「金田一37歳の事件簿」 第6巻感想

この記事は

「金田一37歳の事件簿」第6巻の感想です。
ネタバレあります。

謎はすべて解けた

犯人は、岡倉純。あんただ!!

と思う。
というか、他に怪しいのいないですしね。
あそこまでモロにヒント出されちゃ、分からんわけ無いという。
これで外してたら恥も良いとこですがw

さてさて、第6巻の感想です。

銃殺トリックの推理

クライマックスを迎えた「函館異人館ホテル新たなる殺人」。
セリを使った空中密室殺人のトリックが暴かれ、残るは銃殺トリックと犯人の正体のみ。

冒頭にも書きましたが犯人が岡倉だとすると銃殺トリックも見えてくるんです。
ポイントは、いつモデルガンが本物の銃とすり替わったのか。
簡単です。

本番前の小道具置き場?
この時間帯は、岡倉には完全なアリバイがあるので違います。

入れ替わったのは、赤座銃殺直後。
水島から岡倉が銃を「貸せ!!」と取り上げた時点ですね。
岡倉はすぐさまセットに向けて1発撃ってますが、この直前にマジシャンもビックリな早業で自身が持っていた本物の銃と水島のモデルガンを入れ替えたのでしょう。

つまり、手順はこうです。
先ず、舞台で水島が台本通りに綾野木を撃ちます。
この時点で水島の手にはモデルガンが握られているので、当然銃弾は発射されません。
綾野木は予定通りに撃たれたフリをして舞台裏に堕ちます。
岡倉は、この時舞台裏で待ち構えていて、落ちてきた綾野木に向けて発砲。射殺します。
(実際の発砲音は、舞台演出のシンバルの音でかき消されたのでしょう。)

この間も舞台は続いており、今度は赤座が撃たれるシーン。
岡倉は素早く舞台袖の幕のウラに身を潜めると、水島の発射と同時に赤座目がけて発砲。
さも客席からは「水島の持つ銃(モデルガン)から撃たれた」ように見えるという寸法。

以上が僕の推理ですが、はてさて当たってるでしょうか。

いつきさんも知らないハジメの謎を解きたくない理由

意外な事実ですが、あのいつきさんも知らなかったとは驚きでした。
ということは、ハジメの近くの人間が事件に巻き込まれて死んでしまったという線はほぼほぼ無くなったと言えそうですね。
美雪、もしくは、玲香が死んでしまったのかと思ったのですが…。

となると、あと残された線は冤罪くらいでしょうか。
ハジメが推理ミスをして、無実の人間が犯人となってしまった可能性ですね。
それこそ、かつて浅野先生(首吊り学園殺人事件)に推理を誤誘導させられたように、上手いこと騙されてしまったのかな?
だとしても、いつきの耳に入りそうなもんですが…。

なんだか益々謎が深まりました。

終わりに

ということで、簡単に記事を書きました。
感想という感じでは無いですが、ちゃんとした事件の感想は全て明らかになってから書こうと思います。

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