僕の見た2022年冬アニメ総括

この記事は

僕が見た2022年冬アニメの総括です。
ネタバレあります。

そういえば…

かなりどうでもいいことですけれど、数年続けてきた「××××年〇アニメ第1話感想大会」的なのやめることにしました。
ここ最近は本当に薄い感想しか書けて無かったので自分で嫌気がさしてしまって。
総括も同様な状態だったから、こっちもやめようかと思ったのですけれど、そうなるとただでさえ少なくなったアニメ関連のエントリーがほぼゼロになるので、こちらだけは続けることにしました。

という訳で、2022年3月までに終了したアニメの感想です。

明日ちゃんのセーラー服

村上まなつさんの好演が光った傑作。
田舎に住む少女の何気ない日常を切り取った作品と言う有体なモチーフだけれど、きらきらと光る彼女を中心とした青春群像劇は、見ていて一服の清涼剤となっていました。
様々なフェチにこだわったシチュエーション。
クライマックスで挟まれる圧倒的な作画。
豪華女性声優陣の熱演。
様々な様子が作品に花を添えていて、最終回でその全てがパッと見事に結実していたなぁと。
主題歌も滅茶苦茶好みで、冬アニメではトップクラスに楽しみました。

からかい上手の高木さん3

オリジナル要素満載の第3期。
賛否あるでしょうけれど、以前書いたエントリーのように個人的には肯定派。
ショートストーリーでは語られなかった彼女達の生活に一歩踏み込んだ長編ストーリーは、それだけで意味があったと思う。
アニメとしては、放送前から匂わせているようにテレビシリーズはこの3期で最後。
映画を「アニメの完結編」として位置付けているのでしょう。
原作が続いている以上、原作通りの最終回は出来ず、かといって、中途半端も無い。
また、原作スピンオフで2人が結婚することが描かれている以上、ファンにとっては「2人が付き合うまで」をアニメで先行することに対する抵抗感は薄い。
(少なくとも僕は無い)
ならば、映画でそこを描こうという逆算した上での第3期の構成だったのかなと。
今期の評価は映画を含めて考えるべきかなと僕は思うのです。

鬼滅の刃 遊郭編

第1期ほどテレビに被りついて見られなかったのだけれど、原作を再構成して、足すべきところに足し、削るところは削るの判断が相変わらず見事だなぁと。
基本的には原作準拠で原作を尊重してくれているのが伝わってくるからというのも、感情的にプラスに映るんだろうなぁ。
相も変らぬ超絶作画は健在で、CGの使い方も効果的な事もあって、滅茶苦茶派手な画面だったことも見ていて楽しかった要素の1つでした。

錆喰いビスコ

1クール全12話。
これで原作の1巻だけなんだぜ。
どんだけ内容濃ゆいんだ。
放送前は、最低でも2巻まではアニメになるものと思っていたのだけれど、思い切った構成にしたものですね。
若干間延びしていたので、1巻6話程度(つまり実際の半分の尺)でコンパクトに見せた方が、より原作の濃ゆさを示せていたのではないかな。
そこだけが疑問でした。
とはいえ、演出も作画も演技も濃かったので、そこは原作のイメージ通りで良かったです。
特に主演2人の演技が図抜けていたなぁ。
終盤でビスコを失い、ビスコの魂を継いだミロの花江さんの演技は、流石としか言いようがない。
鈴木さんの魂を宿したような声で見ていて震えが凄かった。

ハコヅメ~交番女子の逆襲~

原作も話題になったドラマも見てなかったのだけれど、アニメで嵌った。
1話時点では「なんだか2000年代初頭のような雰囲気のアニメだなぁ」と思ってたのですけれど、段々とツボに嵌っていって、結局は冬アニメで一番好きになってた。
取り合えず、若山詩音さんをキャスティングしてことがファインプレイとしか言いようがない。
力感が抜けた、ともすれば棒読みチックな声による演技が作品のコミカルさを高めていて、腹の底から笑わせてもらいました。
作画・演出的には残念な部類というか古臭さを感じずにはいられなかったのですが、内容に全てを持ってかれました。

プリンセスコネクト! Re:Dive Season2

作画は相変わらず綺麗で、キャラの可愛さを十二分に引き出せていました。
コミカルな部分も前作同様個人的なツボにあってたのだけれど、終盤まではダレていたかな。
多くのキャラクターを出して、絆を紡いでいくという意味のある構成だったのは分かるのだけれど、あまりにも本筋が進まなくて…。
ただ、鬱屈していた気持ちがどばーっと解放された終盤は、ドーパミン出まくりの大興奮の連続。
絶望からの大逆転、絆で結ばれた仲間が続々と集結し、力を合わせての大勝利。
「これぞ王道」という素晴らしい内容だったし、それに見合った力の入った作画には、大満足。
1期の不完全燃焼を吹き飛ばすには十分な結末でした。

ルパン三世 パート6

個人的には、深夜帯放送の「ルパン」は「PART4」を頂点にして、どんどん評価が下がってるなぁ。
今回はさ、どうしてこういう構成にしちゃったのだろうかと疑問でしかない。
前半も後半も大きなストーリーラインを提示しておいて、ブツ切れで展開されるものだから、全く頭に残らないし入ってこない。
特に前半クールは、合間に挟まれる短編が全くと言っていいほど大筋に関わってこないから、vsホームズという熱い内容にも関わらずのめり込めなかった。
エピソード自体の質は高いのに、構成で大きな損をしてしまっていたなぁと。
後半も関係ないと思われたエピソードを最後に取ってつけたように繋げていたように映ってしまったので残念で仕方なかった。
(シリーズ構成をした大倉さんや村越さんの責任では無くて、プロデューサーもしくは監督の責任だと思っています)

ちなみにこのエントリーのアイキャッチは、今作のムルーさんです。
単発ゲストには惜しいかわいい子でした。

終わりに

「ストーンオーシャン」がまさかの分割でビビった。
続きは秋らしいけれど、それまでお話覚えてられるかしら…。

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