「黒子のバスケ」脅迫事件に於ける書店の対応は悪くないと思う

この記事は

雑談記事なのですが「黒子のバスケ」脅迫事件に関する話題が殆どです。
「THE IDOLM@STER」コミックス2巻特典についても。

はじめに

独立したエントリでは、ちょっと分量的に物足りない…。
というか、1つのエントリとしてわざわざ書くような事では無いと思う様な些細な事を纏めて書いてみます。
ザ・雑談!!てな感じで。

という訳でこのエントリでは、2つの話題に触れてみます。
・「黒子のバスケ」脅迫事件解決に寄せて
・「THE IDOLM@STER」のコミックス第2巻特典について

「黒子のバスケ」脅迫事件に於ける書店の対応は悪くないと思うんです

ここ数日、連日のようにYahooのトップを賑わせているこの事件。
漸く解決してくれて非常に嬉しく思っております。
このような悪質かつ理不尽極まる犯罪には頭に来ておりましたので。
他人の楽しみを身勝手な理由で奪うというのは許されざる事ですよ。
解決して本当に良かったです。

さてさて、この事件に於ける書店側の対応について、マスコミが色々と記事を出されていました。
解決後、毎日新聞では以下の記事が掲載されました。
リンク先がyahoo!ニュースな為、全文引用させて頂きます。

<黒子のバスケ脅迫>売るべきか売らざるべきか…書店困惑
毎日新聞 12月16日(月)11時53分配信

 渡辺容疑者の逮捕を受け、店頭から「黒子のバスケ」の単行本を撤去するよう脅迫を受けた書店などからは安堵(あんど)する声が上がった。事件では撤去の判断に悩んだ姿も浮かんだ。

 少年ジャンプの発行元の集英社(東京都)は16日、「一連の脅迫事件の容疑者逮捕の報を受け、今後の事実の解明を待ちたいと思います」とコメント。

 10月中旬に脅迫を受けた三省堂書店(同)の担当者は「ほっとした」。神保町本店(千代田区)周辺では全国から人が集まるブックフェアが開かれるため、同店でのみ数日間、店頭から単行本を撤去した。担当者は「本店は集英社と距離が近く、他の店よりも危険性が高いと判断した。来場者の安全を考えるとやむをえなかった」と説明した。

 脅迫を受け、店頭から商品を一時撤去した「TSUTAYA」を展開する「カルチュア・コンビニエンス・クラブ」(東京都)も「(撤去は)お客様の安全を第一に考えた判断だった。捜査の進展を見守りたい」とコメントした。

 一方、販売を継続したジュンク堂書店(神戸市)の担当者は「犯人像も分からず、言葉にできない不安があった。コンビニエンスストアでも書籍を扱う時代で、販売店側で一律に出版の自由について考えるのは難しい。むしろ出版社側で議論を深めてもらいたい」と話す。

 紀伊国屋書店(東京都)も販売を続けた。担当者は「店内の監視や警備を強化し、様子を見ながら販売を続けてきた。今後もケース・バイ・ケースで判断したい」と話す。

 出版業界に詳しい出版ジャーナリスト清田義昭さんの話 犯人の目的がよく分からず、奇妙な怖さが出版界にはあった。脅迫を受けた一部の書店が単行本を撤去したことは緊急対応としては分かるが、表現の自由、出版の自由を考えると問題だった。撤去の判断は正しかったのかについて出版業界であまり議論がなされなかったことは気掛かりで、今後、検証が必要だろう。【古関俊樹、前谷宏、山田奈緒】

「TSUTAYA」で店頭から撤去された際も、記事になってたのを記憶しております。
この記事の中で出版ジャーナリスト清田義昭さんの話が掲載されています。
僕はこの方の考えに疑問を持ったんです。
撤去に一定の理解を示した上で「表現の自由、出版の自由」を考えると「問題だった」としている箇所です。
「書店側の行為に問題がある」と言い切るのはどうなんだろうと。
僕が素人だから思う事なのでしょうけれど。

僕自身は撤去を行った書店側の判断は正しかったと思うんです。
この手の犯罪に関わってしまうと、被害者も加害者にされてしまう事が往々にしてあるからです。

例えばです。
脅迫を受けた書店が、該当商品の撤去を行わずにその店を利用した客に被害が出てしまった場合を想定します。
すると先ずマスコミが騒ぐ訳ですよ。無責任に。
「撤去しなかったから被害が出たんだ」という風に。
実際に事件を起こした犯人よりも先に、被害者であるはずの書店側を叩く。
客が一番の被害者であるから、当然の論調にも思ってしまいがちですが、こういう考えは危険ですよね。
特にマスコミのようなある程度の力を持つ側が煽る様に世論を先導してしまうと、目も当てられなくなります。
最悪その書店は営業を自主的に終了させる事になります。

これは極端な例ですけれど、実際に似たような事はありました。
廃業に追い込まれた古本屋のお話です。
踏切近くにあった、その古本屋で当時学生だった少年が万引きを働きました。
その現場を偶然にも店主が見ていたらしく、少年を問い詰めた…らしいです。
すると少年は逃げ、店主もそれを追いかけていき…。
少年はバーの下りていた踏切内に逃げ込み、電車に轢かれて亡くなってしまったという痛ましい事故です。

10年前の事故。
かつて僕もこの古本屋を利用していたんですよね…。
だから、この辺りの地理にもそこそこ明るいのですけれど、非常に近かったんです。
店と踏切は。歩いて1分程。

いくら万引きという犯罪を犯したからとはいえ、この少年が亡くなってしまった事は残念でなりません。
しかし、だからといって、この少年のやった事を全て棚上げしていい訳では無いですよね。
当時の報道は、まさにそういった感じでした。

亡くなった少年の両親にインタビューを行い、近くの商店街の人に話を聞き。
少年が万引きを行った事以上に、少年が亡くなったという事実の方にばかり着眼点を置いていた。
しまいには、店主自身にもインタビューを敢行し、まるで取り調べるかのごとく質問を浴びせていた。
少年を”追いつめた”店主の行動に問題があるという論調の報道ばかりされていました。
実際この店には数多くの抗議が殺到したようです。
事故から暫くして、店は閉まってしまいました。

…。
事件が起こってしまってからでは遅いんですよね。
被害者なのに、加害者と同等かそれ以上に世論に叩かれてしまう事が往々にして起こり得るから。
また、我々客にとって最悪なのは書店が無くなってしまう事です。
一時的な撤去以上に、書店自体が無くなってしまったら元も子もない訳です。
今では買おうと思えばネットショップという手だってある訳で、一部書店が撤去の対応をした程度では「表現の自由、出版の自由」が脅かされた事にはならない筈。
事件が起こった末に、対応を取らなかった書店が営業停止に追い込まれる方がよっぽど「表現の自由、出版の自由」を奪いかねない行為です。

「表現の自由、出版の自由」を脅かすのは何も犯罪者だけでは無い。
店の対応が問題だったと叩く第三者にだって、結果的に被害を齎す事だってあり得る。
「事件なんて起きなかったんだから、撤去は問題だった」というのは結果論に過ぎません。

やはり僕は撤去を行った店の判断は間違ってなかったと考えます。
そうそう。
販売を続けた店も同様ですね。
警備を増強する等、可能な範囲で安全を確保・対策を講じた上で販売を続行する行為は尊重されるべき事だとも思います。

「THE IDOLM@STER」のコミックス第2巻特典の入手難易度調べた

2巻ですよ、2巻。(春香風にw)
まな先生が作画を担当されている「THE IDOLM@STER」のコミックス第2巻が12月27日に発売が迫っております。
今回もまた書店別に描き下ろしイラストカードが付くようですね!!!
しかもカラーで!!
これは豪華。
でも、14種類もあって、集めるのは大変そうです。
普通は1冊に絞って自分の好きなキャラ、気に入ったイラストのをゲットするんでしょうけれど、大物Pの方々は全種コンプするんでしょうね。
僕はダメダメなので、全員集合イラストを手に入れたいなと思っておりますが…。

ということで、自分用にイラストの入手経路・難易度などについて表にしてみましたw

イラスト自体はまとめサイトや公式ツイッターでご確認ください。
表の入手難易度は、A〜Cまでの3段階評定です。
目安として、
A:全国どこからでも入手が容易
B:ネットショップはあるけど入手が難しそう or リアル店舗がやや少ない
C:ネットショップが無かったり、あっても扱って無さそうだったり or リアル店舗が少ない

更に特別にAA評価もあります。
ネット通販対応で、リアル店舗も非常に多く、全国どこからでも(比較的安易に)利用が可能という超絶便利な店という意味合いです。
あくまで僕基準の評価ですが…。

これを踏まえまして、一覧です。

特典イラスト書店店舗所在地ネット通販入手難易度
全員集合マルサン書店静岡県内6店無し
全員集合オリオン書房東京都内8店、埼玉、新潟各1店無し
全員集合ブックスタマ東京都内10店、埼玉、神奈川各1店無し
全員集合ヤマダ電機全国60店無しB
天海春香アニメイト島根以外全国有りA
如月千早アニブロゲーマーズ11都道府県有りA
星井美希コミックとらのあな全国20店有りA
我那覇 響まんが王東京都八王子有りA
高槻やよいセブンネットショッピング有りA
双海真美・亜美文教堂全国16都道府県有りA
萩原雪歩三洋堂書店全国12県有りA
三浦あずさWonderGOO20都道県有りB
水瀬伊織エルパカBOOKS有りA
四条貴音TSUTAYA全国912店有りAA
秋月律子ComicZIN東京都内2店有りC
菊地 真Amazon有りA
音無小鳥メロンブックス全国24店有りA

※全員集合イラストの難易度は総合判定です。
※「ヤマダ電機」、「TSUTAYA」は、書籍取扱い店のみで配布と思われ、その店舗数を記載しています。
※「WonderGOO」、「ComicZIN」は12月17日時点で各ネットショップ内の商品検索でヒットしなかった為、難易度が一段低くなってます。

本当は美希、やよい、響。
この辺が欲しいんですけれど、悩みどころですね。
ネットでは送料も考慮しないとですしね。
リアル店舗オンリーにしちゃうと、美希一択になるのかな。
八王子店は過去に1度だけ行ったことありますけれど、滅茶苦茶遠かったですし(汗

ううむ。
悩ましいw

おまけはさておき。
本編も楽しみですね。
アニメから入った僕にとっては、大満足な絵で語られる新たな物語。
今は1人1人に焦点を当てて展開してますが、何れ大きなお話もやって欲しいな。
連作短編だけで終わらせてしまうのは勿体ないですからね。

終わりに

雑談でした。
「黒子のバスケ」脅迫事件に関して中心になった感が否めませんけれど(汗
好き放題書いてしまいましたが…ま、いっか。

兎に角。
犯人が逮捕され、連載に影響が出なかったのは良かったです。
集英社、藤巻先生共に多大な迷惑を被られた事でしょうけれど、連載中止とかにならなくて本当に良かった。

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