「ワンダヴィジョン」第6話~第9話感想

この記事は

「ワンダヴィジョン」第6話から第9話の感想です。
ネタバレあります。

遂に完結

MCUフェーズ4の幕開けを飾った「ワンダヴィジョン」ですが、全9話の配信が終わりました。
今回は、6話~最終回までの感想を書いていきます。

ざっくり感想

そうはいっても感想の中心は最終回にどうしてもなってしまいますよね。
第8話にて、物語の全体像が遂に語られました。
ヘイワード長官が「証拠映像」として見せた映像は、恣意的に編集されていたものだったのですね。
ワンダはヴィジョンの体を一切持ち帰らずに、傷心の中ウエストビューへ赴き、2人で買っていた土地で悲しみのままパワーを奮ってしまったと…。

そして、そこに至るまでの彼女の悲しみ、大切な家族、愛する人を亡くしてきた痛みが描かれていました。
MCUは人間ドラマに多くの比重を掛けていますから、今回もガッツリとワンダのドラマを見せてくれました。
特に今回は「愛する者への執念」が事件の発端になっているので、そこに説得力を持たせられるか否かが大事でしたが、ここら辺は十分に感情移入出来るものでした。
シットコムへのこだわりの理由まで仕込んでくるとは思っていなかったので、この点は感嘆通り越して呆れましたw
ワンダにとって「幸せだったころの象徴」だったのね。ライター陣のこだわりが凄いw
細部まで徹底的にこだわってるからこその面白さなのだなと改めて感じた次第。

8話までで謎解きを済ませ、さぁ、アガサとの対決。

最終戦は、本当にドラマなのかいっていう圧巻のスケール。
今更な感想かもですが、事前の告知通り「映画並み」の映像でした。
ワンダってこんなに強かったのね。

ただ、やっぱり不安もあって。
以前も書きましたが、ワンダがヴィランになってしまう可能性が増してしまった感が。
アガサの魔力を奪って、スカーレット・ウィッチとして覚醒してしまったワンダは、どうしても「X-MEN」のジーンに重なってしまうんですよね。
エフェクトがダーク・フェニックスになった時にそっくりすぎて。
どうなっちゃうんでしょうね。杞憂で終わってくれるといいのですが…。

今後へのあれこれ

MCUお得意の今後の作品への種まきを纏めてみましょう。

1つ。白いヴィジョンの行方。
亡くなったヴィジョンと同一存在では無いですけれど、記憶は共有している以上、今後「第2のヴィジョン」として再登場する可能性が高いですね。
その際は、真っ先にワンダの救世主として現れてくれると信じています。

2つ。モニカの今後。
スクラル人出てきた(汗
モニカを事情聴取するからと呼びに来た時は「えっ?あなたヘイワード長官の横で、補佐的なポジションしてたよね?何故捕まってないの?というか捜査する側なの?」と疑問でいっぱいでしたが、スクラル人なら仕方ない(謎理論)
モニカはフューリーが宇宙にいるからフューリーと合流確定ですかね。
次回登場は「キャプテン・マーベル2」かな?

3つ。ポストクレジットシーンの謎。
コーヒーを飲むワンダを通り越して、奥の部屋で本を読むスカーレット・ウイッチの図は、正直「ひっ」と声に出そうなほど怖かったです。
調べてみたところ、彼女が読んでいた本はダークホールドというもの。
作中でアガサが持っていた書で、マーベルシリーズではお馴染みの重要アイテムだそう。
どうやら「平行宇宙への扉」を開くことも出来るとか…。
であるならば、ビリーとトミーの助けを求める声の出所もダークホールドの可能性が高いですが…。

3つ目こそが「Doctor Strange in the Multiverse of Madness」に直接続くシーンになりそうですね。
「もしウエストビューでワンダとヴィジョンの暮らしが続いている世界があったならば」。
この仮説が成り立つ平行宇宙が存在するならば、そこから息子2人を救おうとワンダが2つの世界を繋げてしまい、そこから大事件へと発展する…こんな感じのストーリーが妄想されるのですが…。
そうなれば、アガサの再登場もあるかもですね。

終わりに

1つのシリーズを畳んでも、こうやって未来の作品への楔を打ってくるから上手いよなぁ。
興味を惹かれたら最後。
壮大な沼に引きずり込まれちゃいますからね。

フェーズ4からの重要アイテムは、ダークホールドになるのかもですね。

最後に、「ワンダヴィジョン」の総評。
勿論、大満足でした。
今までにないミステリアスな物語に毎週引き込まれました。
面白かった!!

…にしても、ピーターには騙されたぁ。
「X-MEN」無関係かよw
折角「ダークフェニックス」以外の本編映画6本見たのにw(無駄では無かったので、良いんだけれどね)

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