「THE FIRST SLAM DUNK」キャスト一新に対して抱いた不信感の2つの理由

この記事は

「THE FIRST SLAM DUNK」について。
ガッカリしてます。

11月4日午後8時 悪夢の時間でした。

youtubeでの特番の配信を知ったのは、11月4日の午前中の事でした。
仕事の休憩時間にスマホでニュースを見ていて、たまたま目にした記事。
これはなんとしてもリアルタイムで見ようとワクワクしたのを覚えております。(一昨日の事だから覚えてるに決まってますけど)

キャスト発表。
遂に来たぞ…と。
草尾さんが。
緑川さんが。
梁田さんが。
置鮎さんが。
塩屋翼さんが。(お兄さんと区別するためにフルネームで表記してます)
湘北ファイブが26年ぶりに帰ってくるんだと。
疑いもせずに、待っていたのです。

懐古厨と断じられても仕方ないのは百も承知です。
だって、テレビアニメ版で育ったんだもの。
未完のテレビシリーズの続きを望んでしまったとしても許して欲しい。
全国編が26年の歳月を経てアニメーション化されるのではないかと勝手な希望を抱いたとしても良いじゃないか。

それに、もう1つ期待感を抱かせたのが「東映アニメーション制作」という点だ。
ソースが出せないので間違った情報かもだけれど、井上先生はアニメ版に不満だったという話を聞いたことがあります。
特にバスケの描写に不満で、故に「ブザービーター」のアニメでは監修として関わったとかどうとか。
真偽不明だけれど、これ聴いたときに東映アニメーションでの「SLAM DUNK」の続編は消えたと思い込んだのです。
けど、「東映アニメーションで新作アニメ映画」。
この時点でキャストが同じだと思い込んでしまったのだ。

そんなだから、あまりにも。
あまりにも、僕にとっては残酷な時間でした。

声優一新。
無論考えられない事では無かった。
そりゃ26年も昔ですもの。
キャラクターは老いないけれど、生身の人間は歳を取る。
いくらプロとはいえ声だって当時のままって訳にはいかない。
オリジナルキャストが続投してても違和感はあっただろう。
そうじゃなくとも、26年も間が空けば、テレビシリーズとは別物としてリスタートしてると考えた方が自然だ。
むしろオリキャスのままと考える方がおかしいのかもしれない。

それでも、他の「同じような間隔の空いた」作品と違ったのは、声優陣が全員現役だという点。
比較に出されていた「ダイの大冒険」にしても、ダイ役の藤田淑子さんが鬼籍に入られていたため、キャスト一新は発表されなくとも察していた。
(全員現役の「セーラームーン」は三石さん以外変更されたので、ケースとしてはこちらの方が近いか。)
サブキャラ勢には、当然亡くなられてしまった方もいらっしゃるけれど。
(石塚運昇さんとか辻谷耕史さんとか…。田岡監督は、石塚さんの演技が最高だった。辛い)
メインキャストは全員存命かつ現役。
そりゃ夢見ちゃいますよ。

長くなりました。
ともかくキャスト一新にガッカリした僕。
それでも特番は見続けて…更に失望していったのです。

木村昴さん「花道役に自信」

いや、まさかさ新キャストのトークが始まるとは思ってなかったさ。
望んでもない新キャスト5名が登場し、司会者を交えて作品について裏話を語っていく。
ファンにとっては貴重な時間、最高の企画…になるはずなんだけれど、僕には聞けば聞くほどヘイトがたまっていく時間だった。

いやさ、新キャスト陣にヘイトを向けても仕方ないんだわ。
頭では理解してるんだけれど、どうしてもダメだった。

中でも一番ムカッとしたのが、木村昴さん。
オーディションに臨んだ時の心境から、2年の歳月をかけたアフレコのこと。
彼の言動からは「花道役をモノにしたという自負」が溢れていました。

当たり前である。
プロの声優さんだ。
自分の演じた役に対して後ろ向きな話をしても、他の声優仲間(特に同役のオーディンションを受けた声優さん達)、製作スタッフにファン。
全方面に対して失礼である。
故に本来であれば、ヘイトを抱くこと自体「あり得ない」のだが、この時の僕はその「あり得ない」気持ちを抱いたのだ。
草尾毅さん以外考えられなかったのだから、「何勘違いしてんだ、おぉん」ってなってました。
(勘違いしてんのは僕の方です。)

歓迎したくない新キャストが、「自分の役だ」とキャラクターについて語っている。
この時の僕には、あまりにも逆撫でする最低な企画に映ったのです。

これがキャスト一新に対して抱いた不信感の理由の1つ目です。

2年前には決まっていたキャスト。

2つ目は、もうこれ。
キャストトークで判明した新事実ですけれど、2年前には既にオーディションも終え、キャスト陣が決まっていたそうな。
つまりは、井上先生がtwitterで「映画作ってます」宣言した時点(2021年8月13日)では、とっくに決まっていて。

何故公開1か月前まで伏せていたのか。

何も情報が無かったからこそ、特段変更は無いと思ってしまったのです。

プロモーションが最低だったよね。
キャスト一新するなら、この程度の情報はとっとと解禁しておくべきだった。
2年前には確定していたのだ。
やろうと思えば、初報で告知できたのだ。
それをせずに、伏せたまま引っ張りに引っ張った。

ガッカリだよ。本当。

でも見に行く。

どうも原作ともテレビアニメとも空気感の違う作品になりそう。
声優陣に「自然な演技」を求めていることとかもそうだし、予告編の雰囲気もね。
宮城が中心ぽいから、言われている「ピアス」を下地にして、「ピアス」のトーンで描いているのかもしれない。

声優云々は置いておいてもこれまでの「SLAM DUNK」とは別物として割り切っておいた方が良い気がしてきた。
そういう心づもりで見に行きます。

最後に。
お見苦しい記事で申し訳ございませんでした。

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