【2021年新春】今本当に面白い漫画19選

この記事は

僕が今本当に面白いと思っている漫画を紹介。

はじめに

数年間「この漫画が来る」とか「これからヒットする漫画」等というコンセプトで記事を書いてきましたが、ちょっとやっぱり違うんじゃないかなと。
ヒットの基準が曖昧だし、もっと言えば、世間で既に受けている作品を取り上げて「これからヒットするぞ」と言うことに寒々しさを覚えていました。
ならば開き直って、自分が今素直に楽しんでいる作品を取り上げてみることにしました。

選定基準は
・忖度抜きで「今が面白い!!」という漫画
・コミックス最終巻が20年12月31日現在まだ出ていない漫画
です。

それらをさらにランキング付け…というのは面倒なので無しにして、五十音順で書き連ねていきます。
共感抱けたり、その中でも「趣味が合いそうだから、読んでない〇〇読んでみようかな」とか思っていただけたら幸い。

ではでは始めます。
(感想ではありません。抽象的な言葉ばかり並べてます。わざと…と言いたいところですが、作品の良さを端的に表現することが不自由なだけです。残念ブロガーなのです)

アオアシ

主人公の成長を楽しむというのは、エンタメの醍醐味の1つではありますが、この作品ほどその要素が濃い作品は滅多にありません。
「井の中の蛙」だった葦人が、東京で大きな壁に次々と挑んでは、飛び越えていく。
テンポよく、痛快でいて、「何故上手くなっていくのか」が実に分かりやすい。
だからこそ成長過程が、これほどまでに面白い。

サッカーという競技の性質上、一選手ばかり描いていても面白さは半減してしまいます。
優れたチームスポーツ漫画は、どれもこれも個性的で人気のあるチームメイトを描けています。
常に主人公にスポットをあてつつ、そこも抜かりなく個性的なキャラで固めている。
彼らを含めての成長譚として機能していることも、この漫画の面白さに寄与しているのだと思っています。

アンデッドアンラック

年末に「クライマックス突入」という情報が、一時ネットをざわつかせました。
連載から1年を待たずでのことであったので、「もう終わるの⁉」という驚きが大勢を占める中、少なからず「納得」の声もありました。
それほど今の誌上では盛り上がっているし、物凄い速度で物語が進行しているからこその意見でした。
結論から言えば、その情報は誤解であり、真意としては「毎回クライマックスのように盛り上がる」ということらしく、その言葉通り本当に毎回熱いんですよ。
「抜き」の回が一切無くて、常にハイスピードでカーブにも突入するレースカーみたいな。
例えが下手糞すぎですが、ニュアンスだけでも伝われ~。

兎も角、面白い。
斬新な能力バトル、散りばめられた伏線と謎、魅力的なキャラクター。
ジャンプの次代を必ず背負って立てる存在だと確信しています。

怪獣8号

激熱のヒーロー譚。
という表現で合ってるのかな?
間違っては無いだろうけれど、誤解は生むかな。
何故なら、言葉通り単調単純な作品では無くて、人間の感情に深く切り込むエグさを感じるから。

「死んだ怪獣の死体の処理」という生々しいところを描いた序盤から想像するに、ライトなSFでは敢えてオミットしてる部分にもしっかりと光を当ててきそうな。
ともすれば少年ヒーロー漫画では割愛する人間のドロドロしたところにも、目を背けずに真摯に脚光を浴びせるような感じかな。

ごめんなさい、ちょっと分からない表現ですね。
まだコミックス1巻しか読んでないからね。
大いに解釈違いしてるかもだけれど、読者に強烈なえぐみを与えつつも、それをぶっ飛ばす爽快でシンプルな正義を読ませてくれる漫画だと思ってます。

ともかく、大注目の一作なのは間違いなし。

カッコウの許嫁

ヤンキーのマガジンからミステリなマガジンを経て、今はラブコメなマガジン。
大雑把すぎる「週刊少年マガジン」の雑誌イメージですけれど、ここ数年は「ラブコメのサンデー」のお株を奪うラブコメ攻勢をしてて、それが嵌ってるんですよね。
そんな流れの中での「カッコウの許嫁」。

ぶっちゃけ新鮮さも無いし、斬新な設定も無いのだけれど、だからこそ安心して読めるのだと思っています。
このままヒロインを増やすことなく、10巻台くらいでスパッと終われたら最高だな。

結婚するって、本当ですか

「神のみぞ知るセカイ」という僕の中での神作品を終了後、「サンデー」で連載した作品は、新作の度に残念な感じになっていきました。
「K.O.I」に至っては、「もう期待できないかも」という大変失礼な考えも持っていました。
そんな中「ビッグコミックスピリッツ」という新境地、初の青年誌での連載。
1巻は作風もキャラもあまりにも淡々としすぎていて、「面白くなるのだろうか」という不安感いっぱいでしたが、2巻でガラッと感想が変わりました。
もはや期待しかないです。

物語が大きく動いたわけでは無いし、個性的な新キャラが出てきたわけでも無い。
けれど、1巻よりは確実に主人公カップルが魅力的になってきて。
内面描写が積み重なって、彼と彼女をより理解できるようになったからかな。
独特の空気感も読んでいて気持ちよく感じるようになってきたし、2人の行く末も本気で気になってきた。

2021年注目のラブコメです。

サマータイムレンダ

いよいよ物語もクライマックスに突入し、最終決戦に入ったところ…だよね。多分。
ほぼ間違いなく今年中には完結を迎えることでしょう。
だから、一層白熱してるよね。

タイムリープサスペンスとしてやや複雑なのだけれど、ここまでの長期連載を緊張感を張り詰めたまま継続できてるのが素直に凄い。
絶望的な状況の中、踏ん張ってきた彼らの物語が、どういう結末を迎えるのか。
最後まで目が離せません。

灼熱のニライカナイ

サスペンス染みてきた。
いっきにシリアスに傾きつつありますが、今作はやっぱりギャグが最高。
田村先生のキレッキレなギャグが如何なく発揮されていて、げらげら笑ってます。

最近のサスペンス展開は、そんな最高な面が鳴りを潜めそうなので恐々と見守っているのですが、なかなかどうして先が気になるのです。
アクセルを踏みっぱなしでサクサクと進んでいくのも良い。
オルフェウスとチャコの秘密の核心に関わることなので、そう長期で連載する意向は無いのかもしれませんね。

シャングリラ・フロンティア

クソゲーで様々なテクニックを磨いたゲーマーが、神ゲーに挑んでみた
という漫画。
漫画というか、原作は小説。
いわゆるコミカライズなので、どこまで漫画化するのか不明ですが、可能であれば最後まで読んでいきたい。

今作は、絵が素晴らしい。
見やすくて、何が書いてあるのか一目瞭然。
バトルの迫力もしっかりと出せるし、コミカルな演出もOK。
およそ弱点が見当たらない絵だからこそ、お話にも集中できます。

フィクションのゲームを「実際に存在するかのような」リアリティを以て書かれた原作の力と素晴らしい絵の力が合わさった漫画。

呪術廻戦

物語序盤から示唆されていた「渋谷事変」もいよいよ終盤。
作品全体を見ても、間違いなくターニングポイントとなるシリーズだからか、えらく盛り上がっています。
敵のボス級との闘いを引き延ばさずに、しっかりとケリ着けてくれたところが本当に良かったなぁ。(復活する可能性はあるけどw)
ただ、それ以上に味方勢の損失が大きい。
特に〇〇ミ●(コミックス派の為に一応伏字)が△されちゃったのは、ガチで辛い。
容赦ないな、ほんと。

大きな事件を終えて、虎杖達はどうなってしまうのか。
今後について全く読めないこともあって、目が離せません。

SPY×FAMIRY

アーニャの百面相を眺めてるだけで飽きない。
表情が豊かすぎるアーニャの奮闘とリアクションを微笑ましく見守っていたい。

元々残虐な描写を得意とする作者さんだから、裏の世界の戦いは生々しく描きつつ、アーニャを中心とした表の生活は、どこまでもギャグに徹する。
この落差が面白さの秘訣…なのかしら?
分からんけれど、スタイリッシュなアクションシーンにドキドキして、アーニャの顔芸で笑う。そんな最高の漫画。

葬送のフリーレン

「指輪物語」で確立されたRPGの世界観。
多くのファンタジーが生み出されてきましたが、その多くが差別化を図り独自の解釈を盛り込んできました。
その為、多かれ少なかれ世界観の説明が必要となり、作品の入り口から読者の選別が始まってしまう危険性を孕んでいます。
だって、説明が長かったり、独りよがりだったら、それだけで読みたくなくなりませんか。
この漫画は、そういったところを潔く切り捨てていて、本当にシンプルな世界観を見せてくれています。
「誰もが思い描くファンタジー世界」を舞台にして、その世界に生きる長命族のエルフが短命族のヒューマンを理解する物語。
人間賛歌というとちょっと違うかもですが、「人生」を小難しいことは抜きに語ってると思ってます。

ドラゴンボール超

鳥山先生が何を原動力として続けてくれているのかが、全く分からないのですよね。
そもそもとして「終わった漫画には興味を無くす」と公言されていた先生。
事実「ドラゴンボール大全集」の神龍通信に書き下ろされた漫画内でも同様の趣旨の発言を自分にさせていました。
原作はとっくの昔に終わり、改めて始めたアニメ版も終わり、この漫画版も終わるのだろうと思っていたら、まだまだ続くんじゃよには意外でした。
アニメ版の「先」を扱った「銀河パトロール囚人編」に入った時も、「意外だけれど、これで終わりかな」と最終章のつもりで読んでいました。

一体鳥山先生の「今作を続ける動機」は何なのでしょうか。
何か物語の先の目標(描きたい事)があり、そこに向かって今は走っているのでしょうかね?
もしもそうならば、「DB」ファンとしてはそれを知りたくてたまりません。
先ずは新章「生残者グラノラ編を楽しみたいです。
(コミックス派なので、まだモロをどう斃したのかすら知らないけどw)

風都探偵

「仮面ライダーW」が好きだからというのもあるけれど、それを無視しても漫画として面白いんですよね。
1つ1つ事件を解決しながら、全貌が少しずつ見えてくる構成なので、どうしたって先が気になります。
テレビシリーズの時以上にミステリアスだし、敵組織が何を目論んでいるのかが皆目見当がつかなくて、どうなるんだろうというワクワクが凄い。

どうしたって「仮面ライダーW」を視聴済みであることを前提としている故、万人に勧められ無いのだけれど、それでも勧めたいくらいには面白い。
wikipedia等で軽く復習する程度をしたうえで、是非読んでもらいたいです。

仄見える少年

何気に今の「ジャンプ」で毎週楽しみにしている漫画。
「シャングリラ・フロンティア」と同じで、絵が圧倒的に上手い。
ホラーテイストの絵がしっかりしていて、非常に不気味なコマを魅せてくれます。
味のあるキャラクターも出てきてるし、もう一歩物語が加速すると化けると思うんだよね。

まだまだ打ち切り臭が濃くて、もしかしたらもしかしちゃうんだけれど、そうなる前に何らかの起爆剤を投入して欲しい。

魔女に捧げるトリック

ヘタレマジシャン、中世ヨーロッパに転生する。
史実の魔女狩りを絡めて、「マジックで魔女狩りの被害者を救い出そう!」という漫画…かな。
「マガジン」勢では暫定で一番手。
1巻の面白さは群を抜いていました。

今後次第で評価が変わるかもですが、先が気になる漫画としては最上位にいますね。

瞬きより迅く!!

これはもう、この間twitterで呟いた2巻の感想をそのまま転載します。

瞬きより迅く!!2巻読了。
変わらず面白かった。
空手道の描き方が、初心者にも分かりやすく、けど、疎かにしない絶妙な匙加減だから、素人玄人関係なく楽しめると思う。
コメディを挟みつつも熱いシーンをテンポ良く魅せてくれて続きが読みたくなるし、読後も青春スポ根読んだ〜という充実感に浸れる。

メダリスト

「瞬きより迅く!!」もそうですが、奇をてらわずに真正面から取り組んでくれるスポーツ漫画は、やっぱり面白いよ。
フィギュアスケートを題材とした漫画ってこれまでほとんど触れてこなかった(「ブリザードアクセル」くらい)ですし、スポーツ中継もほぼ見たこと無いのですが、それでも滅茶苦茶物語に引き込まれました。
「事前知識を持ってない人でも、漫画の中で自然と覚えられる」。
これって技術がいるよな~と思いつつ、読んでました。
そういう漫画って大抵面白いよね。

俄然注目のスポコン漫画です。

もし、恋が見えたなら

「百合漫画」。
「絵が可愛い」。
以上、購入動機でした。

早い話、絵とジャンルだけに惹かれて購入したのですが、予想を覆す面白さだった。
こんなにも真面目に、真摯に「他人を好きになる気持ち」に向き合った物語とは想像の埒外でした。
デフォルメの効いた可愛らしいアニメ調の絵なので、見た目は軽いノリで、ちょっと深い物語を楽しめます。

百合漫画愛好家さんにお勧め。

るろうに剣心-明治剣客浪漫譚・北海道編-

絶対往年のファンが楽しいやつ。
オールスター大集合のノリは、間違いないですね。

当時構想だけはあった北海道編。
「SQ」に舞台を移して、満を持して始まって喜んでいたのも束の間、和月先生がやらかしてしまった時は、本当に肝を冷やしました。
連載打ち切られなくて本当に良かった。ありがとう編集部。

剣心の物語は完結している為、前作にあった重苦しさは無くなり、その分空気感(ノリ)が変わっているけれど面白さは色褪せませんね。
思った以上の長丁場になりそうですし、最後まで全力で楽しんでいく所存。

まとめ

「今、面白い」って言うなら、今どういう理由で面白いのかを書けって思いました。
それが書けてるのが「呪術廻戦」だけというところに記事の程度が知れますね。

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