「劇場版 CITY HUNTER 天使の涙」ネタバレ感想

この記事は

「劇場版 CITY HUNTER 天使の涙」の感想です。
ネタバレあります。

遂に海原神登場

僕の世代は微妙に原作とずれてるんですよね。
原作こそ後追いで全巻読破したものの、アニメ版は再放送をちょいちょい見ていた程度。
だからこそ、原作を読んだ時にアニメとの違いの大きさに驚きました。

冴羽獠のルーツにガッツリと関係している原作最重要ファクターである「ユニオン・テオーペ」が出てこない!!!

なもんで、今作の予告を始めてみた時は「遂に来たか!!」と武者震い。
原作ファンとしては、やっぱり見たいエピソードでしたからね。
メッチャ楽しみ~って気持ちでいっぱいになりました。

と同時に「映画1本で纏まるの?」という疑問ももやもやと。
でもでも最終章を謳っている。
どうやって終わるのだろう?
しっかりと決着着くのだろうか。

はたして、その答えは…。
感想です。

そうきましたかw

ずっこけましたwww
「最終章序章」ってことねw
無理矢理1本で纏めるよりかは全然良かったけれど、続編が明示されていない分、スッキリとはしないというジレンマ。

序盤の方から「続編希望」だの「まだまだ出来ます」だのハンマーに直球なメッセージがあって、「あれ、今回で最後じゃないの?w」と苦笑しながら見てましたけれど、そういうことね。
これ何が何でも続編を作ってもらわないとですね。
やはりそこまで見た上で評価したいもの。

この感想を書くのに初めて公式サイト覗いたのですが、でかでかと「The Final Chapter Begins.」って書いてありますねw
鑑賞前だとどうとでも取れるから、事前に見ていたとしても結局勘違いしたままだったでしょうけれど。

気を取り直して、今作。
ミックを好きかどうかで評価が割れそうw

個人的にはアリだった原作の再構築

獠のアメリカ時代の相棒で親友。
元「CITY HUNTER」にして、ユニオン・テオーペからの「先兵」として獠に立ち塞がる最強のスナイパー。

まごうこと無き、原作終盤の最重要キャラクターの1人。
当然アニメ未登場で、早い話今作のアンジーは、ミックをリボーンしたキャラ。

獠と深い繋がりがある。(元相棒か養父を同じにするかの違いはあるが)
香が涙を流すほど、彼女と交流が出来る。
(動機や細かな経緯こそ異なるが)獠を抹殺する為に登場し、敗北の後にエンジェルダストで強化され再度戦うことになる。

結末が大きく異なりますが、アンジーはミックの代わりとして作られたキャラクターであることは明白です。

本音を言えば素直にミックを出して欲しかった。
原作そのままは尺的に難しいだろうけれど、決して無理じゃ無い筈。
そうしておけば、(あるかどうか分からないけれど)次回作へのフリとしても、前作に教授を初登場させた意味も(もっと言えば名取かずえを再登場させた意味も)伏線として活かせたと思うのです。

けれど、これはこれでアリですよね。
実際スタッフがどう考えて、こういう方向性に舵を切ったのかは不明ですが、「CITY HUNTER」の流儀に則ったってことでしょうか。

新宿駅の掲示板に「XYZ」の書き込み
香が「女の字」に愕然としつつ、苦しい生活には代えられず、泣く泣く依頼人に会いに行く
獠に依頼人(勿論もっこり美女)を紹介して、早くも後悔する香
依頼人にちょっかいかけつつも、依頼の解決に乗り出す獠

「CH」の黄金パターン。
これに乗せるには、男のミックでは都合が悪かった。
だから変えた。

こう考えると納得するしかないんです。

もう1つ考えられるのは、短い登場時間の中でラスボス・海原神の「悪としての存在感」を際立たせる必要があったから。
予告を見る限り、もっと全編に亘って出てくるのかと思いきや、終盤にちらっと出ただけだった海原。

ラスボスとして「より悪く」見せる必要性に迫られた。
実際、個人的には凄く悪辣に映りましたもの。

これもミックから「女性」に変えた効果でしょうね。
更に悪いことに生存したミックとは異なり、アンジーは死んでしまった。

短い出番ながら「これぞラスボス」としての存在感は十分に感じられました。

細かいことを言えば、「殺し合う必要性の無かった」ウェットワークスの存在。
ピラルクーとエスパーダのどこか憎めない会話は、クスリと微笑ましいところがありました。
ピラルクーが負傷したエスパーダを担いで帰る場面は、心の中で「普通に良い奴かよ」って呟きましたものw

悪というには悪役になりきれない2人。
命令に従いつつ、仲間想いに殉じたところからして、憎み切れない敵役として描かれたのは、海原をより悪く見せる意図があったのかなと。

原作の王道パターンに乗せつつ、海原神というラスボスの悪性をより際立たせるという2つの意図。
その為の変更と割り切ると、非常に納得のいくものでした。

終わりに

それだけにウェットな結末は、1本の映画としては物足りなさというかモヤモヤを残しました。
これ絶対に完結編無いとダメなやつ。

完結編、是非お願いします。

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