コミックス新書版至上主義 完全復刻版が流行って欲しい!!!

この記事は

コミックス新書判は素晴らしいと思う。
そんな思いを書いただけの記事。

新書版の素晴らしさを謳う

何度も書いている事ですけれど、僕はコミックスの形態では新書版が最も好きです。
文庫サイズは小さすぎるし、完全版等の大判は綺麗だけれど嵩張る。(書棚に入れる場合、それなりの高さが必要)
新書サイズが丁度しっくり来るんですね。

でも、この新書版って、本当にあっさりと絶版になります。
連載も終わり、コミックスも最終巻まで発売すると、売上に比して早々に店頭から無くなり。
やがて、ぱったりと絶版となってしまいます。
コミックス完結後も書店で売られるのはほんの一部の作品のみ。
完結後も需要が見込める超人気作のみです。

話は関係ありませんが、こういう現象を見ると、漫画家さんにとっての究極の目標って「ずっと書店に置いてもらえる作品を作る事」っていうのもあるのかもしれませんね。
初版部数の記録を作ることや、累計部数で〇〇万部超えをする事等具体的な目標は人それぞれかもですが、いつまでも読まれる作品という意味で、このような目標を打ち立ててもおかしくないかなって。

それはさておき。
兎も角、新書版の絶版が早すぎる訳です。
僕としては、文庫等形態を変えて再販するくらいでしたら、ずっと新書版を刷り続けて欲しいと思うのですよ。
連載完結して数年経ってから新書版の新品で集めようとしても、出来なかった事が何度もありますので。

例えば最近では「DRAGON QUEST ダイの大冒険」。
何処をどう探しても売ってない。
文庫版しか無くて、「新書版の新品が欲しいよぉ。いやだぁぁ。うぎゃああ」と駄々捏ねている日々。
だから、未だに買ってなかったりします。

何故、ここまで新書版に拘るのかというと…。
なんていうか、連載当時の空気まで一緒に愉しみたいというのがあるんですよね。
表紙の絵もそうですし、中身の企画内容、作者のコメント。
あと、装丁デザインも。
例えば、ジャンプコミックスでいえば昔のコミックスには、「読者からの応援ハガキ紹介ページ」なんていうのがあったりしました。
当時のファンの気持ちが誌面から伝わってくる、とっても良質なコーナーなんです。
作者コメントは昔から存在しているものの、これも当時の作者の顔写真とか使われていたりして、大変貴重なんですよね。
着ている服や髪形などから、当時の流行が垣間見えたりして、これもこれで面白い。

んでも、これらの企画ページなどは、大抵の場合形態を変えると姿を消します。
文庫版にありがちな「他作家の解説」ページも面白いとは思うんですが、ぶっちゃけると、そんなの要らないんですよ。
どうせなら、当時の新書版を徹底的に”再現”して欲しくて。
とはいえ、再現する必要も無いので、ならば新書版を刷り続けて欲しいという答えに戻ってしまう。

表紙イラストも、”当時の絵柄そのまま”が、やっぱりベスト。
作家さんの”最新の絵柄”による”描き下ろし”よりも、当時の表紙を採用してくれた方が嬉しい時もあるんです。

やっぱり、僕は新書版に拘りたい。

完全復刻版が最高だ

最近は新装版が目立ちます。
ビッグネームで言うと「DRAGON BALL」、「YAIBA」、「らんま1/2」かな。
他には、「あずまんが大王」、「まじっく快斗」(青山先生の本は短編集まで新装版で出てたような)、「DQM+」等々。
パッと思い浮かぶところではこのくらいかな。他にもいっぱいあると思います。

残念ながら、必ずしも表紙や中身の企画まで完全再現という訳にはいってませんけれど、それでも、改めて新書版で再販してくれるという心意気が嬉しいですよね。
(上記で上げた例では唯一「あずまんが大王」だけが出版社は元より、サイズまで変更している為、少し僕の主旨とは違ってきますが)

んで、本題。
最近、本屋で驚いたことがあります。
「タッチ」のコミックスが昔のまんま売っていたからです。

中身までは見てないので分かりませんけれど、「完全復刻版」と銘打って毎月2巻ずつ刊行されているようですね。
これ、ファンからすれば狂喜乱舞なんではないかなと。
先ず間違いなく「タッチ」と同じ明青学園を舞台とした新作「MIX」絡みの企画の一端なのでしょう。
「MIX」で熱中し、「タッチ」を読みたくなったファンの心をガッツリ掴むナイスな企画に思えてなりません。

もうね、絵が懐かしい。
懐かしいと言っても、僕は「タッチ」連載時には幼児だった訳で、当時の事は分からないけれど、それでも懐かしさは感じるんです。
先ず、言葉は悪いですけれど、絵が”古い”んですよね。

あだち先生の絵って昔から完成されているので、大きくは変わってませんけれども、それでも比べれば全然違います。
今の方が上手く、洗練されている。
だから、やはり「今の絵」では無い、どこか懐かしい感じの絵で。
そこがとっても良い。

そんで、装丁ですね。
右側に「Shonen Sunday Comics」と書かれた帯状の部分があります。
これ、昔のサンデーコミックスのフォーマットで、今や無くなった部分です。
(70年代創刊当初から有ったみたいで、80年代終盤に無くなり始め、「機動警察パトレイバー」最終第22巻を以て完全消滅したみたいです。
ざっと調べただけなので、間違っているかもですが)

このように表紙からして、「当時の空気」が出ていて、しかも「MIX」と同じサイズ。
本棚などに並べると綺麗に揃う見た目の美しさもあり、非常に良い試みだと本当に思えます。

文庫版などはもう本当に古い。
新装版も今一歩。
これからの時代は、「完全復刻版」ですね!!

という訳で、集英社様。
「ダイの大冒険」を「完全復刻」して下さいませw
理由としては「ドラゴンクエストシリーズ27周年」とかで。中途半端だけど。

こんな記事書きつつ、「新書版」と「新書判」どっちが正しいのか分かってなかったりするw

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