「To LOVEる‐とらぶる‐ ダークネス」 第21話:感想

この記事は

「To LOVEる-とらぶる- ダークネス」第21話の感想記事です。
ネタバレありますのでご注意下さいませ。

「To LOVEる-とらぶる-ダークネス」第21話「Rain〜また、今までのように〜」

前回トランス状態(…麻薬やっているみたいな表現ですね…)のメアと遭遇したナナ。
友達だと心底思いこんでいたメアの素性を知って、「友達ごっこ」とまで言われてしまった彼女が主役の回。

以前も書きましたが、ナナって人気があるらしいという事。
モモやヤミよりも人気がある可能性が高いんですよね。
人気な理由は色々あるのでしょうけれど、一つには「裏表の無い明るさ」が挙げられるんじゃないでしょうか。

モモのように色々な顔を使い分けているわけでもないし、ヤミのようにクールで無口な子でもない。
ララに似た正統派ヒロインの典型のようなキャラが、受けているんじゃないかなと推察。

そんなナナが落ち込んでしまったエピソード。
今まで見えなかった面ですけれど、非常にナナらしい感じでした。

友達だと思ってた子に”友達では無い”とはっきりと宣言される。
かなりキツイと思いますよ。これ。
自分は言われたこと無いですが、言ってしまった事ならあります。
本心では無かったんですが、小学生の頃冗談半分でからかわれた時に、ついつい照れ隠しで友人の前で似たようなことを言ってしまい…。
彼を大変傷つかせてしまったという黒歴史が…。
その後謝りまくって、その場はなんとか丸く収まったのですが、彼からすれば本当に自分を許してくれたのかは分からず。
許されなくても仕方のないことをしてしまったのは事実ですからね。

そんな僕の過去はともかく…。
こういう事を言われた側の心境というのは、やっぱり辛いはず。
この辛さは、自分自身がどこまで本気だったのかに比例するんじゃないかなと思います。
さほど大切に思ってなかった「友人」から言われるよりも、親友だと思っていた「友人」から言われるほうがショックがでかい。

ナナの落ち込みようからは、「本当に友達だと思っていた」という台詞以上のものが窺えました。
ここはナナのまっすぐなキャラが出ていたかなと。

これがモモならば、多分ここまで落ち込んでいないw
割とドライに受け入れつつ、まぁそれでも落ち込むでしょうけれど、立ち直るのも一人でしそうなイメージ。
関係修復は、多分しないかな?
「それが必要な行為」であると考えたらしそうですけれど、感情だけでそういう行動は取らなそう。
あ。違うんだ。僕はモモ派なので、決して批判しているわけではないですよとw

ヤミだったらどうだろう。
美柑から同様の事を言われたら、問答無用でリトを抹殺するという方法で八つ当たりして、地球から去っていきそう?w
それは…無いか。
美柑がリトを大切だと知っている以上、美柑から嫌われたとしても、その想いを壊すようなことは出来ない…かな。
昔のヤミならば簡単にしそうですが、今はしないと言いきっても良い気がします。
まぁ、ヤミならば、ナナと同様に落ち込みそうだけれど、もう一度関係を修復しようとまでは他者の助言があっても出来ないんじゃないかなと。
これも単なる想像ですけれどね。

彼女らに比べて、ナナは、これまで以上にまっすぐな気持ちで関係修復に猛烈にアタックしそうな気がします。
「本当の友達」になるように、これまで以上に本気で。

妹視点から見た姉・兄

何度もしつこく書いていますけれど、今作はモモら「リト達とは年下の子視点」でも描かれている。
今回がそんな回で、「To LOVEる」本編ではあまり見られなかったリト達の一面が描かれる機会が多いです。
特に今回はララ。

これまでも「良いお姉ちゃん」ぶりは描かれてきましたが、今回は特にそうでしたね。
普段からよく観察していないと、ナナの事には気付けなかったでしょうから。
些細な言動から妹の心境を察することが出来たのは、そんな普段からの行いの賜物。
妹を大切に思っているからこそ…ですね。

若しかしたら、妹たちの居住区でシャワーを浴びていた件も、そういう意図があるのかも。
結城家の風呂場。モモらが作った居住区のシャワールーム。
普段ララがどっちをメインに使っているのかは分からないです。
ララも妹たちと住んでいるという感じの台詞が過去にあった気もしますので、シャワーもそっち中心なのかもですが…。
(最近は結城家の風呂を使っていないという主旨の台詞だったかも…あとで見直しておこう。)

割合的には半々なのだとしたら…。
ナナの悩みを聞いてあげる為に居住区に行ったはいいものの決心がつかず、とりあえずシャワーを浴びることにして。
やっぱり話をしようと意を決したところにリトがやってきた。

シャワーを浴びることにどれだけの意味があるのかは分からないです。
が、ただのサービスシーンとは分かっていても、この漫画って「女性陣がシャワーを浴びながら想いに耽る」描写って過去に何度もありますよね。
この時のララも、どうしようか考えたかったからシャワーを浴びていたのかもですよねw
その場所が居住区だったのは、一度は話をしようと意を決していたからで。

ララがナナと話をしようとしていたことは描写されてましたから、こういった経緯があってもおかしくないかなと…。
「考えを纏める為にシャワーを浴びる」という考え自体が破綻していたら、僕のこの妄想はただの下種の勘繰りになりますがw

なにはともあれ。
ララは良いお姉さんであることは間違いありませんね。

ララ関係で最後に一言。
ペケが新井さんボイスに戻ってくれたのは嬉しい限りw

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