この漫画がアツい!!注目の7本

この記事は

昨年後半から今年始まった漫画の中で、個人的注目作品をピックアップ。

辞め時

ブログサービス引っ越しとか記事のパーマリンク強制変更とか諸々の影響を受けて、いよいよ1日のPVが200を割り込んできました(笑
全盛期の10分の1以下という物凄い凋落っぷりで、いっそ清々しい気持ちです。
辞め時を見失っていたので、このままサービスの期限が切れるまで横ばいで続くようなら、それはそれで良いかなとか考え始めています。

とはいえ、一応足掻いてみようという事で、無理矢理でも記事を作り続けてみようかなと。
そんな訳で、何度か過去にも書いた新作漫画紹介記事を。
極々狭い範囲しかカバーできていませんので、本来はこの手の記事を挙げるべきでは無いのですけれど、その点は目を瞑ってくれたら嬉しいです。

今個人的に面白いなと思っている作品を7本挙げます。

アンデッドアンラック

「次にくるマンガ大賞」第1位おめでとうございます。
恥ずかしながら、暫く読み飛ばしていた漫画です。
7月にぽっかりと出来た時間を利用して、「ジャンプ」のバックナンバーを漁って1話から読み、「とても面白いや」と気づいた漫画。

能力バトル漫画なんだけれど、能力がどれもこれも基本「分かりやすいバトル向き」では無いんですよ。
能力者達は、それらを上手くバトルに転用しながら戦っているから、「見たことも無いバトル」が描かれていて、それがムッチャ面白い。
不死の能力者が、自身の驚異的な再生能力を利用して、再生する部位を弾丸のように飛ばして攻撃するとか「有りそうで無かった」アイディアが秀逸。

全編に張り巡らされた伏線の多さも注目すべきところで、世界観の考察が捗るのも見どころ。
謎が謎を呼ぶ展開は、好奇心を十二分にくすぐってくれます。

「ジャンプ」の看板も狙えると思っています。

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カッコウの許嫁

「五等分の花嫁」がメガヒットをし、今は「彼女、お借りします」がアニメ化の影響でバカ売れしているらしい。
「ラブコメのマガジン」の新作がこちらで、やはり講談社の出版記録を色々と塗り替えているとか。

この漫画の好きなところは、何と言っても飛び抜けた底抜けな明るさ。
新生児取り違えという非常に重たい題材を扱いながらも、「それなら子供同士付き合っちゃえばいいじゃん」というあまりにも軽すぎるノリで展開していく物語は、小さな悩みなんて吹き飛ばす明るさがあります。
これラブコメなのかという重たい作品も多い中、しっかりとコメディに根差したキャラの言動は、個人的には大歓迎。

そうはいっても、それぞれのヒロインの抱える悩みには今後しっかりとフォーカスが当たっていくであろうことも予感させます。
作品全体が軽すぎないように適度なバランスが取られるんじゃないかな。
あくまでも予測に過ぎないものの、ラブコメにも濃密なドラマを欲す人も満足出来る作品になりそうです。

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桜井さんは気づいてほしい

「月刊コミック電撃大王」で連載中で、つい最近1巻を購入しました。
帯には「女の子の好きのサインはかわいくて、難しい!」とありますが、これは本書に限っては嘘です。
桜井さんの発する好き好きサインは、ただただ可愛いだけ。
全くもってちっとも難しくありません。
「バカバカ鈍感ラノベ主人公」と罵られても文句言えない程度には、気づかない方がおかしいレベルで簡単です。
だが、そこがいい。

主人公が「実は僕のこと好きなんじゃ!?」で思考停止してくれるので、桜井さんがグイグイと攻められる。
女の子の全力の好き好きアピールは、たまりませんね。

灼熱のニライカナイ

田村隆平、復活!!
と偉そうに言ってみたり。
「腹ペコのマリー」が駄々滑りしていたので、あまり期待してなかったのですが、面白かった頃の「べるぜバブ」に並ぶ勢いの作品が出て来て、凄く嬉しい。

ギャグが最高に笑えるんですよね。
第1話なんて卑怯だもんよ。
「ジャンプ」の表紙も第1話のカラー表紙も。
もっと言えば前号の予告ページでも、描かれていたのは主人公の鮫島(こう見えて警察官)と青髪の幼女チャコ。
あとはポニテ婦人警官の宇海(かわいい)だけ。
強面の警官が幼女に振り回されるバディものかという想像しか出来ない中で、本編序盤で何の脈絡もなくイルカ人間が登場するわけですよ。

こんなの吹くわ。

「ええええええ、そういう漫画なの!?」ってなるもの。
二足歩行で服着た喋るイルカ(刑事でしかも上司)とのバディものなんて予想できるかって感じですよ。

予想の斜め上行くギャグがツボにハマると、もう大好きになってしまいます。
え?
本筋の物語?
一見シリアスに見せかけといて、ギャグで処理してくれるんじゃないかな。
むしろそうであって欲しい。

葬送のフリーレン

小難しい用語の出て来ないファンタジーって、とっても読みやすいね。
そう感じるのはオジサンになったからなのかな。
さておき、世界観を呑み込む部分で頭を使わなくて良いのは、他にリソースを割けるのでとても有難い。

人間の勇者とエルフのフリーレン。
寿命が大きく異なる種族間だからこそ描けるドラマは、派手さには欠けるけれど、じんわりと心温まるエピソードばかりでとても読後感が爽やか。
心の機微の見せ方が、とっても分かりやすいからこその読み味なんだと思います。
随所で「巧いなぁ」と唸らされました。

少年漫画らしくバトル性も匂わせており、ただ単に勇者の生前を追想するだけに留まらない展開にも期待したい。

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ヤンキーJKクズハナちゃん

正統派の美少女なんて出て来ない。
一癖も二癖もあるヒロイン達だって、魅力的に描けるんです。
って漫画(嘘です)。

ヤンキーだけれど純情。
お嬢様っぽいけどビッチ。
ビッチかと思ったら天然の処女ちゃん。
見た目と中身が一致しない3人のヒロインと「たった1人の男子生徒」のラブコメディ。

ヒロイン達が仲睦まじく、お互いを尊重しあいながらの平和なハーレムラブコメに飽きたら、是非手に取って欲しい漫画。
僕は別に飽きちゃいないけれど、「いがみ合う系」のハーレムラブコメも新鮮で良いわね。
王道を行くようで、邪道を行きそうな「先の読めなさ」もポイント高いです。

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瞬きより迅く!!

ふなつ先生の描く美少女が真剣に空手道に励む。
美少女が痛い目に合うのは、なんだかとってもアンマッチな気がするのだけれど、だけれど、特段珍しいわけでも無い。
美少女にも容赦せずに惨い目に合わせることで、凄惨さを引き立たせるという手法を実践している作品もあります。
今作も、似たような見方が出来るんじゃないかと思った次第。

主人公は、武道なんて全く触れたことも無い初心者も初心者。
見た目通りのただ可愛いだけの美少女。

憧れと出会いと、勘違いを経て、空手道に足を踏み入れた彼女。
まだまだ、まだまだまだまだ覚束ないけれど、やがて1人の武道家として成長していくのだと思う。
直向きな努力を積み、その先に武道家として1人立ちした彼女の雄姿を読者が目にした時、果たして僕ら読者はどう感じるか。

「風吹けばよろめきそうなか弱い少女」だからこそ、過程の努力の跡がよりはっきりと感じられるんじゃないでしょうか。
そうして「めっちゃ成長したんだなぁ」と感慨も一入なのだと思われます。

先のことは分からないけれども、兎も角として、真剣なスポ根漫画であることは間違いなくて。
やがて来る成長を末永く見守っていきたい作品。

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おわりだよ

紹介下手糞か。
ちょっとでも。ほんのちょっとでも「新しい出会いの場」になれていたら幸いです。

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