2020年春アニメ 第1話感想大会(藤原啓治さんの思い出付き)

この記事は

2020年春アニメの感想です。
ネタバレあります。

追悼・藤原啓治様

大変にショックなニュースが飛び込んでまいりました。
声優の藤原啓治さんの訃報です。
長い療養から復帰されて、これからも素晴らしいお声を聴かせてくださると信じていただけに、あまりにも唐突で信じられない気持ちでいっぱいです。
とっても辛いです。

では、春アニメ第1話の感想を書きます。

天晴爛漫!

西部劇とか時代劇が何気に好きなんですよね。
明治時代のアメリカを舞台としたレーシングアニメ。
オープニングを見た感じですとバトル要素も絡んできそうですね。
特に近接距離での銃撃戦は是非本編で見てみたい。

少年漫画のようなワクワクが詰め込まれたような第1話で、今後への期待感は今期一番。

ULTRAMAN

Netflixオリジナルアニメとして19年春に配信されてから1年。
遂に地上波で放送という事で、原作既読者としては待ってましたの視聴となりました。

やはり注目しちゃうのは、フル3DCGアニメーション。
近年徐々に増えてきてはいますが、まだまだ主流とは呼べない手法ですが…。
自分は苦手だなというのが率直な感想です。
端的に言うと気持ち悪いです。
これもまた不気味の谷と言えるのかな?

どうも動きが細やかすぎて、その辺がリアルに映るんですよ。
それなのに顔はどこまでもデフォルメされた漫画調。
キャラクター造形と動きの間に拭いきれない違和感があって、結果として気持ち悪く見えています。
多分慣れることは無いんだろうなぁ。

物語面は、原作準拠なので特に言うことなしです。
あ。OP、格好いいですね。

乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…

実は原作の方の単独記事を用意してました。
暫く下書きのままになっていて、アニメ放送開始前にアップしないといけないような内容だったのですが…。
日の目を見ることはなさそうなので、後で削除しておこう。

さてさて、その記事の内容を少しだけ書きますと、つまりは僕は「悪役令嬢」という言葉が聞きなれないでいました。
コミックスの発売リストとかラノベの杜さんとか見てると「悪役令嬢」という単語が目についていて。
何のことだろうかと調べて、手にしたのが偶然本作だったのです。
まだ2巻までしか読んでおりませんが、中々に興味深いジャンルですね。

それはさておき、アニメ第1話の感想。
キースを発端とした両親の喧嘩エピソードなど序盤から省略しつつでしたので、原作では2巻以降もっと先までを映像化予定なのかなと感じました。
物語としては2巻で一区切りついているので、そこまでを目指して丁寧にやっても良かったようにも思いました。
キャラの掘り下げという部分では、個人的には必要なエピソードだと感じてましたので、少々残念。

どことなくシリアス面が薄まりそうな印象を持ちましたが、反面コメディ面は内田真礼さんの「独り芝居」で楽しませていただきました。
カタリナが真剣に破滅フラグを折ろうとしている姿が読者の笑いを誘い、王子たちの心を溶かしていくので、コメディ要素は全力投球して欲しい点。
まだ何とも言い難いですが、このまま突き進んでいってくれると嬉しいです。

かぐや様は告らせたい?~天才たちの恋愛頭脳戦~

待望の第2期スタート!!!!!!
あぁやっぱり面白いわ~。
1期のラストシーンから再開して、早々に「天才たちの恋愛頭脳戦」ちゃんを泣かせる演出は最高ですね♪
いきなりのタイトル回収で、笑わせて頂きました。
ということで、2期はラブコメになります。
1期もラブコメだったけど、まだ辛うじて天才頭脳戦してましたから。
かぐやの可愛さを存分に堪能したいと思います。

啄木鳥探偵處

原作があるので、ミステリとしての最低限の体裁は保っているんじゃなかろうかということで視聴。
(その原作自体は僕自身未読です。)
とはいえ、ライトミステリ寄りな可能性もあるだろうなとしつつ、期待しすぎずにいたのですが…。
第1話だけでは正直なんとも言えない感じでした。

殺人事件が起こって、目ざとく探偵が気付いて、事件に介入して…。
真犯人の存在の可能性を示唆した時点で終わり。
決め手となった証拠も捏造では、ミステリとしてはあまりにも中途半端と言わざるを得ないかな。
時代背景や俳人という立ち位置を考えれば、現実的な落としどころと言えるのですが、フィクションなのでもう一歩踏み込んで欲しかったというのが正直なところです。
あくまでも導入であり、これからという見方も出来るので、様子見です。

絵柄や雰囲気は好きでしたので、見るのが苦になるということはなかったです。

食戟のソーマ 豪ノ皿

蛇足蛇足言われてた最終章「BLUE編」をアニメ化。
(wikipediaのあらすじに影も形も無いのは何故に)
ここまで映像化してくれるとは、1期の頃は想像すらできなかったなぁ。しみじみ。

第1話は海での期末試験から。
「鈴木」との邂逅と対決をカットして、ここで初顔合わせにするなど珍しく大きく構成を弄ってきました。
真夜中の料理人の存在を一切合切無視してるけれど、大丈夫なのだろうか…。
これで朝陽以外出てこなかったら吹く。(OPに影はあったから、多分出るんだろうけど。)
取り敢えず5期では出番が少ないレギュラー陣の顔見せとしては、第1話は賑やかで楽しかったですけれども。
構成に不安が残る第1話ともいえました。

継つぐもも

まさかの第2期。
ごめんなさいだけど、絶対に2期は無いものだと思い込んでました。
原作者が魂込めてるえっちなシーンが規制の名のもとにほぼほぼ無いか極限までぬるくなってるので、アニメは期待してないんだけれどなぁ。
別にえっちなシーンが見たいという訳では無くて、そこを含めて「つぐもも」の魅力だからさ。

ストーリーは大きな流れに入っていくのだけれど、どこまで映像化していくのでしょうか。
第1話は…やっぱりちょっともっさりとしてる印象。
バトルの迫力も原作には及ばないかなぁ。
抽象的な批判ばかりでごめんなさい。

富豪刑事 Balance:UNLIMITED

「時をかける少女」などでお馴染みの筒井康隆先生原作のアニメ。
そういえばドラマ版見てたなと懐かしくなり視聴。

感想は一言で「スタイリッシュ」。
どこまでもスタイリッシュ。
ストーリー自体は、非常にシンプル。
神戸という男が、どれほどの富豪なのかを大胆に描いただけのもの。
それだけにキャラクターがシンプルに伝わってくる。
2話以降で、どれだけお話を捻ってこれるかをポイントに視聴したいです。

プリンセスコネクト! Re:Dive

単純に好き。
萌えの見せ方とギャグが僕の感性との相性がピッタリです。
原作ゲームは未プレイですが、CMでぺコリーヌのことが気になってたんですよね。
なんか可愛いキャラがいるって感じていて、今回も彼女を目当てで見てみたら、これが当たりだったわけです。
毎週楽しみに待てる作品に出会えて嬉しい。

終わりに:藤原さんの思い出

藤原さんの出演作で特に好きなのは、吹替ではトニー・スターク(as ロバート・ダウニー・Jr)。
アイアンマンの格好良さは、ロバート・ダウニー・Jrさんの容姿と藤原さんの声が作り出していた。
本当に最高でした。
(「シャーロックホームズ3」どうすんだよぉ。藤原さんの声以外は嫌だよぉ)

そして、アニメでは「鋼の錬金術師」のフューズですね。
2期で多くのキャストが変更になった中、藤原さんのフューズが続投だったのは、当時本当に嬉しかった。
まだ味方の少なかった序盤でエルリック兄弟を支えたフューズ。
その頼もしさ、大人の包容力、おどけていてもいざとなるとキリっとなる格好良さ。
藤原さんの声によってフューズに確かな命が吹き込まれていたと思っています。
故にフューズの死は、作品全体を通しても非常に重く、辛いところでした。

コロナの影響で公開が延期となったロバート・ダウニー・Jrさん主演の「ドクター・ドリトル」ですが、藤原さんが吹替版を担当されているとのこと。
発表的には遺作となってしまうのかな。悲しいことですが。
僕は今作を見に行く予定ではありませんでしたが、藤原さんの演技を堪能するために見に行こうと思っています。

まだまだ沢山の作品で、その声を聴かせていただきたかったです。

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