この記事は
MCU最新作「ファンタスティック4」の感想です。
ネタバレあります。
MCUの感想書くの2年振りらしい
過去記事遡ったらば、「マーベルズ」を最後に感想書いてなかったみたい。
このブログ自体放置してるので、さもありなん。
ネタバレ防止策として、感想を書いてない3作について軽く触れていきましょう。
デッドプール&ウルヴァリン
20世紀フォックス時代の前2作に続く第3作目は、MUC初合流作品。
「2」が個人的に微妙だったので、期待半分だったけれど、不安を一掃する抜群の面白さだった。
ブラックユーモアをこれでもかと盛り込む作風が、非常にデップーらしい。
20世紀フォックス配給の映画を中心にして、過去のマーベル映画のキャラクター達を多数登場させるというお祭り感もさることながら、やっぱりヒュー・ジャックマン演じるウルヴァリンの復帰が大変素晴らしかった。
キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド
評判あんまり宜しくないんだけれど、個人的には良かったんだよね。
よく「レッドハルクを予告編で顔見せしたのは失敗だ」と言われるけれど、そんなこたぁない。
ロス大統領(長官)の出自を考えれば、この予告からもより強く「今まで通りヴィランとして終始敵対する」と思わせられる。
しかし中身はそうではなくて、ロスが正義に努めようと葛藤する物語が中心に来ており、予告編を良い意味で裏切ってくれていた。
MUCに限らずアメコミ映画によくある「スーパーヴィランの倒し方がしょぼい」を今作も踏襲してはいるけれど、非常に納得出来る決着の見せ方であった。
それもこれも、予告編で想像させた展開とは異なるアプローチでロスを描いていたからに尽きる。
サンダーボルツ*
あのキャラが序盤で早々に退場したのは大変に驚きました。
ところで公開後に知ったのですが、アメリカでは(英語圏では?)「*(アスタリスク)」には、「仮称」という意味もあるのだとか。
なので、予想出来てた人は、簡単に予想出来てたのかもですね。
世間では、タイトルが今作最大のサプライズだったのでしょうけれど、僕としては惹かれなかった。
そこに至る物語に、嵌らなかったから…かな。
中盤までは笑いありアクションありで良かったけれど、終盤の展開が…。
地味…過ぎた。尻すぼみな印象を拭えなかったです。
という訳で、感想を書いていなかった3作の感想でした。
「ファンタスティック4」の感想に続きます。
超王道ストーリー
これぞアメコミ映画という王道な映画。
これを退屈と取るか、「これでいいんだ」と取るかは人によるかな。
個人的には、これで良かった派。
ファンタスティック4は、今後のMUCの中核を成すチームと言われています。
今作から始まるフェーズ6としても、マルチバースサーガの締めとなる「アベンジャーズ」2作としても。
そして、その先。
フェーズ7以降も見据え、Xメンと双璧を成す存在になるんだと思われます。
文字通りその第一歩を示した作品として、満点だったのではないかなって。
メンバー4人の個性やチームとしての方針がしっかりと描かれていたし、チームスローガン的な「家族」なんて、まさしく物語の軸にもしっかりと絡められていた。
特にリード良かったわ。
格好良かったし、頼もしかった。
今のMUC全体を俯瞰してみた時、どうしてもリーダー不在の状況がきつかった。
トニーとスティーブという2人のリーダーが居た頃との「差」はそこよね。
僕としては、次世代のリーダーにはティ・チャラとピーター・パーカーに担って欲しかったんです。
ピーターはまだまだ若いけれど、トニーの薫陶を受けてリーダーとして成長していく姿を見たかったし。
ティ・チャラは既に一国の王。威厳もあって相応しかった。
それなのに、それなのに…。
ピーターは世間から忘れられ、ティ・チャラは亡くなってしまい…。
サムが「BNW」を経て、リーダーとして独り立ち出来そうなタイミングでの今回のリード・リチャーズの登場は、まさに待望の一言。
神聖時間軸側のリーダーとしてサムが、他の時間軸のリーダーとしてリードがそれぞれ立って、新しいアベンジャーズを纏めていってくれたら、トニー、スティーブ時代にも負けないものになってくれると思うのだ。
新たなリーダーが示された一本としても、非常に価値のあるものだったと感じました。
ギャラクタスぇ
先述したけれど、スーパーヴィランの最期ってこういうものよねって感じなのは、まぁ、それはそれとして残念ではあった。
日本のバトル漫画の場合って、会敵した時点でどんなにヴィラン側が強くとも、友情とか努力とか根性とか奇跡とか、ヒーロー側が最終的にはパワーアップをして、力業でやっつけることが多い。
理屈で考えると強引な面は否めないけれど、ただそれ以上にカタルシスを得られる。
アメコミは、そうじゃなくて。
ヒーローよりヴィランの方が圧倒的に強かった場合、このパワーバランスが崩れることってほぼ無い。
じゃあどうやって勝つかと言えば、有体に言えば罠に嵌める。
唐突なパワーアップはしないけれど、超科学とか設定の欠陥とかバグ技を使って嵌めて、倒したり、どこかに飛ばしたりする。
ザ・偏見って意見なのは百も承知だけれど、こういうの多い気がする。
で、カタルシスは得にくい。
ギャラクタス。
強いんだろう。
途轍もない存在なのだろう。
惑星を「食う」くらいだからね。
それにしては…ってバトルシーンとオチでしたねw
天才科学者のリードがいるからこその発明と発想の勝利
と言えば否定は出来ないんだけれどね。
終わりに
ドクター・ドゥームが遂に登場しましたね。
ドゥームまでフランクリンを狙っているのか?
チームが神聖時間軸に来る理由づけとしては、自然な流れと言えそう。
さて、次回作は「スパイダーマン4」だ!!!!!!
トムホが帰ってくるぞぉぉぉぉぉぉ!!!!!
どうか、どうかスパイディも「ドゥームズデイ」と「シークレットウォーズ」に絡んでくる展開にしてくれぇぇぇ。