「名探偵コナン」 第83巻 感想 世良の正体についての考察

はじめに

世良に対する謎が深まった巻でした。
いつも通り事件別感想です。

File.251「赤女伝説殺人事件」

現場を荒らす名探偵(笑
どうせならば、
上原「こんなところに血痕が。ここで犯行が行われたのね」
蘭「それコナン君の鼻血です」
上原「へ?」
的なミニコントをやって欲しかったり…。

閑話休題。
もう少し大きな事件になるかなと想像してたのですが、そういう事も無く収束〜。
事件そのものよりも世良の事が気になる。
恋かしら。

File.252「恋愛小説家が仕掛けたトリック」

この事件はトリックが分かり易かったですね〜。
全部を見抜けたわけでは無いですけれど、いつ女性が犯人の部屋に入ったかは。
いや、だって、誰でも気づきますよ。
出前に来た人達の中で1人だけアシスタント(チーフの山岸さんの絵?)じゃないんですもの(笑
此処見た瞬間にピンときちゃいましたよ。
あ〜成程と。

ベルモットが変装して、隣室の世良を監視(盗聴)しに来たのか!!と。(違

それにしても非常に可哀相な被害者。

File.253「ふたつのエビス橋」

冒頭で笑ったwww
早くもコナンがしびれを切らしていてwww

それはさておき、非常に凝った構成でした。
東京と大阪。
探偵団と平次という中々どうして組む事が少ないキャラを使っての遠隔推理。
平次の”告白”含めて大いに楽しめました。

で、今更ですがコナンって探偵団をなんだかんだ言いつつ頼りにしてますよね。
今回も分かった上で素直に尾行させていました。

推理に確信があり、危険だと分かっていたら、尾行を撒いていた事でしょう。
どうやって追跡されているのかが分かっているのですから、探偵団バッジを自分から離せば良いだけですしね。
それをしなかったのは、推理に自信が持てなかったから。
あとは危険が無いという判断もあったのでしょうね。

で、何よりデカいのが「ヒントを得られる可能性」に掛けたんじゃないかなという事。
今までも探偵団の何気ない一言で事件の真相を見抜いた事がありますから。
今回も光彦の機転で平次の頭を借りるというヒントを得られましたしね。
文句言いつつも、頼ってるんだろうな〜というのが垣間見えたエピソードでした。

ところで、コナンって和葉の事「和葉ちゃん」って呼んでましたっけ???
すげえ違和感がw
「和葉ねえちゃん」じゃなかったです??

File.254「緋色の探偵のプロローグ」

「緋色の探偵」って誰の事???
新一…なのかな?
編纂室を読む限り新一の事っぽいですが、「プロローグ」?

最初の事件は1年前の「空飛ぶ密室 工藤新一最初の事件」ですよね。
このエピソードがプロローグって言われると疑問が。

世良について

ちょっと今までの持論を全て忘れて…。
世良について今の考えを纏めてみます。

兄妹について見ていきますと、長男は赤井で確定。
明日公開の映画で昴として生きてましたとバレが来ると思ってます(笑
で、次男ですが、羽田としておきます。
安室と迷っていましたけれど、彼は「赤井を恨んでる事は確か」と巻末のキャラ紹介で青山先生が述べてますから。
兄弟間で遺恨があっても不思議じゃないですけれど、ココは素直に取っておきます。

という事で基本的に本筋に次男は絡んでこない。
あくまで世良に助言をしたりしてるだけで。

兄妹は世良含めて3人だけというのは、本人の台詞を信じます。
問題は世良に匿われている謎の少女ですね。
兄妹でも親戚でも無いなら、じゃあ何者?と。

ググるんじゃなかった。
世良と灰原の間に何かあったかなと思って、コミックスを紐解く手間を避けてネットに頼ろうとしたのがダメでした。
でも、ダメだ。
一度見てしまった以上、無視して書く事は出来ないです。

うん。
世良の母親…ですか。
サンデーの連載で明かされた事実なのかどうかは分かりませんが、母説が濃厚な感じ?
とすると「領域外の妹」というのは、コナンや灰原の妹って意味なのね。
同じ薬で幼児化した。
すると巻末インタビューで「(幼児化したキャラが他に)そのうち出て来るかもね」というあーやま先生の言葉にも納得してしまう。

でも、そうすると世良母(?)は、どうして薬を飲んだのだろうかという疑問が。
何時、何処で、何故、アポトキシンを飲まされたのか?
ううううん。謎。謎すぎる。

ちょっと考えました。
先ず時期。
「領域外の妹」というのは、同じアポトキシンを飲んだコナンの妹という意味と解釈。
ここで、灰原も含めて3人の飲んだ順番を検討します。
コナン⇒灰原
は確定なので、世良母?がどこに入るかですね。

コナン⇒世良母⇒灰原の場合。
これはアウトですね。
灰原は過去の服用データから死亡が確認されて無い人物は新一だけと言ってますから。
だから、世良母がコナンの前というのも考えられません。
という事で、
コナン⇒灰原⇒世良母
の順。
この1年以内の間に服用したと見て間違いなさそうです。

次に場所。
普通にアメリカでしょうね。
3年前から移住してたんですから。

何故か?
考えられるのは、赤井への復讐の巻き添えになったケース。
組織に正体がばれたのが2年前。
1年前まではベルモットに命を狙われていましたし、その後も狙われ続けたと見て間違いないんじゃないかと。
当然赤井も家族の安否を懸念し、ジェイムズに協力してもらうなどして隠していたのでしょうけれど、遂に見つかってしまい…。
(ジェイムズが住んでいたシカゴのアーリントンハイツに隠れ住んでいたとか…。)
但し、都合よく見つかったのは母親だけだったとwww
彼女はアポトキシンを飲まされ、幼児化。
責任を感じた赤井は髪を切って、日本へと組織潰しに戻る…みたいな。

で、やっぱり僕は赤井父と優作が友人関係にあると思っています。
今回世良が言っていた「世話になってるパパの友人」というのが優作で、赤井と世良のパパはFBI捜査官。
世良は母が薬で幼児化した件を相談し、新一も同じ犠牲者だと教えられ、母を戻すべく日本へ戻ってきた…。
新一の頭の良さを知っていてもオカシクナイ世良は、新一を頼ってきたのかなと。

もう分からないですが、「サンデー」本誌が映画と連動してバリバリの謎解きシリーズに入るっぽいので、次巻以降に期待。
あ〜〜〜〜早く続きが読みたい。

名探偵コナン 83 (少年サンデーコミックス)

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