「フェルマーの料理」のナポリタンを作ってみた

この記事は

「フェルマーの料理」の感想です。
ネタバレあります。

小林先生の経歴を振り返る

「アオアシ」面白いですね。
やっと17巻まで読み終わりましたけれど、身震いするほどの面白さを味わってますよ。
「頭を使ったサッカー」でどんどん成長していくアシトを見るのが本当に楽しいです。

さて、作者・小林有吾先生が2018年から「月刊少年マガジン」で連載を始めました。
再びの料理漫画です。

ご存じの方もいらっしゃると思いますが、小林先生は「月マガ」出身です。
2010年だったかな?
「水の森」で初連載。
その後「てんまんアラカルト」という料理漫画の連載を始めます。

「水の森」が早々に増刊号に移籍してしまったので、「てんまんアラカルト」には大きな期待を抱いていました。
実際僕は面白く読んでいたのですけれどね。
4巻で敢え無く打ち切られちゃいました。

それからは小学館に移って「ショート・ピース」、「アオアシ」と発表しています。
という訳で、「古巣への帰還」となった「フェルマーの料理」。
週刊連載と並行してなので、シリーズ連載という形式ですが…あれれ???
始まったのって2018年でしたっけ???
そんなに経ってたっけ?
1巻の発売も2019年6月ってマジ?
数か月前ってイメージだったのだけれど、時が経つのって早い。

それはさておき、今回第1巻を購入してみました。
購入理由は、アオアシのコミックスに広告が載ってたから。
「物凄く美味しいナポリタンの作り方は?」という感じの宣伝文句に強く惹かれたのです。
なにそれ、超食べたい。

ということでレシピを参考にして作ってみました。

味の感想と反省点

じゃじゃーーん。

詳しいレシピはコミックスを買ってください。
ここではポイントだけ挙げてみます。

1つ。
通常より2分ほど長く茹でたスパゲティを冷水で〆、マヨネーズとワインビネガーでマリネした後、冷蔵庫で冷やすこと。
生まれて初めてワインビネガーを買いました。

2つ。
ケチャップを炒めた具材ではなく、フライパンの面に直接かけること。
ふつふつと煮立つまでケチャップを炒めると、余分な水分が抜けてトマトの濃厚な旨味が引き立つんです。
というのをテレビ番組で現役シェフが紹介してました(笑
余談ですが、この工夫はオムライスにも応用できます。
ケチャップって味が濃いじゃないですか。
自分でチキンライスを作ると、どうしても味が濃くなって、しかも水っぽくて、美味しいと思えなかったのですが、ひと工夫であらビックリ。
コクが出て、味の濃さも薄まるんですよ。オススメなので試してみてください。

なんだかレシピのほぼ全てを書き出してしまった感があるんですが、気にしない。(気にしろ)
このポイントを再現しつつ作ったのが、先程の画像です。

肝心のお味ですが…。
ううううん。
漫画内のようなリアクションは取れないなぁ。
美味しいんだけれど、まだまだ一味足りない。
僕の目指すナポリタンって、コクと野菜の甘みが濃厚に感じられる一品なのですよ。
具体的に言えば、ローソンの冷凍ナポリタンです。
あれ、美味いですよ。
どうして弁当のナポリタンで同じ味が出せないのか不思議なのですが(単純に作ってるところが違うんでしょうが)、冷凍パスタの方は絶品。
同じようなのを作りたくて、期待していたのですけれど。

だからといって、僕はこのレシピを頭から否定はしません。
だって、再現率が低いんだもの。
コミックスには1人分の分量が書いてあったのですが、今回僕は3人分を作りました。(出来上がったら5人分くらいありましたがw)

単純に3倍すれば良かったのかもですが、基本全て目分量(笑
素人が一番やってはならないことをしました。
で、主な敗因。
1つは、ワインビネガーの入れすぎ。
1人前の分量を大匙1杯と誤解して、5杯も入れちゃいました。
酸味が強くて、味のバランスがバラバラでしたね。

2つ目は、玉ねぎが少なかったかな。
飴色まで炒めた玉ねぎは非常に甘くて、この甘みが全体の調和を取ると思うのですが、スパゲティ5人分に玉ねぎ1個は少なすぎました。
もう1個は入れるべきだったかな。

レシピの分量を守って、もう一度チャレンジしたいです。

終わりに

「てんまんアラカルト」と同じ世界観なのですね。
名前出てくるまで海だって気づかなかった(笑
ビジュアル変わりすぎw
性格もこんなんでしたっけ???
どうせなら蒼司や天満も出て来て欲しいなぁ。

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