「名探偵コナン」を終わらせて 好きだからこその願い

「紺青の拳」が凄い

10連休ですね!!
史上最長のGW、皆さん満喫してますか?
僕は休みだからこその課題を予定通り熟せていて、大変充実してます。

例えば、このブログ。
レイアウトを変えたいなとずっと考えていて、ついひと月前に改元を機に変えちゃおうと計画。
密かに少しずつ準備をしていて、5月1日になった頃合いに衣替えをしてしまいました。
勢いをつけすぎて、ついついブログ名も変えちゃいましたけれど、まぁいっか。

いやさ、前のブログ名長くて好きじゃなかったんですよね。
なんでしたっけ。
「漫画な年月、アニメな平成」でしたっけ???
覚えづらくてかなわんわ~。
もっとシンプルでカッコよくて、アルファベットを使いたかった。

で、「マンガタリ(漫画語りの略)」とか「マンガニア(漫画マニアの略)」とか候補を出したものの、全部既に使われていて…。
「マンガイズム」もぶっちゃけググったらヒットしたのですけれど、活動してなさげだったので見なかったことにしてこの名前にしました。

ブログ名変えるとSEO的にアカンって記事いっぱい出てきて、実際迷ったんですが、これ以上下がりようもなかったですし。
むしろ、ここまで変えれば「ラノベな毎日、映画な日々」を嫌ってたユーザーが騙されて来訪してくれるんじゃないかなという下心もありました。

って、なんの話だこれ…。
ちゃうねん。

GWで「紺青の拳」の人気がヤバいんですよ。
人多すぎ。
ファーストデーに2回目行ってきましたが、ほぼ満席。
全国的にも1週目の土曜日に迫る勢いで入りました。

GW入ってから右肩上がりで、
4月27日<28日<29日<30日<<5月1日
という感じで動員数を上げています。

これがどれほどヤバいかというと、91.8億円を記録した昨年の「ゼロの執行人」を上回るペースだということ。
そう。日本のテレビアニメ映画初の興行収入100億円が現実味を帯びてきたのです。

きっと、この勢いは今後数年間は続くと思われます。
流石に毎年100億超えなんてことにはならない気がしますが、それでも最低60億は計算できる気がします。
既に「一過性の勢い」では説明できない領域に入ってますから。

10億円行けばヒットと言われている日本の映画界で毎年コンスタントに50億とか60億とか。
場合によってはもっと稼いじゃう。

とっくの昔からそうだったとは思いますが、近年より顕著に「青山先生1人の判断では作品を止められなくなっている」ことが窺えるのです。
あろうことか、その事が「サンデー」の連載の方まで波及している気配がしてきてるので穏やかじゃありません。

もしも、「サンデー」での現行の扱いが「作品の延命」であるのならば、即刻やめていただきたいのですよ。
以前も同じようなことを書きましたが、最近あの頃よりも強く願っているのです。

現状の確認を

昨年の「ゼロの執行人」のメガヒットを受けて、「サンデー」誌上で安室を主人公としたスピンオフ「ゼロの日常」がスタートしました。
作画は新井隆広先生。
「サンデー」や「ゲッサン」で4本の連載作品を描いてきた中堅作家さんです。
新人ではないところに、この企画の本気度が見えます。
しかも、青山先生が直々に監修を担当。
原案やネーム修正と、かなりがっつりと関わっているようです。
当初は通常の連載形式でした。

一方、原作の「コナン」は、2017年末から青山先生の病気療養のため長期の休載に入りました。
それまでも直近の1年余りは入院などの影響で休みが普段より多かったのですが、ここで纏めてのお休みとなったのです。
以降、現時点まで1つのエピソードを掲載しては、長めのお休みに入り、また新しいエピソードを掲載する…というパターンになっています。

連載が不定期になったことで、エピソードの構成にもやや変化がみられています。
これまでは3話完結の短編を中心に構成。
時折5話前後の長編を挟むというものでしたが、不定期連載になって以降は長編が中心になりました。
しかも黒の組織周りの伏線が絡むエピソードがほとんどを占める様になったのです。
長年伏せられていた組織のボスの名前が判明したのも、この時期。
明らかにこれまでとは様子が変わってきてるんですよ。
確実に終わりに向けて動き出している感があります。
「100巻で終わるかも(笑)」とか「最後は決めてある」と10年ほど前からインタビューで答えられてましたが、実際100巻あたりでの完結もあり得るのかもしれません。

さて、そういった状況の中、「サンデー」2018年33号から異変が起こりました。
「ゼロの日常」の掲載が、「コナン」休載時のみになったのです。
割合的に「コナン」の方が掲載率が高いのなら問題ないのですけれど、そうじゃないんです。
未だ「コナン」は不定期連載中。
「ゼロの日常」の方が多く掲載されているのが現状です。

もし締めに入ってるのだとしたら

こうした状況からファンの間でも「引き伸ばし」説が出ています。
決定的だったのは、青山先生の言葉でしょうか。

ご本人的には体調面は恢復しており、今の掲載状況は担当判断…と証言されています。

いち担当レベルで雑誌の売り上げを左右しかねない作品の掲載可否を決められよう訳もなく。
間違いなく編集部、もしくは出版社や関係各社の判断と考えた方が適切そうです。

と、考えるようになったんです。
ネットでファンの意見を見てから(笑

最初青山先生の言葉を見た時の僕は、てっきり「体調を慮った編集部の優しさ」と解釈してましたので。
無理をさせないってことなんだろうなと。

勿論この可能性だってゼロじゃありません。

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©新井隆広/青山剛昌

ただ、あまりにも不定期期間が長すぎるんです。
本人の発言から見ても、病前の頃のようにバリバリとは無茶としても、年間半分(25話程度)の掲載は可能なんじゃないかなと。

ファンとしての最悪は、作品の未完です。
考えたくありませんが、先生が亡くなってしまったらという最悪のケースだって想像しちゃう。
それでなくとも病気や事故で筆を折らざるを得なくなるかもしれない。

作品がまだまだ続くようなら、もっともっと連載して欲しいとは思うのですが、展開的にも終わりに迫っている。
青山先生が実際に終わりを意識しているのでしたら、それを叶えて欲しいのです。

アニメや映画は、原作が終わっても続けられますよ、きっと。
そりゃ近年の映画のような「原作連動」はできなくなりますが。
青山先生だって、連載が終われば、もっとがっつりと映画に関われる(かもしれない)。
組織を出せなくなったりといくつか縛りは出来るかもですが。

「原作で結末知ったから、もういいや」と映画館に足を運んでくれなくなる人はそんなに多くないんじゃないかな。
だってさ、結末は大方の人の予想・希望通り「組織を倒して、新一に戻って蘭とキスしました」になるのでしょうし。
そもそも、もうそういう次元の動員数じゃないですしね。
(GWの定番行事化してるのでしょう。)

「映画がドル箱過ぎるから、原作をやめられない」のではないんですよ。
逆です。
言葉悪いかもですが、なにしても・どんな出来でも一定の動員を計算できる今だからこそ、やめられるチャンスなのではないでしょうか。
(評判の悪い作品を何年も続けちゃうとそっぽ向かれちゃいますけれど)

ともあれ、終わりの始まりが見えてきてるのならば、スムーズに終わりまで突っ走ってほしいのです。
それが偽らざるイチファンとしての願いですかね。

終わりに

それはそうと、25周年記念作は、こだま監督以下全監督を集結させた作品を作ってくれないかしら。
総監督 こだま兼嗣
監督 山本泰一郎(事件パート担当)、静野孔文(アクションパート担当)
絵コンテ・演出 佐藤真人、立川譲、永岡智佳
脚本 於地紘仁
とか。

とんでもない大傑作が生まれると思うの。
どうかな。

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