「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」第15巻 黒猫if(上) 感想

この記事は

「俺妹」第15巻は黒猫編の上巻だ‼
ネタバレ感想です。

出遅れた

完全に出遅れた。
うっかりしてた。
先週はごたごたしてて、「俺妹」新刊の発売日を失念していました。
気づいたのは、12日の夜。
翌日速攻で入手して、読みました。

ネタバレ防止用の雑談はこれくらいでいいかな。
感想です。

感想

本編ルートでも付き合っていた京介と黒猫。
あの時は悲しい別れが待っていたけれど、今回のルートは正真正銘のハッピーエンド。
「桐乃も好きだけれど、黒猫とのゴールも見たかった」という複雑な気持ちだった当時の本懐を、数年の時を経て叶えてくれるのはやはり嬉しい。

さて、上巻はシリーズ初の「ちょっと不思議なこと」が起こるというもの。
日常ものに突如SF設定をぶっこむと世界観が壊れるという悪い感想を持ってしまいがちですが、そんなことはありませんでした。
冒頭で予告があったからすんなりと入っていけたというのもありますが、黒猫ルートだったらアリかなと思えちゃったんですよね。

中二病患者で「そういうの」大好きな少女が、実際にそういうシチュエーションに身を置いたら、どうなるのか。
なんだか少女の本質が見えてくる気がしますもの。

宇宙人だの未来人だの異世界人だのを「本気で」信じているのか。
一線を引いて、「フィクションとして」楽しんでいるだけなのか。

結論としては、「常識人」としての範疇にありながらも、どこかで超常的なことを望んでいるという「これまでの黒猫像」に則った描写に感じました。

一般的な事実として、あり得ないという見解を持ちつつも、未来人とか居たらいいなという淡い希望だけは抱いている。
中二的な振る舞いを理解した上で楽しんでいるという彼女ならではの「オタク像」がそこにあって、実に黒猫っぽいなと。
何が言いたいのかというと、本編を知らずとも15巻だけで黒猫という女の子の本質が理解できるようになっていたのではないかということです。

そういう意味では、今回のSF設定は十分に活きていたと思いました。

んで。
未来から2人の娘が出てきたわけですが。
こういう元気溌剌系の女の子はやっぱり魅力的だなぁ。

日向、黒猫、桐乃に似てるって、最強すぎる。
今度は姉妹揃って活躍してほしいなぁ。

終わりに

非常に短いですが、上巻の感想は以上です。
下巻は、再び現代が舞台になるのかな。

どうやってラスボス桐乃と対決するのか見ものですね。

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