「傷物語 鉄血篇」 感想

この記事は

「傷物語 鉄血篇」の感想記事です。
ネタバレありますのでご注意下さいませ。

はじめに

お蔵入りしたと諦めていましたので、公開日が発表された時は「あ、本当に作ってたんだ」と大概失礼な事を思ったものでした。
という訳で、「傷物語」が遂に封切となりました。
今日からは3部作の第1作「鉄血篇」!!
初日とはいえ平日だし、そんなに混まずにゆったりと見れるだろうと高を括ってたのが大間違い。
僕が見た回はほぼ満員御礼の大盛況。
凄まじい人気作なんだな〜と実感した次第です。

では、簡単にですが感想を。

感想

三部作の最初という事で、物語もまだまだ導入部。
ココ!という見所も無く、大きなヒキがある訳でも無く、わりかし「普段着の物語シリーズ」だったなというのが正直な感想です。
これはもう続きを待つしかありませんね。
原作未読なので、ここからどう「化物語」の関係性に落ち着くのかが興味深い点ですね。

そんな中でも、個人的に良かった点を2つ挙げてみたいと思います。

先ずは1つ目。
女性キャラクターの可愛さ。

アニメや漫画の感想に於いて、折に触れては「○○は可愛い」と言いまくっている僕。
このブログの記事をいくつか読んで下さっている方であれば「またか」とうんざりされるかもしれませんが、今回も可愛かったと言わせてもらいます。

というのも、これ、僕にとっては少しだけ深い意味合いがあるからです。
単純に見た目だけをとって可愛いと評することもあるんですが、そうじゃないことも多いんです。
仕草とか言葉遣い、性格など作品の中身を通してキャラクターを見る事で「可愛いな」と思えて来る事が往々にしてあります。
アニメの場合は、担当声優さんの声や喋り方によっても左右されるんですが。
見た目だけじゃない内なる部分まで含めての感想なんです。

「物語シリーズ」で言えば、そうですね。
見た目で言えば八九寺真宵を筆頭に撫子、火憐あたりが好きです。
最近のシリーズ(TVシリーズ最新作の「終物語」)では、老倉育とかも良かったかな。
コンタクトにした後の羽川も好き。
これが中身まで含めると、真宵一択になってしまうかもしれません。
早い話、羽川とか忍(キスショット)を「可愛い」と思った事って無いんです。

眼鏡属性も無いし(寧ろ眼鏡嫌い)、人外属性も無い。
見た目も設定も無い無い尽くしで、性格等々に関しても特に琴線に触れる事も無かったんですね。
そんな僕が初めてと言っても過言では無く、この2人を可愛いと思ってしまったのです。

羽川は登場シーンが1つしかありませんでしたので、言うまでも無くその唯一のシーンでやられました。
パンツを見られてからの一連のリアクションが…ね。
頬を赤らめた表情とぴょんぴょこした動き。
パンツを見られた事に怒る訳でも無く、スカートの「防護力」の低さを嘆くという恥ずかしさの紛らわせ方。
退場の仕方も可愛らしく、自然とありゃりゃぎ君と友達になってしまう手際の良さといい。
「ああ、ヤバいな」…と。
眼鏡属性が無いのに、眼鏡っ子を可愛いと思ってしまった事が僕にとってどれだけ大事件か…。

そんで忍…というかキスショットと呼んだ方がまだ相応しいのでしょうか。
暦の血だけでは足りずロリっ子になったキスショット。
今の髪の長いバージョンよりずっと良かった。
この位の髪の長さの方が見た目的に良い。

中身に関しては、”今”と大きな違いは感じなかったのですが、ここに来てようやく阿良々木君との”関係”を知れたからでしょうか。
彼への恩義とでもいうのかな。
そういう内面の部分を知れたので、阿良々木君に頭なでなでされてるシーンとか凄く良かったんですよね。
なでなでされて、本当に嬉しかったんじゃないかなと想像出来て。
言葉では「自分が上」と言いつつも、させてることはどちらかといえば真逆。
(普通目上の者に対して頭をなでたりはしませんので)
子犬がご主人様に可愛がられて、尻尾をぶんぶん振ってるような。
そういう可愛さを感じました。
それだけ死の淵を救ってくれた阿良々木君に思う所があったのだろうな〜。

これが2点目。
地下鉄駅プラットフォームでの衝撃過ぎる邂逅。
キャスト陣の熱演もさることながら、阿良々木君の決断シーンが凄かった。

自己犠牲という言葉が可愛く思える位の自己犠牲。
出会ったばかり。
しかも人ですら無い。
助ければ、それは自分の死を意味する。
彼が作中で言っていましたけれど、これだけの要素が揃っているのですから、普通は逃げます。
逃げまどいます。
必死こいて逃げるのは必至。
だから逃げてるシーンの絵の迫力は、阿良々木君の心情を的確に表したようなすんごい絵でした。

それなのに、彼は思い止まって、思い詰めて、思い直す。
キスショットの死にたくないという泣き叫ぶ声が心を揺さぶったのかな。
この部分で「おおぅ」と唸りそうになったのが、バックで赤ん坊の泣き声を流してたトコ。
僕はあれ、産声と解釈しました。
死に直面し、生に縋りつこうとする「終わりの泣き声」と生れ落ち、これから生を謳歌しようとする「始まりの泣き声」。
相反する泣き声を同時に流して、揺れる阿良々木君の心情を音で表現されていた。
そう捉えられたので、余計に阿良々木君の決断が凄く映ったのですよ。

これはキスショットも心揺さぶられるっしょ。
阿良々木君に頭なでなでされて、尻尾を振って「ご主人大好き」となっても仕方ない。

逃げ惑っているシーンの作画。
そして、産声(赤ん坊の泣き声)をキスショットの泣き声に重ねるという演出。
この2点で阿良々木君の葛藤を存分に映像に落とし込んでいたと思います。

終わりに

忍野が居なくなってから主菜が無くなってしまったかのような喪失感を持ちつつシリーズを見て来たので、彼の”復帰”はかなり嬉しいのですよね。
なので、個人的には彼の活躍を楽しみにしつつ、繰り返すようですが「化物語」のスタートにどう着地するのかに着目して鑑賞を続けていきます。

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