「エターナルズ」感想

この記事は

MCU「エターナルズ」の感想です。
ネタバレあります。

はじめに

「アベンジャーズ」に次ぐ新たなヒーローチームの登場。
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーは無視か⁉w」と突っ込みそうになりましたが、兎も角。
MCUフェーズ4の映画3本目ですね。
感想です。

感想

「エンドゲーム」に次ぐ上映時間となった本作。
「冗長になるまいか」と不安があったのですが、そんなこともなく。
全く中だるみしなかったかと言えば嘘になりますけれど、10人もの新ヒーローの魅力をしっかりと堪能できる作品に仕上がっていました。

物語のスケール感はMCU史上最大規模。
7000年間にも及ぶ壮大な物語と人類存亡の危機。
街の破壊がどうのという次元の話では無くて、惑星規模のお話で「史上最強のヒーローチーム」の名に恥じない活躍が描かれていましたね。

特筆すべきはやはりエターナルズの正体に迫るドラマ。
地球人類を脅かすディヴィアンツと数千年にも亘り戦い続けたエターナルズ。
悪の怪物から人類を救うヒーローと自らも思い込んでいた彼らは、実はディヴィアンツと起源を同じとする存在だったと判明。
しかも本来の使命が、人類を増やしてセレスティアルズを目覚めさせること。
セレスティアルズは人類を餌にして、新たな宇宙を生む存在である。
つまりは、地球は滅びるけれど多くの生命も生み出す存在だということ。

こりゃエターナルズの中でも意見割れるわな。
単純な善悪では割り切れない問題。
本来の目的に忠実となるか、長く守ってきた人類をそれでも守り抜くか。
こういう答えの無い問いを投げかける点は秀逸だよね。

なんたって、個々人それぞれの答えを描くことで、エターナルズそれぞれのキャラクターを描き分けられるから。
僕個人としては、キンゴのキャラがお気に入りとなりました。

やはり陽性的なキャラは好感が持てます。
仲間を思いやる気持ちが強いるけれど、目立ちたがり屋で諦めも早い。
ヒーローとしては最終決戦に不参加するとかダメだけれど、人間味があって嫌いになれません。
戦い方も「DRAGON BALL」などでお馴染みの光弾を飛ばすスタイルで格好良いしねw

残念ながら死んでしまったけれど、ギルガメッシュも良かったなぁ。
恋に生き、人として生きることを選んだスプライト。
仲間を裏切ってまで命令に殉じたイカリス。
人類に絶望し、人類を愛したファストス。
良いキャラが多かったし、非常に楽しかった。

どうなる続編

強すぎるし、スケールがデカすぎる故に他のヒーローと共闘出来そうもないエターナルズ。
彼らは今作限りの登場かと思っていたのですが、まさか帰ってくるとは。
一体どうやって再登場するんでしょうね?

一番あり得そうなのが今作の正統的続編となる「エターナルズ2」。
セルシらを救うためにエロスらが活躍するというエピソードは想像しやすいです。
はっきりと伏線が張られた以上は、エロスの活躍とセルシらの行方は必ず描かれるはずです。

他作品とのクロースオーバーを念頭に置くならば、「ホワット・イフ…?」と繋げられないかなと思ったりもしてます。
ウォッチャーが結成したガーディアンズ・オブ・マルチバース。
ここにエターナルズが加わるということになれば、壮大なスケールそのままに他のヒーローとの共闘も可能になるかと。

観察するだけのウォッチャーと宇宙の創造と破壊を司るセレスティアルズって対極の存在に思えるんですよね。
セレスティアルズがウォッチャーの逆鱗に触れて、またしてもウォッチャーが世界に干渉するようになったら、ガーディアンズ・オブ・マルチバース&エターナルズvsセレスティアルズが実現するかも…と妄想しましたw

デインはどうなるの?

デインの伏線も今後に繋がるよね。
こちらは別作品でヴィランとして再登場するのかな?

 

と思ってたら、全然違った!!!!!
ええええマジで⁉

デインは原作ではヒーローになるらしいのですけれど、それ以上に驚いたのが、彼に声を掛けた謎の人物の正体。
監督本人が声の正体がブレイドであると証言していたらしい。

デインとブレイドの共闘も確定⁉
いやはや、先が楽しみ。

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