少年漫画に於けるエロ表現の意図に関する持論

この記事は

少年漫画とエロについての持論。

天才だった

制限があるからこそ、こういう発想が生まれるのだろう。
「ゆらぎ荘の幽奈さん」が話題になってます。

センターカラーで掲載された「幽奈さん」。
表紙にはカラーで幽奈が温泉に浮かんで、「極楽ですぅ」と艶めかしい表情を浮かべている姿が描かれていました。
その裏には、2色カラーで1ページ漫画を掲載。
こゆずが今話題のタピオカを1粒ずつお皿に垂らして、「豪華料理っぽい」と楽しんでいるシーンが。
で、この1枚を光に透かして見ると、ちょうど表紙の幽奈の胸と裏側のタピオカが重なって見える…という手法。

電子版で購読してる僕にはネットしてなければ、知り得なかった「技法」ですね。
発見した人も発見した人だけれど、考えた方も凄いな(笑
よくもまぁ、こんなくだらないことを思いついて、実行したものだと(誉め言葉

んでさ、これに目くじら立ててる人。
別にこういうのを汚らわしいと思うだけなら別だけれど、ほっといてくれませんかね。
自身の嫌悪からの発言ならまだしも、「子供に悪影響だから」と声高に主張するのは特に辞めて欲しい。
少年漫画からエロが消える方が、子供にとって悪影響だと考えるから。

少年漫画に於けるエロ表現の意図

少年漫画には、少年漫画なりのエロを扱う意味があると僕は思っているんです。
子供とはいえ、男子は立派な狼。
頭の中は、えっちなことに興味津々なのです。

学校では、女子のスカートをめくり。
放課後には、河川敷へエロ本を探しに行く。
下ネタで盛り上がっては、女子からドン引かれる。
好きな遊びはお医者さんごっこ。

そんな低俗で下品な生き物が、健全な男子なのです。
どうしようもない生き物なのですよ。

男子の全てが、こうだとは言いません。
けれど、大なり小なりこんなもんです。
真面目くんも硬派な不良くんも一皮剥けば、大して変わりません。

そんな男子の性欲のはけ口は何か?
拾ったり、立ち読みするエロ本。
兄ちゃんがベット下に隠してるAV。
最近の子は、スマホで動画とか写真とか漁ることの方が多いのかな?

兎に角、なんらかの手段で日々劣情を発散してるわけで。
そのうちの1つに少年漫画も含まれるんですよ。

僕の体験談で言えば、「コミックボンボン」がそうでした。
あの雑誌は小学生の僕には大変刺激の強い児童誌でしたね。
「コロコロコミック」のライバルだった「コミックボンボン」には、えちえちな漫画が多数載ってました。
未だに記憶に残ってるのは、「元祖温泉ガッパドンバ」。
児童・幼年誌なのに、女の子のフルヌードを毎回のように出してました。

乳首なんて当たり前のように描かれてましたよね。
当時はゴールデンタイムのドラマやバラエティで半裸の女性(完全にバストを露出した状態)が平然と流されていた時代です。
それに比べれば「絵」で「この程度」の表現は、自主規制すら不要だったのかなと。

「コロコロコミック」でも、例えば「ドラえもん」のしずちゃんもそうですね。
藤子F先生は「エスパー魔美」でも女性の胸を描いてましたし、これを出版社側が意図してたかは不明ですが、個人的には劣情の発散に一役買ってたんですよね。

発散といっても、精通前なので見ただけで満足してたというレベルですけれど。
親に隠れてこそこそとちょっとえっちな漫画を読んで、それで満足しちゃう。
一部を除けば、子供なんてそんなものでしょ。

子供の欲求というのは、本人にはなかなか抑えが効かないんですよ。
それでいて、かなり強い。
少年が持つ性について知りたいという欲求、好奇心は、日々適度にガス抜きが必要なのかなと思う訳です。
その役目の一助となっているのが、少年漫画であるというのが僕の持論。

終わりに

というか、この程度でエロ漫画雑誌って…。
「ジャンプ」の歴史で「幽奈さん」のエロ度って「奴は四天王の中でも最弱」ってキョウアークさんに小馬鹿にされるレベルですよ。
桂正和御大を頂点に、上には上がいるんですけれどね。
「月ジャン」まで含めると、今怒ってる人たちは卒倒しちゃうんじゃないかな。

表現としては、昔と比べて、かなり規制されてきてるのは事実。
これ以上の規制は、マイナスでしかないと思う。
確証も無く、持論を支えるデータすら無いので、一個人の空論に過ぎないのかもしれない。
それでも、ガス抜きとしての少年漫画のエロの需要はまだまだあると思うのです。

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