「シャングリラ・フロンティア」第4巻感想

この記事は

「シャングリラ・フロンティア」第4巻の感想です。
ネタバレあります。

はじめに

クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす
その4巻目になりました。

今回も感想を書きます。

感想

ウェザエモン、格好良すぎじゃない。
いや、マジで格好良いでしょ。

土左衛門とかドラえもんみたいな格好良いとは言えない名前なのに、メッチャ格好良い。

兜・仮面の意匠が好みドンピシャなんだよね。
サムライトルーパーを思い出しちゃった僕は、オッサン過ぎますねw

さて、物語はそんな格好良いウェザエモン戦に突入しました。
ウェザー(weather)衛門だからか、天候に纏わる技が多くて、その破壊力が想像しやすい。

居合技の風断は、「外気で皮膚が鋭い刃物で傷つく現象」であるかまいたち現象から取られてるのでしょう。
(因みに、かまいたち現象というのは、現代の科学であり得ないと否定されてたりします。)
ただ、漫画などの知識から「非常に鋭い切れ味」が想起されるし、それが居合技ともなれば、一撃必殺も頷けます。

他の技も同じように天体現象から威力を推測出来るもので、流石の世界観構築力だなぁと。
読んでるだけでムリゲー感が伝わってくるし、そんな最強種を相手取って20分間も耐え抜くサンラク達のゲームスキルの高さにも説得力があります。
高額で貴重なアイテムを持って臨んでいるとはいえ、複数の一撃必殺を見舞ってくる化物を相手取って、20分間も戦えるって相当ですよ。
20分って、テレビアニメほぼ1話分ですからね。

とはいえ、時間稼ぎして倒すというのも、確かにサンラクが言う通りつまらない。
これは漫画として読んでいても、同意できます。
折角の強敵との戦いで、相手が自滅するのを待つだけなんて拍子抜けです。
どうせなら主人公に強敵を見事討ち取って欲しいというのが人情ですよ。

ダメージも通るようになり、果たしてどのような決着を見せてくれるのか。
致命刃術で倒すのか、はたまた…。
個人的には、直前の回で便秘回を入れたのですから、その話を活かして欲しいなと。
「サンラクの修行」意外の意味合いがあったと思われるので、ウェザエモン戦の切り札になってくれるのではと期待しています。

もっと後になって「ドラゴンフライ」が、重要キャラとして再登場するのかもですけれど。

セツナ、本当にNPC?

ペンシルゴンがNPCに感情移入した?

僕ら読者は、サンラク達ほどペンシルゴンの性格を把握していないから、この辺りのやり取りはコメディタッチもあってさらっと受け入れるしかありません。
「NPCを無情に扱う彼女も、時にはNPCに感情移入することもある」という流れに、まぁそんなものかと。
特段おかしな論法でも無いですからね。
描かれているママを信じてさらっと読み流すのがベターなのでしょう。

けれど、セツナの「プログラム」発言と併せて考えると、ここまであからさまな伏線も無いよね。

「ペンシルゴンがNPCに感情移入する。」
普通にそういう事もあるのだろうけれど、セツナに対しては「そうじゃない」と捉えるべきなのでしょうね。

セツナは、NPCを装ったPC。
ターゲットに合わせて、背景のドラマやキャラクターメイクをして、ターゲットの心を掴み、ウェザエモン戦へ挑ませているのではないか。
目的は「ゲームの攻略」。
プレイヤーにゲーム攻略を進めてもらうために、有力なプレイヤーを惑わせ、ウェザエモンと戦わせているんだと想像します。

そんなこと出来るのは、ゲームの開発者くらいなもので、ならば、セツナを動かしているのは管理者(=開発者)なのかな。

とか考えながら読んでました。

終わりに

5巻で決着が着くようですが、サンラクはどのように倒すのでしょうね。
楽しみです。

 

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