【クソ記事】アニメ化を見越したラノベの物語構成のススメ

この記事は

クソ記事。ラノベとアニメ化について。

ラノベをシリーズ化させるのは大変

漫画に比べて、ラノベをシリーズ化させるのは大変なようだ。
「ようだ」と言うのは、ネットやSNSで聞きかじった知識だけの判断であり、事実を知らないからだ。

なので本当のところは不明なれど、それら知識だけでモノを考えると、ラノベ作家にとっては非常に過酷な現実が見えてくる。

先ず、紙の書籍の初速(発売日から3日間ほどという超短期という場合も)しか考慮されず、電子書籍の売り上げは無視されているところもまだまだ多いとのこと。
電子書籍の売り上げは年々増加しており、作家にとって電子版の売り上げも加味して欲しいと望むのは当然のことのように思う。
しかしながら、紙の本の売り上げだけで判断している出版社が大半だという。

電子コミックに比べ、電子書籍の売り上げは紙と比較してまだまだ割合が小さいからという理由もあるのかもしれないが、それにしても加点されないというのは読者視点としても腑に落ちない。

参考画像:HON.jp News Blog

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 公益社団法人全国出版協会・出版科学研究所は1月25日、2020年の出版市場規模を発表した。紙+電子出版市場(……

兎も角、このような中で、僅かの既刊の売り上げで、続刊の発刊が可能か否かが決まるという。
つまりは、1巻打ち切りというのが現実として存在するということだ。
これは、漫画ではなかなかあり得ない。

最初から1巻完結(短期集中連載)で連載が始まるケースを除けば、よっぽど人気が無い限りは1巻分で打ち切られることは無い。
あの「ジャンプ」でも1巻打ち切り作品は7年前まで遡らないと無いですし、その前は2008年まで戻るくらいには少ない。

雑誌に連載して中身を読んでもらう機会のある漫画に比べ、書下ろしが中心のラノベは「読んでもらう機会」が圧倒的に少ないことも不利な面に数えられるだろう。

だからだろう。
ラノベにとってコミカライズと言うのは、殊の外ビッグニュースとして扱われる。
それこそアニメ化と同等くらいの扱われ方も珍しくは無いし、作者も同様に大きな喜びの声を上げていることがママ見受けられる。
雑誌で連載されて、内容について多くの方に見てもらいやすいコミカライズは、大きな商機なのでしょう。
コミカライズされた時点で、シリーズ化が約束されているというバロメーターであると言えるのかもしれないが、それでも「シリーズ化を盤石とする為の商機」なのではなかろうか。

であれば、アニメ化もそういった考えで受けることは出来ないだろうか。

もちろん、アニメ化こそ最大の商機であるというのは、殆どの場合で事実と思われる。
しかし、必ずしも正の面ばかりでないのも事実である。

ラノベ作家を題材とした作品で必ずと言っていいほど挙げられる「アニメ化の弊害」。
アニメの出来が悪いからと原作が叩かれる。
叩かれた作者の心が折られる。
アニメ関係の仕事に忙殺された末に作者が燃え尽きる。
あくまでもフィクションとして捉えているものの、現実としてアニメ化の後、原作の刊行がストップした作品はいくらでも挙げられる。
多くの作品で扱われるほどに「概ね事実」であることは疑いようもない。

こういった弊害の抑制としても機能する考え方になると思うのだが。

アニメ化を前提とした物語構成

では、実際どういう考え方なのか。
先ほどのアニメ化の弊害の1つである「アニメの出来が悪いと叩かれる」を取り上げてみる。

具体的にどういった時に「出来が悪い」と視聴者に思われるのか。
細かい点を挙げればキリが無いが、大まかに挙げれば「作画」と「脚本」に「キャスティング」となる。

余談であるが、渡航先生の傑作「ガーリッシュナンバー」はこの3つの要素全てを満たした「糞アニメ」によって苦しむラノベ作家の姿が描かれていた。
棒読みクソ声優(主人公w)と壮絶なクソ作画。
原作サイドの意向をガン無視するシリーズ構成(途中降板)と、あとついでにクズP。
全てのやる気を奪われた声の小さいラノベ作家が、断筆寸前まで追い込まれていました。
詳しくは絶賛発売中の一気見BDとアニメの前日譚とその後を描いた原作ラノベ全3巻を見てね!!

綺麗にステマが出来て満足出来たので、本題に戻ろう。
さて、3大要素の中でも「作画」に関してはどうしようも無い。
原作側がどうジタバタと藻掻いたところで、どうにもならない。
「キャスティング」もほぼほぼ原作側にはコントロール不能だろう。
原作サイドがオーディションに参加出来たり、指名を行えたりすることもあるようだが、最終的には大人の力学で決まってしまう。
(人気声優程先々のスケジュールが埋まっていて、確保が難しいというどうしようもない事情もあるようだ)

原作側で唯一コントロールがしやすいのは、やはり「脚本」である。
これはシリーズ構成と言い換えた方が適切か。
僕は多くのラノベアニメを見てきたが、原作を知っている作品ほどシリーズ構成に疑問を持つことが多い。
なぜならば、原作から見て、詰め込み過ぎたり、オミットしすぎたり、最悪ダイジェスト風味になったりという非常に残念な構成になりがちだからだ。
それというのも、「原作の切りの良いところ(物語の区切り)」がアニメ全体の尺に対して、適切でないからである。

昨今の深夜アニメでは、1クールが主流であり、大抵12話構成となっている。
この話数の中で、目立つのが原作5巻を1クール12話で描いている作品だ。
1巻と5巻の内容を3話掛けて描き、残りを各2話構成とすれば、これで全12話となる。

1冊あたり300~400ページほどのラノベをアニメ2話に落とし込むには、相当なシーンを削ることとなる。
ラノベ自体が会話劇主体なのかアクション主体なのかで違ってくるものの、「尺が足りない」と感じることが多い。
3話構成ですらそう感じることもある為、理想を言えば1巻あたり3~4話で作って欲しいというのがアニメファンでありラノベファンとしての僕の意見である。

であるならば、「物語の区切り」は、3巻、または4巻にあることが望ましい。

という訳で、シリーズ最初の山場を3巻あたりに設定して作品を始める。
商業作品である以上3巻刊行前提が不可能なのであれば、2巻で一区切りさせるのでも良い。
「尺が余る」ことは、「尺が足りない」よりよっぽど良いからだ。

「アニメ化」を想定するのではなく、「アニメの構成」を意識したラノベの構成を行えば、アニメ化後の恩恵を得られやすくなるのではないか。
少なくとも弊害の1つを取り除ける為、「失敗」のリスクヘッジにもなるというのは過言であろうか。

終わりに

然しながら、作者が忙殺されるのは避けようもない。
アニメ周りで最も大変そうなのが、シナリオのチェックではないか。
シナリオと言っても、アニメのではない。
ゲームだ。
アニメ化とほぼほぼセットとなるゲーム化。
ゲームジャンルにもよるが、ノベルゲーとかになるとさぁ大変である。
大量のゲームシナリオのチェックで作者がくたばるというのは、やはりラノベ作家を扱うラノベの定番シチュだ。

ただ、この手のチェック作業は、必ずしも作者当人に任せる必要性を感じないのである。
キャラの理解がしっかりとしており、適切にアカを入れることが出来れば、極論ファンにだって務まる仕事。
流石に舐めすぎであろうか。
ファンに務まるは言い過ぎでも、作者以外の人間に任せることが出来ればいいのだろうが…。
本稿とは関係のないことなので、これ以上の言及は避ける。

最後になるが、「ガーリッシュナンバー」は原作もアニメも最高なので、是非買って欲しい。

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