「名探偵コナン」第102巻感想

この記事は

「名探偵コナン」第102巻の感想です。
ネタバレあります。

はじめに

「コナン」の感想ずっと書き続けてますが、基本的に事件名は「コナン編纂室」から拝借しています。
アニメ化されてサブタイトルが確定すると「編纂室」の事件名もアニメ準拠になるんですけれど、それまではオリジナルの名称が使われていたりして、その変化を観測するのも一興だったりします。

さて、102巻。
いつもは「編纂室」はコミックス発売日には更新されているんですけれど…。
されてないだと…。
ということで、今回の感想の事件名は適当です。

File.310「伊達が遺した事件メモ」

警察学校組に纏わるエピソード第2弾・伊達編。
もう少しドラマ性を期待してたんですけれど、ちょっと期待外れ?

とはいえ、伊達の後輩の高木がしっかりと犯人逮捕に貢献して、伊達初登場時にも出てきた安室も絡んでと「伊達のエピソードらしさ」は健在。
それと「ハロウィンの花嫁」見た後だと安室と佐藤刑事の関係性とかでもニヤリと出来ますね。

File.311「ライン上の殺人」

第3弾は諸伏編。
ちょっと「美術館オーナー殺人事件」を思い出しました。
あの事件、殺し方エグかったですよね。
全身甲冑を着て、剣で何度も斬りつけた上に、喉元をぶっ指して壁に磔にする。

怖さがあったよな~。あの頃は。

表現規制だ、コンプラだなんだと煩くなった昨今では出来ない描写になってしまった気がします。

今回はそんな中でもエグ味のある殺人描写で、個人的に良かったなぁと思ったのです。
別にスプラッタ趣味は無いし、むしろ苦手だけれど、殺人を扱っている以上は怖さは欲しいのでね。

ただ、事件の方は特になんとも(汗
トリックもダイイングメッセージも過去の焼き直し感が強かったので。
それを差し引いても、犯人の名前は絶妙な「ありそうな名前」なのは流石。

File.312「15の受難」

第4弾、オオトリは当然松田編。
重悟と千速のラブコメも気になるっちゃなるんだけれど、やっぱり高木刑事の方に目が行っちゃう。
伊達編もそうだけれど、しっかりと映画を意識した作りになっていて、見た目ではなく中身の面で松田と高木が重なるようなシーンを作り、高木の危うさをも強調する。

佐藤刑事よりも松田のことを知っている千速から見ても、高木と松田2人が似ているのだと描くことで「ハロ嫁」が一層楽しく見られる仕組みになってるのかなと。
客観的な第三者視点を入れることで、佐藤刑事が高木に松田を重ねちゃうのは自然なんだなと思わせてくれるからね。

うん、ちょっと何言ってるのか自分でも分からなくなってきたので、次行きます。

File.313「半開きの密室」

映画の販促タイムを終え、たった3話なのに平次が登場。
短編ながら長編にしても良いようなネタの詰め込み具合だったなぁ。
102巻ではぶっちぎりにベストエピソード。

ピザの切り方はどこかで見たことある気もするけれど、上手く利用して睡眠薬を盛る方法が鮮やか。
毒と違って睡眠薬なら、万が一他の人間が口にしても問題無いですからね。
「真ん中あたり」ならある程度アバウトでも成功する可能性が高い。

密室トリックに関しては、短時間でそんなことまで出来るかってツッコミ入れたくなるけれどw
ハンカチ、スーパーボールと小枝を使って「間隙をついて殺す」という王道への繋ぎとして魅せる手管が面白かった。
相変わらず小さいながらもしっかりとハンカチを事前に見せてるし、犯人当てが出来るのも高ポイントですね。

動機も中々にエグくて好きよ。
一切同情も擁護も出来ない殺人鬼がたまには居ても良いよね。(現実に居て欲しくはないけど)

んでんで、唐突に出てきたのは烏丸蓮耶?????
若返っている説もあるけれど、まだっぽい?
不老不死でも無いみたいだし…。
考察班の方々の意見を聞きたいところですね。

File.314「コラボ」

苗子可愛いなぁ。
マジで、苗子可愛い。
「コナン」で一番可愛いと思うわ。

てか、どんな偶然が起こったら3組がそれぞれ知らずに同じファミレスで出会うのかw
この続きが来春とか酷すぎるw

てか、感想とかこの1話で書くのは無理よね。

終わりに

もうずっと言い続けてるけれどさ。
本当にそろそろマジで本格連載再開して。
「ゼロティ」も終わったんだし、良いじゃない。
1エピソード連載して、1か月ほど休んで…を繰り返されるのは辛いぜよ。

ついには巻数で「ONE PIECE」に並ばれたし、どんどん離されていっちゃうよ。
離されたからどうという訳でもないけどさ。

こういう引き延ばしはそろそろ止めて欲しいです。

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