「約束のネバーランド」第1巻発売を祝して、最終回を予想する

この記事は

「約束のネバーランド」 第1巻の感想記事です。
ネタバレあります。

はじめに

遂に、「約束のネバーランド」第1巻発売~~!!!
「ニセコイ」以来久々にジャンプコミックスで新シリーズを購入しました。

今回は、第1巻発売を記念致しまして、最終回を予想してみようかと思います!!(ぇ
尚、2巻以降のネタバレはしてません。
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嵌った理由

子供が無残にも殺されてしまう。
コニーの死は、漫画と言えど辛いものがありました。
初見では拒絶反応が先に立ったのは事実です。

「うわああ、こういう漫画なのか。嫌だな」と。

ただ、そんな最初の印象を上回る程2話以降が面白かったのです。

何よりも、そうですね。
登場人物が普通の人間であるという事。

異能を持っている訳でも無ければ、強大な力を秘めている訳でも無い。
僕等と何ら変わらない一般的な少年・少女達の物語だという事。

つまりは、ファンタジー部分は「鬼が居る」という世界観のみであって、登場人物にはリアリティがあるのです。

だから、僕が危惧したような展開には絶対にならないという「約束」があると知りました。

ジャンプお得意のバトルに移行する可能性は限りなくゼロに近い――。

今後GFハウスを脱出しても、彼らはこれまで同様知恵と工夫、戦略で乗り越えていくのでしょう。

それが分かっただけでも、面白く感じたのです。
ただ単純に力任せに脱獄する様を見るよりも、先が楽しみじゃあないですか。

彼らが一体どのようにしてママを欺くのか。
どうやって脱出するのか。
そして、その先には一体どういう展開が待ち受けているのか。

「普通の子供達の物語」という1つの事実が、予想すら許さない作りを約束していて、だからこそ、面白いと思えたのです。

鬼の世界は狭いのではないか

バトル漫画化しないという事から、逆算して最終回を予想します。

世界はどうなっているのか?
第7話より、農園が複数ある事が確定しています。
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各農園には、1人「ママ」と呼ばれる監視者が配置され、その「ママ」は農園の出だという事も確定と見て良いでしょう。
どのような方法で「ママ」に選出されるのかは不明ですが、「ママ」は決して鬼側ではないということ。
子供を逃すなど規則を破れば「出荷」されるのでしょうね。

さて、その「ママ」達を取り締まるのが、「グランマ」と呼ばれる人物。
恐らくですが、「ママ」達の中でも最も優秀な人材が、「グランマ」という位置に立てるのでしょう。

1人の人間が、いくら優秀とはいえ、管理出来る数には限界がある筈です。
そう考えると、この「鬼の社会」は酷く狭く感じます。
農園はそんなに多くは無いんではないでしょうか。
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今年は総じて他のプラントの実りがよくない

この「グランマ」の台詞からは、プラントの数が膨大で無い事が窺えます。
もしも、かなりの数のプラントがあれば、「最上物」がエマ達3人しかいないとは考えられません。
いくらイザベラが「ママ」として優秀だとしても…です。

つまりは、鬼の支配する領域は、然程広くは無い。
少なくとも世界全てを支配しているとは思えません。

人間社会が必ずあり、そして、抵抗をしているのではないでしょうか。

このように考えないと、バトル漫画化しないという前提を維持できないんですよね…。
鬼に世界が支配されていると考えると、知恵だけで子供達が逃げ延びる未来を思い描けないんです。
いくらフィクションでも流石に無理が過ぎるなと。
よっぽど鬼が弱いんなら別ですけれど。

物語のゴール

根拠としては弱いですし、他に証拠を挙げられません。
が、こう考えるとこの先の展開も少しは予想出来てきます。

先ずは、農園からの脱獄ですね。
脱獄すると、即、鬼の支配する世界となると、瞬間ゲームオーバーになる。
かといって、人間社会に隣接してるとも思えない。

誰も居ない、何も無い、荒廃した世界が広がっている可能性が高い。

ただし、車で移動できる距離に鬼達が居る筈なので、その鬼達と文字通り「鬼ごっこ」が始まるのではないか。
「約束のネバーランド」を目指して。

少しだけ2巻以降のネタバレをしますと、外の社会に味方が居る可能性が浮上します。
その「味方」が本当に存在し、居場所も分かったのだとしたら…。

味方の待つ地、つまりは、鬼に抵抗する人間社会。
そこがその味方と約束したネバーランドなのかなと。

この物語は、そのネバーランドまでの鬼との鬼ごっこを描いていくのではないでしょうか。

終わりに

ところで、認識番号なのですが、エマ達GFの子供達は総じて、末尾が「94」となっているのには意味があるのでしょうか?
最初はプラントの識別番号なのかなとも思ったのですが、違うっぽいですし。
イザベラは異なるので、なんかしら意味がある気がしますね。
キャラ紹介でわざわざNo.を表記してたりしますし。

このあたりも謎解きがあるのかもしれませんね。

兎も角、先の読めないワクワクの物語に、この先も浸っていきたいなと思います。

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