いつまでも「美少女」を演じ続けられることの凄さ〜「やまな娘。」は凄い〜

この記事は

声優さんに関する短めの記事です。
「やまとなでしこ」って今でも通じます?

最近の声優さんは若い

声優の特権は、実年齢に左右されない役柄をいつまでも出来るという事ですね。
例えば、御年72歳の貴家堂子さんは、1969年10月のスタート以来44年間3歳のタラちゃんです。
まあ、貴家さん等一部の声優さんは中でも殊更特殊な・凄すぎるレベルの方なのでしょうけれど、それでも実年齢と役の年齢に大きな差が生まれていても問題は無い。

ただ、声優さんといえど人間。
一般人よりかは喉を大切にされている分、声の衰えとかも緩やかな感じの方が多いですけれど、それでも年齢と共に声も衰えて行ってしまいます。
故に、実年齢と役の年齢に大差があっても問題は無いけれど、実際は実年齢に近い役柄をされる事が多い気もします。

前置きはさておきまして。
最近の深夜アニメのメインキャラクターは、高校生以下が殆どです。
原作が少年・少女漫画、ラノベであることが大半な上に、日常モノが増えていたりするからなのでしょうけれど。
どのキャラも皆若いです。
で、声優さんも何か知らんですが若いです。
1作品のキャスト陣の平均年齢が20代とか割と普通になって来てる気がしますね。
勿論ベテラン勢もしっかりと存在感を出されていますけれど、次から次へと若い声優さんが出て来て、実年齢に近い若い役を演じている。

だから、「世代交代」というと大袈裟ですが、サイクルが早くなってる気もします。
ほんの2、3年前まで「若手」と呼ばれ、高校生とか中学生とかしか演じてなかった声優さんが、いつの間にかおばさんキャラとか演じられていると、ちょっと切なくなりますw
「たまこまーけっと」での日笠陽子さんとか。
最初知った時は「なんだと…」と謎のショックを受けました。

…どんどん話がずれそうなので、本題。
田村ゆかりさんと堀江由衣さんは物凄いと思うんですよ。
10年以上第一線で活躍されているのは勿論凄い事ですが、それ以上に、未だに演じている役が若い!!
それが何よりも凄いと思うんです。

最近は僕が見るアニメに、このお2人が出演されている事が多く、しかも、どれもこれも若いキャラクターばかり。
だから余計に凄いな〜と思っております。

やまとなでしこの2年間

という訳で、お2人のここ2年間の役をおさらい。

かなり際どいのですが、一部の動物・妖怪・人外系、男性キャラは無視しています。
また、作中で歳を取っている場合は、若い方を採用しています。
（年齢の分からないキャラも居ました。ごめんなさい）

先ずは田村さん。

「あいうら」で30代の役を演じられていましたが、容姿は10代に見えるほどの童顔という設定でした。
平均年齢を算出しちゃうと「むろみさん」のせいで、桁が訳分からんことになるので省略しますが、基本10代。

続いて堀江さん。

堀江さんは、田村さんに比べれば弱冠年齢高めでしょうか。
声質が大人びた・落ち着いた雰囲気の女性にしっくりくるからというのもあるかと思います。
それでも平均すれば10代後半から20代前半に収まっています。

終わりに

わずか直近2年について調べただけですが、僕の印象などでは無く実際に若い役を中心に演じられている事が分かりました。
これは本当に凄い事だと思うんです。

10年以上、10代の役も出来る程声が若いまま保たれているというのもあるのでしょう。
他に類を見ない声質というのもあるのかもしれません。
若い世代から彼女たちの「代役」は未だに現れていないのかなと。

また、人気も無ければ難しい事のようにも思えます。
ファンからは勿論、現場からも愛されているのかもしれませんね。

最初にも書いたように、若い役は若手の声優さんが務め、中堅〜ベテランは脇を固める事の方が多くなってきた昨今。（昔も似たようなものだったのかもですがw）
芸歴でいえば、田村さんも堀江さんも中堅の域に入っております。
既にベテランと呼んでも差支えないキャリアかもしれません。

そんな中、若手に負けじとメインを張り、脇役であってもうら若い美少女の役を任されている。
声優さんを凄いと称賛する時、色々な讃え方があると思います。
多くの称賛の中でも、こういった称賛の仕方もアリな世の中なんじゃないかなとか。

いつまでも若々しい声で、美少女キャラを演じ続けておられる「やまとなでしこ」コンビは、とっても凄い。
と、最近特に思っております。