【俺ガイル】「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」第14.5巻感想

この記事は

「俺ガイル」新作短編集14.5巻の感想です。
ネタバレありますよ。

はじめに

久々の短編集。
最終巻のあとがきで、短編集出るかもとありましたが、マジで出るとは思っていなかったので、存外に嬉しかった。
しかも、僕の大好きないろはすが表紙にドーン。
小町も一緒に描かれていて、「年下コンビメイン」という煽り。
これを期待するなと言う方がどうかしてるぜ。

ということで、早速読んだ感想を。

いつもいつでも比企谷小町はお義姉ちゃんが欲しい。

ごみぃちゃん呼び、ほんと好き。
愛を感じるよね、愛を。
小町が深く深く八幡を想っていることが内包されている呼称だよね。

1期のBD-BOX(アンコールプレス版)の特典と言うことで、割と初期の頃の一幕。
そういえばこの頃の小町は、気を利かせて消えてたりしていたなと。
八幡が頼んでもいないので、気を利かせたというより、己の欲に忠実であったという方が適切かw

なんにせよ、どうやっても兄を貰って欲しい小町の心境が表れていた一遍。
オチに使われた平塚先生に涙を誘われましたが、楽しく読めました。

それでも、比企谷小町はお義姉ちゃんを諦めない。

続いても同BD-BOX特典ということで、対になっていました。
対…なのか????
時系列的には、雪乃とくっつけようとした前回に対して、もう1人のヒロインの結衣の後ということで、「対」という言葉は相応しいとは思うものの、基本的には作中のヒロインズ総当たり的な形なので、ちょっと違うのか…⁉

それは横に置いといて、このお話の見どころは、当然小町の独白。
小町じゃないと見逃がしちゃう八幡の良いところに信頼感を寄せているからこそ、「そんなに心配してない」になるのかなと。
「もしかしたら」とか「奇特な方」とか「確率的には低いけれど」と換言できる言い回しをしつつも、「深く心配しているわけではない」のは、見る人が見れば兄の良さは分かってくれるという絶対的な自信があるからなのでしょう。

やはり小町のブラコン具合が見て取れる掌編で、よきかな。

そして、祭りは終わり、また新しい祭りが始まる。

戸部の扱いに泣けてくる。
それでもめげない、へこたれない戸部、強いぞ戸部、憧れないぞ戸部。
…ちょっとガチでカワイソすぎるので、戸部の救済エピソードを読んでみたくなったぞw

さておきまして、このノリ懐かしい。
コメディ全開の時の会話劇は、本当いつ読んでも面白すぎる。
全員がボケとツッコミを出来てしまうオール笑い飯スタイル。
お米ちゃんもいるから完璧だね。

中盤のアイドルゆいぽんとゆきのんの下りは、可愛いわ笑えるわで腹が捩じれて大変なところで、僕の大好きないろはと小町の絡みが来て、また腹が捩れるという大惨事。
天丼よろしく「お姉ちゃんとお呼びしても?」からの「なにいってんだこいつ」までのキレイな流れは、何度でも笑える。
この2人の掛け合いが大好きすぎる。

いろはすは気づいてないかもですが、素の自分を初対面の小町(この時も、初対面時から日が経ってない)に魅せちゃってる時点で、大分気を許しちゃってるんですよね。
ほぼほぼ最初から打ち解けてるからこそ、遠慮のない掛け合いでも微笑ましく読めちゃう。
実に相性ピッタリの2人なのだと思う。

さりげなく、なにげなく、一色いろはは未来を紡ぐ。

あ~、可愛い。
最高に可愛いぜ、いろはす。

感想?
他に感想いります?
いや、要らないね。
いろはすが可愛い。
それ以上でも、それ以下でもない。
そんな短編。

で、この続きがいますぐ読めるのはご存じですかご存じですね。

原材料、自然。生産者、自然。い・ろ・は・す のように、一色いろははいつだって自然のまま。…

遂に彼女と別れたらOKですよと八幡受け入れ準備完了宣言しちゃってるいろはす、ガチでメインヒロイン。
こちらもいつか短編集に収録してくださいね、お願いしますね。

けれど、きっと彼女たちもまちがい続ける。

くどいようだけれど、いろはすと小町の掛け合いが好きすぎます。
「やめてやめておいやめろお米」からの怒涛の如く続く2人の掛け合い漫才が最高すぎでは。
普段はからかう側のいろはすが、手玉に取られてるのが面白いし、素で赤くなっちゃう姿もキュート。
小町のSっ気たっぷりの言い回しもツボにはまりまくるし、繰り返すようですが、2人の漫才は無限に見てられる。

結局のところ八幡たちが卒業しても、奉仕部の部室は、2人が賑やかしていくんだろうなと言う未来が想像できただけで、とても素晴らしい書下ろしでした。

ところでさ、八幡と雪乃って付き合ってたのね。
14巻の感想の時は、付き合ってないのではと確か書いて、実際そのように考えていたのですけれど…。
よもやこんな形で明言されてしまうとは。
個人的には、いろはすや結衣と結ばれて欲しかった気持ちが強すぎて、夢を見ていたかったのでしょう。
あれを読んでどうして付き合ってないという選択肢が浮かぶんだ読解力無さすぎだろぷぷと失笑されても仕方ないけれど、推しを前にするとどうしても頭がパァになるのは僕の悪い癖。

明言されちまったものは仕方あるめぇ。
いろはすと小町の百合に期待sうわこらやめろくぁwせdrftgyふじこlp(結衣の声で脳内再生してねw)

終わりに

渡先生、ウマ娘に嵌りすぎではw

さ~て、今後の「俺ガイル」は⁉
と唐突にサザエさん風にお送りしたい気分になりましたが、どうもまだもう少し続いてくれるようで。
これは嬉しい悲鳴。

アニメ3期のイベントで発表された「結」についても展開が待ってるし、それ以外にもあるっぽい?
まだもう少しだけ彼らの物語に触れていたいので、非常に楽しみですね。

ところで、その「結」なのですけれど、単純に「完」の次だからと考えていたのですけれど、流行りのマルチエンド方式の可能性もあるのか。
「(かん)けつ」って読むのではなくて、「ゆい」と読ませて結衣ルートということもある気がしてきた。
というか、イベント行ってないので最初から「ゆい」と読ませてるのかもだけれど。
だとしたら恥ずいな。忘れてください。

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