「劇場版 ポケットモンスター みんなの物語」感想。

はじめに

「ポケモンGO」のスペシャルウィークというイベントで必要な参加券。
TOHOシネマズで「ポケモン」を鑑賞すると貰えるという事なので、見てきました。
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感想です。ネタバレあります。

激しい13日の金曜日だった

以下、「みんなの物語」とは一切関係の無い無駄話です。
感想はこの次の段落まで読み飛ばしてください。
お手数おかけします。

非常に大変な1日でした。
午前中は就労移行事業所で過ごすと12時から「ポケモンGO」。
先ずは大発見でカビゴンを捕獲すると、そのままの勢いで伝説レイド・レジアイス戦へ。
運良くレジアイスを捕まえると、小休憩。
ソフトバンクのジムでジム戦をこなしつつ、腹ごなし。

13時過ぎにTOHOシネマズへ移動。
そしたらさ、酷いんだよ。
TOHOシネマズのジムでジム戦を頑張ってもう少しで金バッジになるとこまで進めたのにさ。
それなのに、今日見たらポケストップに変わってるんだもの。
酷いや。
本当に気落ちしつつ、13時半から「みんなの物語」を鑑賞。
参加券はなんなくゲット!!
なんだけれど、客層がヒドイ。
まさかのお子さんゼロ(汗
自分含め、いい歳した年配トレーナー大集合www
矢嶋哲生監督が「お子さんに楽しんでもらいたい」ってインタビューで言ってたのに、肝心のお子さんがいないというね。
監督にしたら複雑な心境になるかもしれない。
平日の小学校終わる前の時間帯とはいえ、珍現象に遭遇しました。

映画自体は15時20分に終了。
そこから早足でとあるジムまで移動すると、15時半からEXレイド・ミュウツー戦(通算2度目)!!
やったぜ、ゲット出来ました!!

気分を良くして電車で帰宅。
家には入らずに車に乗り込むと、いざイオンへ!!
事前に調べていたイオンは2か所。
1つはターミナル駅の駅前。車で40分程。
1つは最寄駅からバスで20分弱の僻地。家から車で30分程。
この選択肢なら迷わず後者ですよね。
途中多少混雑に巻き込まれたものの16時半頃に到着。
手早くお買いもの。
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ペットボトル飲料とか買ったのですが、相模屋の「ナチュラルとうふ」が売ってたので購入。
ご存知ですか、この豆腐。
一口食べれば、豆腐の概念が必ず変わります。
豆乳しか使われていないのに、滅茶苦茶甘いんです。
超濃厚でいて、甘い。
添付のオリーブオイルをかけても美味。
ガチでオススメなので見かけたら是非!!

脱線しました。
1500円程買い物したら、一旦荷物を車内に収めて玩具売場へ!!
目的は勿論「ポケモンGO」の参加券。
そうです。
イオンでも配っているんです。しかも先着順。
1000円以上のレシートを玩具売場のレジに見せると参加券を貰えるという寸法です。
焦るよね、これは。

駐車場から売場に戻って店内図を確認。
数回しか行ったことの無い店舗だったので、位置関係が分からなかったんです。
「玩具」の表示を探す、探す。
探す、探す、さが…す…。さ…が………おや?

おやや?
無い…ゾ…。

サッと青ざめましたね、ええ。
内心泣きべそかきながら、一応フロアをざっと回ってみますが…確かに無い。
玩具売り場が無い。

頭の中で検索しておいたもう1店のイオンへの経路を描きます。
あっちはそこそこ大きな駅の駅前店です。
配布枚数が不明なので、流石に焦ります。
最悪のケースを想定しつつ、念の為サービスカウンターへ。
「ゲームソフトが売ってないか」訊ねてみました。
すると朗報が。
売ってるというのです。
場所を教えて頂き、そこへ。
でも、無い。
無い、無い、無い。
これは情報が古いのかと疑いを持ちつつ、ぐるっと先程よりも詳細に見て回ると…あった!!
ありました!!
確かに玩具売場は無いけれど、棚2列だけゲームソフトを取り扱っている区画がありました。
これは!!ってことで、身近なレジへ。

かなり恥ずかしかったですが、「ポケモンGOの参加券を配ってませんか?」と訊ねました。
「そこ、そこでやってますよ」。
右側を指差す店員さん。
え?そっちはさっき通った…ってあああああああああああったああああああああ。

ちょっと紆余曲折ありましたが、無事参加券ゲットできました。
半日間「ポケモン」関連の出来事に奔走しましたが、概ね予定通りに進めて安堵しました。
ほくほく顔で家へと帰ってお疲れ様。
頑張った自分、お疲れ自分。
自分で自分の労をねぎらいつつ、お茶を飲んで一息ついて今日のメインの泌尿器科へ向かいました。
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……オッサンにはオッサンなりの悩みが色々あるんですよ…。

ポケモンを原点回帰

前置き長いわ。
自分で書いてて、飽きてきたわ。
ここから漸く「みんなの物語」の感想になります。

僕はポケモン・ザ・ムービーの鑑賞って今回で3本目です。
昨年に「キミに決めた!」と「ミュウツーの逆襲」を見ただけなのです。
だから過去作との対比とか、深い考察めいたことは一切書けないのですけれど、上手に原点回帰をされてるなという印象を持ちました。

興行収入が5年連続で右肩下がりだったことは、多くの方がご存知なのではないでしょうか。
2016年の「ボルケニオンと機巧のマギアナ」では、遂に21.5億円まで下がってしまい、全盛期(の数字)を知ってる僕からすると異常事態に思えたのです。
数年で消えていく一過性のブームで終わるシリーズではありません。
20年近くもの間第一線で売れ続けたシリーズなのです。
故に、この凋落は普通じゃないなという感覚を肌で覚えたのですね。

ファンでも無い僕が変だと感じた位です。
制作に携わっているスタッフの方々はとんでもない危機感を覚えたのではないでしょうか。
それ故なのか、昨年から方向性を大きく転換しました。
今まではテレビシリーズに歩調を合せて作られていた映画ですが、2017年は「サトシの冒険の始まり」から再出発しました。
ピカチュウとの出会いから、テレビシリーズとはまた違ったサトシの始まりを描いた昨年は、数字を大きく回復。
きっと卒業していった大人達が懐かしくて劇場に戻ってきたのでしょう。
見事に「原点回帰」で活路が開けました。

子供向け映画とはいえ、少子高齢化の今「かつてのファン達」を動員する事は大切になって来ました。
「ドラえもん」、「コナン」、「クレしん」(「大人帝国」)に出来ていて、「ポケモン」に出来ていなかった要素ですが、「ポケモン」らしく取り入れたのかなと。

「ドラえもん」も「コナン」も元々ストーリー自体が大人の鑑賞にも堪えうる作りなんですよね。
でも「ポケモン」は右に倣えとはいきません。
より子供向けに作られているから、急に大人を意識したストーリーに舵を切るのは無理があります。
だから、「かつての子供達」が見たくなる作品を作られたのではないかなと。

「ポケモン・ザ・ムービー」の特徴は先程も書きましたが、テレビシリーズとの同期です。
どんどん発売される原作ゲームに合せてテレビシリーズも新シリーズが起ち上げられ、その度に「新しい世代のポケモン」が登場してきます。
20年離れずに付いてきたファンなら兎も角として、子供時代で離れてしまった「かつてのファン」にとっては、もう新しい世代のポケモンがメインを張るアニメは別作品なんですよね。
なんのポケモンかも分からないから愛着を持てないのです。

だから、シリーズはテレビ版に合せて、ストーリーのみ原点回帰をしてても、「かつてのファン」を呼び戻す事は出来なかったでしょう。
サトシが旅立つ最初からストーリーを始めても、出てくるポケモンの大半が第7世代とかだったら、見向きもされなかったと思います。
ちゃんとポケモンも原点に戻っていたからこそ、昨年のヒットがあったのかなと。

今回もその原点回帰の延長線上の映画。
第2世代までのポケモンを中心に登場させて、メインにはルギアを持ってくる。
新ポケモンのゼラオラを出して今の子供達に訴求しつつも、予告ではルギアをしっかりと印象付けるように編集されているので「かつてのファン達」をも動員させる。
この策略はきっと上手くいく気がするのです。

ポケモンを見事に活かしたシナリオ

さてさて、原点回帰映画がいつまで続くかは不明ですが、一先ず3部作という予想の元妄想を展開させてみます。
「ポケモン」の魅力は大きく分けて3つあると考えます。

1つ目は冒険。
毎回とある地方を舞台として、主人公が壮大な冒険を繰り広げます。
ポケモンマスターを目指して、様々なポケモンに巡りあう物語。
この要素を主軸として「キミにきめた!」は作られていたと思います。

2つ目はバトル。
ポケモンは様々な属性を持ち、相性があります。
それを基にした戦略を組み立てて、優位にバトルを進めるのがポケモンバトルの醍醐味。
バトルもまた「ポケモン」の魅力ですね。
この要素はきっと次回作で大いに発揮されるのではないかと予想しています。
なんせあのポケモンが再びスクリーンに戻ってくるんですからね。
かつてを凌ぐポケモンバトルに期待が高まります。

3つ目はポケモン。
可愛いポケモン、ヘンテコなポケモン、怖いポケモン。
「ポケモン」最大の魅力はなんといってもポケモン自体でしょう。
知っているポケモンが大きなスクリーンの隅々に登場する様子は、もうそれだけでスッゴク楽しい。
あ、あそこにコダックがいる。
ここには、オオタチが。
あっちにはヨーギラスが。
動いているポケモンは、「ポケモンGO」で見る時とは違って、どのポケモンも可愛く見えます。
新しい魅力を再発見してる感覚を味わえたのです。

そんな知ってるポケモン達が、力を合わせて人間と協力して難題に立ち向かうんです。
街の危機に、山火事の消火に。
水ポケモンはハイドロポンプなどで水を吐き出し、電気ポケモンは放電で失われた電力を復活させる。
格闘ポケモンが自慢の腕力で木々をなぎ倒して火を消せば、氷ポケモンも自慢の氷技を活かす。
火事現場でヒトカゲは戦力にならなそうだったりと、一部のポケモンに活躍の場は無かったものの多くのポケモンが自分達の属性を活かしていました。
上手な作劇だなと素直に感じたのです。

当たり前っちゃ当たり前の作劇なんですけれどね。
舞台を設定して、事件を用意し、それに適したキャラクターを配置する。
今回多くの人間のキャラクターが出てきましたが、それぞれが事件解決に役立つ特技を持っているんですよね。
1人じゃ解決できないけれど、皆で力を併せれば解決できるように、分担した役割を持っていて。
どんな作品もここは共通してるんですが、「ポケモン」ならではなのは、この先です。
ポケモン達にも、ちゃんと同じように分担した役割を持たせていたんです。
それが先程の件。
モブなんかじゃ無くて、ポケモン1人1人が主役なんだという事がしっかりと伝わってくる点でした。
ここは本当に「ポケモン」の魅力ですね。

終わりに

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今作は多くのゲストキャラクターが登場します。
皆、それぞれに悩みや傷を抱えていて、それをポケモンと一緒に乗り越えるドラマがあります。
感情移入出来たり、共感出来るキャラがいるかもしれません。
そういうのを探しながら鑑賞するのも面白いかもしれませんね。
僕としてはリサとイーブイの物語が一番好きでした。

あと、ラッキーについても一言書いておこうかな。
ラッキー。
かわいいよね、ラッキー。
大好きなポケモンの1種。
母性溢れるポケモンですが、声が母性に溢れすぎてました。

予告と違う…。
もう少しなんちゅうか、こう…。
かわいらしさ…みたいな…。
子供っぽい感じ?を出して欲しかったかなぁって。
ラッキーが「らっきぃ。」って言うたんびに気になりました。

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