、それでもまさかガチな萌え漫画を手掛けられるとは予想外でした。
「月刊コミックキューン」連載作なので、基本的には4コマ漫画になっています。
帯にもあるのですが、
巨乳×幼馴染×金髪ツインテ
と属性てんこ盛りのヒロイン・櫻子さん。
最強のポテンシャルを持ちつつも、しかし、残念ポンコツ属性も持ってるために最弱のヒロイン。
幼馴染が好きなのだけれど、彼は登校時に運命的に出会った(?)美少女に恋をして…。
しかも、その美少女と彼が一つ屋根の下で暮らすことになってしまい…。
基本的に彼女のポンコツな様子に萌える漫画。
もちろんギャグの冴えは、「じけんじゃけん!」で発揮された腕前を見せてくれるので、普通に笑えます。
そして、1巻を最後まで読み終えると、まさかのどんでん返しまであるという趣向。
安田先生のセンスというか作劇と僕の趣味が合うのか、読んでいて非常に楽しい。
当然続刊購入していく所存です。
最近雇ったメイドが怪しい
表紙絵のあまりの可愛さにノックアウトされて3巻まで購入。
twitterで話題となっていたので、ちょっと躊躇していたのですが、やはり予感は的中してしまった。
メイドさんが主人である少年をからかうのだけれど、ピュアな少年に返り討ちにあって赤面させられてしまう。
というだけのお話。
TLに流れてきて、2,3本ならイイネしたりRTしたりしちゃうけれど、中身を少し変えただけの同じネタを10本も20本も回ってきたら慣れちゃうよね。
あまりにも1パターンだから早々に食傷気味に。
少年のクラスメイトの少女がなかなかに良いキャラしていて、少しだけ変化球を織り交ぜてくれるのですが、頻度としては非常に少ない。
3巻まで基本的には「メイドからかうからの返り討ちの赤面」漫画が延々と続くので、続きを買う意識が絶たれてしまいました。
黒ギャルさんが来る!
からかい系でもウザかわ系でも無い。
ギャルだから距離感がおかしいというだけで、普通に明るくていい子が仕事に疲れたサラリーマンと遊んであげるという漫画。
天真爛漫で圧倒的な可愛さを放つ愛月は、いつまでも見ていたい可愛さ。
というか、絵がさ本当に好みなのよ。
絵だけで金が取れるってくらい、抜群に可愛くて上手い。
ストーリーは横に置いて、絵だけで買い続けたい作家ってなかなかいないから、凄く貴重。
お話の方は、可もなく不可もなくなのだけれど、ワンパターンにならないようにと言う工夫がみられるし、新キャラを投入して世界観を広げていっている。
読み進めていくと自然と好きになってるパターンになりそう。
終わりに
以上6作品でした。